日本三大怪魚 ビワコオオナマズ




こんにちはFishmanのTakaです。











今回のターゲットは川ではなく

日本最大の湖で狙うビワコオオナマズ。








過去に川で112cmのビワコオオナマズ

は捕獲済みで「日本三大怪魚」と言われる魚を

制覇した。












…つもりだった。






流れ行く時間の中で「これじゃ自分は満足しない」

って事に、長く気付かないフリをしていた。






「俺は日本三大怪魚を釣ったんだ!」

って胸を張るためには、行動するしかないんだ。









絶対諦めない!

釣れるまで釣る!



諦めなければ勝ち試合なんだ。









そして去年から、習性や行動、時間、潮、風

全てを知るために少しづつ琵琶湖に通い始め、


「今年は絶対やってやる」

そんな意気込みで幕を開けた。







今年は5月の22日から毎週3日

(金曜日の夜から日曜日の夜まで)

琵琶湖の湖北に通っていた。




勿論怪しい日が有れば平日でも片道2時間30分

約160キロ車を走らせ、獲物を追い続けた。

毎週月曜が憂鬱で睡魔に襲われるのは

言うまでもない。







無駄な事?

無駄じゃなかった。

行ったからこそ分かった事の方が多い。








2017年6月21日(水曜日)中潮


全国的に見ても雨の地域が

多かったのではないだろうか?


梅雨に入ったと言っても関西は空梅雨で

ピーカンが続いており昨日の雨は

各地・各魚種に対して恵みの雨となったはずだ。









そんな平日の朝、二日酔いで目覚め仕事に行く。

だが勿論仕事にならない。

朝からずっと…






雨雲レーダーとにらめっこしてるのだから。







間違いなくチャンスだ!

平日だけど行かないと後悔する。きっと…。





(前回の釣行後、カルコン400のメンテ、

オイルUPは完了している。)



いつだって行ける!準備は万端だ!



後輩も誘ってみたら、「行きましょう」と言う回答で、

心強い。





時刻は19時、後輩を乗せた車を出発させる。

道中の車内は期待で会話が弾む。まあ毎回だけど。


(今回は出発も遅く、時間は少ないのだが、

腹が減って死にそうだったので

コンビニでカップラーメンを食べた。

なぜおにぎりでなく、時間の掛かる

カップメンを食べたのかは今でもわからない。)

(途中、腹痛に襲われてコンビニへも行った。)






そんなこんなで、到着したのは21時50分頃

だったと思う。




既に数名の方が釣りをしていて、その中へ

邪魔にならないよう十分距離を取って溶け込む。






見慣れた景色と匂い。






だが水の色が少し違った。






荒れた濁りでは無く雨の濁り。





雰囲気は申し分ない。



持ち込んだロッドはFishmanのVENDAVAL8.9M。



期待を胸いっぱいにキャスト。

カルコンをメンテしていたせいで飛距離が出ず

5投程調整しながら投げた。




そして次の一投。めいいっぱい振り切った。






「ッッッッ    パチン!!」


「あぁ…やっぱ下手なんだよなぁ…」




後輩が「アニキ…ヤッタっすね(^^)(笑)」って(笑)

「うんやった(^^)(笑)」



そんな自分にイラッとしたが、気を取り直し

40lbのリーダーを結び直していると

後輩もこちらへ来た。





僕「ん?やった(゜゜)?」

後輩「うん!やった(^^)(笑)」って爆笑。

楽しい(笑)




時刻は22時20分

僕が先に結び終えてカルコンの調整をして

目の前のポイントへ戻り1投目。

良い感じのウィード感が手元に来る。

途中でウィードから抜ける感覚が有り、

手前までリトリーブしたが反応が無く、再びキャスト。



良い感じに飛距離が出るようになってきた。

80m程飛んだだろうか?

相変わらずウィードのラインに突入し、残り約40~50程度。





そろそろウィードを抜ける頃だなと思ったその時。

手元に電撃が走る。





「ドンッゴゴゴン!!」




バットでキッチリ合わせる!っと同時に




「ギィーーーーーバチバチバチ!」





ドラグサウンドが暗闇に響き渡る。




「ぬぁッ!!重いッ!!」



(カルコン400はHG化 ドラグ2kgUP エキサイトドラグサウンド移植)




「来っったぁぁ!!!!!」

「絶対ビワナマやで!!!!」






(余談ではあるが、実は二週目に本命らしきモノをバラシていたが、アタリがそっくりだった。)



スピードこそ無いが、ジリジリとドラグが出ていき

15m程出たところでペースが落ちたので、

追い合わせを入れ反撃開始。



綺麗なベントカーブを描くロッド

…を見ている余裕なんて一切なかった。


ただ、オープンなので無理はせず

じわりじわりと、魚との距離を詰める。




手前まで来てライトで確認する。

モンスターを狙っていて最も興奮する瞬間だ。





「頼むビワナマであってくれ!」



そして、黒く不気味な水底から白く長いモノが浮いてくる。



この瞬間をずっと夢見ていた。




おもわず興奮を抑えきれず、叫んだ。






「ぅわっ!

ビワナマやぁ!!!!」












ハンドランディングは不可だった為、

仕方なくフィッシュグリップでキャッチ。



と同時に、後輩が


「OK?OK??ッよっしゃーーーーー!!」

って。喜んでくれたのは

いつまでも忘れない。








勿論僕も冷静にはなれない。




















遂にやった。











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来るのが嫌な日もあった。

体調が悪い日も。

バラシて涙をのんだ日も。


…でも、どんな日でもこいつをずっと探してた。

ずっとこいつの事を考えてた。

いや、こいつの事しか頭になかった。






大袈裟だってバカにされても構わない。



自分にとっては大きな一歩。

後輩が写真を撮ってくれて、勿論蘇生も十分し

自分で動けるようになったところでリリース。






「ありがとう。

本当にありがとう。」







継続は力なり。

本当にそう思える価値の大きい大きい一匹でした。


改めて…











「日本三大怪魚制覇!!!!」










以下、文中にあった「※」印の件です。

以前の記事にもありますが、タックルハウスの二宮さんが何気なくいった一言が僕の心に残っていたので紹介します。



2015年だったかな?
最後のアカメ釣り大会の時タバコを吸いに行くと二宮さんがおられました。その時僕が「今回は誰が釣るんでしょうねぇ?」なんて話してると、二宮さんは「この魚は腕だけじゃ取れない魚だよね。運もなきゃダメだなぁ…でも一匹釣る瞬間は道中で混んでいて到着が遅くなったとか、車がパンクしたとか、そんな些細な事でストーリーは始まっているかもしれないね」っておっしゃっていました。
それ以来二宮さんの事が好きすぎてたまらないです(笑)

そしてそのアカメ釣り大会は仲間が優勝した。
その後皆で飲んだ。楽しかった。
またみんなでバカやりたいなぁ。



「※」はそんな些細なことだったのかなぁ…なんて思うんです。



また今年も夏が始まるんだなぁと思うとワクワクする反面、どこか寂しくも思う。










最後の最後まで読んで頂きありがとうございました。


Fishman Taka


 

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