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房州平鱸~メモリアルフィッシュ~

  • ジャンル:釣行記
このタイミングを10ヶ月以上待った。


あの魚が群となり、鰯と共にシャローに差してくるタイミング。





千葉県某磯




気圧や風などの天気、潮位、そして黒潮。ベストではないがギリギリ行けそう。


予想より風が強く、雨まで降り出した。まだ潮位が高いので30分ほど波観察。

以前気圧が低い時、予想以上に潮位が下がらず断念した事2回。

風が少し弱まり始め、霧も出始めて、今日もダメかと諦めかけた頃、目安の瀬が現れ始めた。

ゆっくり足元を確かめながら歩を進め、立ち位置に向かう。

たまに5~10cmぐらいのベイトが波間に見え、同時に期待感が増してきた。

満を持して投げ始める。

前シーズン、83cmを頭に6本のヒラスズキをあげることができた鉄板のスリットを打ち続けるも不発。

『今日も空振りか&hellip;&hellip;』

と諦め始めた頃、ふと、実績が無く普段狙わない隣のブレイクが気になり、なんとなく投げた一投目、「カツッ」とバイト。

さらにもう一度投げると「ドスッ」と竿に重みがのった。

根の向こう側に行こうとする相手をブランクの力で強引に浮かせ、主導権を奪う。

さらに鰓洗いを凌いだところで強引に寄せ、波でズリあげた。



久々のヒラ。

手早く締めてストリンガーに繋ぎ、次の魚を狙う。

数投目にまたしてもバイト。

瞬間にアワせるとドラグが滑り始める。

重い首振り、さっきの魚より明らかにデカい。

強烈な突っ込みに耐え、一瞬浮いた魚体を一気にズリあげる。



70オーバーのヒラ。

(後にこの魚は某変態クラブのたわら氏へ贈呈)


さらに立て続けに竿が絞り込まれ、ドラグが悲鳴をあげ一気にラインが出されていく。

そして首を振ったと思った瞬間「フッ&hellip;」と軽くなった。



『やっちまった&hellip;&hellip;&hellip;』



両膝から崩れ、しばらく呆然としていた。

『群でいるならまだチャンスは有るはず&hellip;』

疲弊した体を起こし、キャストを続ける。

数投目に再びバイト。

この魚もまた強烈に根の際を疾走。サイズは60cmぐらい。

(後にこの魚は某変態クラブのじょべ氏に贈呈)

ここでルアーのレンジを変えてみる。

波間に漂わせる様にスローに引いていく。

根の際に差し掛かった瞬間「ドスッ」とバイト。

強烈な突っ込みに何とか耐え、竿の力で魚体を浮かせにかかる。

「ズババババッ&hellip;&hellip;&hellip;!」

暗闇で重い鰓荒いを繰り返す黒い影。

掛かりは完璧、寄せ波に乗せてズリあげようとするが重くてあがらない。

慎重にズリあげ易そうな場所まで誘導する。

竿を信じて一気にあげる。






ヒラスズキを追いかけ続け苦節三年、通い込んだ房総の磯で、ようやく90cmの壁を越える事ができた。


この後、60cmちょいを2本と55cmを 1本追加し、当たらなくなったところで磯を後にした。


しかし、ここにはまだ、途轍もないバケモノ級がいる。

果たして後数回のチャンスでモノにできるか&hellip;&hellip;&hellip;。






〈タックル〉
ロッド:UFMウエダ CPS112EX LTD
リール:DAIWAセルテート3012H
ライン:東レシーバスPEパワーゲーム1.5号
リーダー:東レ銀鱗5号




 

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