【ツケログ】探検！八重山諸島編 4　ゴマフエと大学生

一旦宿に戻って軽い食事とシャワーを済ませ、小休止。
このまま寝てしまおうかと思ったが、体が勝手に動いて宿の外へ・・・
手にはツララ　ポルタメント７３とルアー数個。

ひと月ほど前に西表を訪れていた友人（変態バカ童貞）によると、夜になると良いサイズのマングローブジャックが釣れる、クレイジーな場所があるらしいのだ。歩いて向かう。

昼間は全く水が無く、カラカラだった流れに潮が満ちていた。
どれどれ、まずはビーフリーズ７８SPでショートキャストして狭い流れを探っていくと・・・

ガンッ！！！

とんでもない金属系バイトの後に魚が暴走してバレた。
ドラグを締めすぎていたようだ！ST４６がグニャグニャになっていた。
いったい何だったんだ。

フックがダメになってしまったのでシンキングペンシルに変える。
水面直下をテロテロしてると

バコォン！！！

今度は獲るよ！しっかりフッキングしてドラグ緩めでキャッチ。

そこそこサイズのマングローブジャック（ゴマフエダイ）をゲット。
足場が高い場所からの抜きあげもポルタメント７３で難なく。パックロッドとは思えないパワフルさだ・・・。

ルアーは変態バカ童貞がくれたブルースコードC60の琉球スペシャル！
カラーがパーチっぽくてお気に入り。

40cmクラスだったがなかなかのファイトだった。しかし一発目にバラしたやつは比べ物にならないほどだった。一体何だったのか。

一休みしていると、本島から来たというオッサンと研究で東京から来ているという大学生が声を掛けてきた。港で釣りをしているので見に来ないかと言う。

もちろん、トコトコついていった。惨劇の始まりである。

港に到着し、何やらガサゴソする大学生。さっき釣ったという良型のゴマフエを取りだした。捌くらしい。でかい包丁で。

ザクッ！あああああああ。ぶっ倒れる大学生。
ゴマフエではなく自身の太ももを裂いていた。滑ったらしい。
止血して病院へ連絡。まぁ深夜だから全然通じないし、そもそも西表には小さな診療所が一つあるのみだ。この時点で深夜１時を過ぎていた。

警察や役場の人を通じてようやく診療所へ連絡を取ることができたのだが、診療所は車は出せないので歩いて来いの一点張りである。我々は車もないし大学生は立つのも一苦労の重症。歩けるわけがない。

相当苦労して診療所の方に車を出してもらう事にに成功した。詳しくはややこしいので書けないが、とにかく西表で大怪我をするようなことは絶対にしてはダメだ。気を付けて楽しもう。

２日目につづく。