奥深きルアー製作の世界①はじまり

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もうすぐ入試を控えた受験生が家にいるため、0.5日と言えども何となく浮かれ気分で「海行って来るわー」と言える雰囲気ではないこの頃。ましてや朝夕のマヅメ時間に塾の送迎が重なっていてクルマの行動も制限されている。仕方ないのでめでたい春が我が家にやって来るまでは大人しく過ごそうかと心に決めつつあるのだが。

こんな時に自宅で釣りを感じられる遊びがルアー製作だ。まだやり始めてからまともな完成品がないのだが、これが釣り同様に「うまくいかなくて面白い」のだ。

きっかけは去年の夏休み。小学生の息子が夏休みの自由研究で「ルアーを作ってブラックバスを釣りたい」と父親を泣かすようなことを言うもんだか思わずリアクションバイト!かつて自分も学生時代にバス釣りにハマった時期があり、ハンドメイドルアーも少しだけかじったことがあるため、まあ何とかなるだろうと支援することに。ネットで情報集めから材料探し、段取り指示までをやって、どうにか夏休み中に形にすることができた。



今は豊富に情報あるし、近くのホムセンや100均で道具や材料は手に入るし、昔に比べたらかなりとっつきやすくなりましたね。バルサを削ってワイヤー曲げ、下地コートにタミヤのスプレー塗装、アルミテープ貼り、トップコートまで一応の工程を体験してもらい、初めての小学生からすればなかなかの完成度に。一応ダム湖でテスト釣行にも出かけ、釣れなかったもののそれなりのアクションも出来てることを確認。後日学校で先生に褒められたと上機嫌に帰ってきた息子を見て、それで一件落着。めでたしめでたし。

…のはずだったが、自分の中ではなぜかそこからよりアクセルがかかりだし、シーバスや青物向けの物を自分向けに作り始めたのが10月頃。

最初は著名ルアーを参考に、あくまで見た目にこだわりながらいくつかのタイプを製作。




これはいけるんじゃないかとスイムテストを兼ねて海へ。自宅の風呂ではまあまあ動いたので使えるんじゃないかと思ってたら

何や?
全然飛ばんし!全然動かんし!

改めてメーカー品に付け直して投げるとまあー飛ぶ飛ぶ!そして生き物のように実に艶めかしく泳ぐ。

完全になめてました。日頃当たり前に使っているソルトルアーのメーカー技術とその進化は凄いのですね。
それまでの製作物は無かったことにし、見た目の追求は一旦取りやめ、改めてルアーのキモであるアクションをもう少し勉強することとしました。

(つづく)


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