体力のぉ~限界

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常日頃から

カイタの通う道場で偉そうに子供たちに柔道の指導のお手伝いをさせていただいてますが、今週末にある大会を前に

道場としては自主練習のような稽古が二日間ありました。


その二日目

いつものように

柔道着を纏い、子供たちの乱取りの様子を見ていると


中学三年生の元キャプテンが

ボクに乱取りの稽古を申し込んできました。


普段は小学生の練習を見ているのですが

昨夜は中学生の練習日


試合前という事もあり

イレギュラーな練習日のパターンで中学生の練習場所を借りての稽古。


昨夜の主役であるのは

当然中学生なので

稽古を申し込まれたら、小学生のコーチとして恥ずかしいと感じ

稽古を受けた訳ですが



中学生とは言え

この元キャプテンは特待生として柔道の強豪校に進学が決まっている

柔道の強い選手



稽古を受けた時に

中学の監督から

「大丈夫ですか?」

と不安な言葉をかけられたのですが

子供たちの手前断る事もできず

乱取り開始のブザーが・・・







柔道の現役時代

強い選手は組んだ瞬間にその威圧感とオーラに

その時点で素直に負けを認めたものでありましたが




よくよく考えてみたら

小学生とは乱取りもするものの

中学生とは言え

黒帯の現役選手と乱取りをするなんて

24年ぶり



この元キャプテンを組み合った瞬間

若き日の苦い記憶が甦りました。


現役選手のパワーからすれば

現役を退いて24年、42歳の親父は

防戦一方のみっともない姿


柔術は最近まで嗜んでいたので

寝技なら中学生にも自信はありましたが


立ち技は遥か遠い記憶の中で

こんな時はこんな動きをしていたという記憶からは

程遠い身体の動き

力の無さ







これぞ老い!









それを烈しく痛感した3分間でした。




3分の間に見事に投げられた技が一本

あとは必死で彼の攻撃を凌ぐのが精一杯




もし30代の半ばくらいなら

黒帯取り立ての中学生に投げられたのならと

再び身体を鍛え

それなりに柔道ができる練習を重ねるのでしょうが


この歳になって

その気力はなく



素直に老いを認め

今後は今伸び盛りのカイタを中心とした

我が道場の子供たちへのサポートに徹しようと思いました。







かつて名ボクサーだった拳キチも

現役を退き


若き才能を見つけ

その可能性に懸けた


これで

心置きなく


丹下段平










になれます。





老いた戦士の介錯人となった元キャプテンに感謝・・・






しつつも


今度は寝技で勝負したい気持ちも少し。。




週末はカイタたちの今年最初の試合です。

拳キチならぬ

柔キチのおっちゃんは畳サイドで叫びまくります!




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