子どもの頃の遠足や旅行前夜のドキドキ。



誰もがそんな経験があるのではないでしょうか。



大人になった今でもそんな気持ちを思い出させてくれる『釣り』という趣味。



月に数回しか行けないとなると尚更である。



一週間の労働を終え、片道100Km以上の道を通い、疲れも忘れて没頭する。



自然の中に身を置き、対峙しているだけで日頃のストレスが洗われていく。





そんな少年時代のようなワクワクした気持ちで二週間ぶりに出撃してきました！



メンバーは前回と同じ、子ども心を忘れない3人。



釣りや仕事の話でワイワイしながら高速を走らせ、日付けが変わった頃福井入り。



現地は天気予報通りの雨！



川は雨量に反してそれ程水位の増加はないが、徐々に濁りが強くなっていく。



準備を済ませ、前回ランカーを釣ったポイントからスタート。



LDSやストリームデーモン、前回のヒットルアーであるK2R122などで探っていく。



しばらく打ち続けるが反応がないため移動。



大雨と共に雷が鳴り始める。



雨はどれだけ降っても平気だが雷はダメ！



時折鳴り響く雷に怯えながらも鳴り止む合間を縫って川に浸かる。



一箇所づつ丁寧に打っていくが反応は得られず。



魚を探し出せずナイトゲームは撃沈。



朝マズメにかける。





休憩を挟み明るくなり始めた頃、今年の好調ポイントへ入る。



このポイントではいつも迷わずトップ系のルアーを選択。



九頭竜に通い始め、気がつけば水面を割るバイトの虜に。



リバー特有の流れの中の釣り。



その流れを読み、狙ったピンで水面が爆発する。



最高に興奮する瞬間である。



そのシーンを演出してくれるのがLDSやBMCといったドリフトに特化したルアー。



他のフローティングミノーでもやれないことはないがこれらのルアーが持つポテンシャルは秀逸である。



汎用性は無い。



だがその汎用性の無い独特なクセが堪らなく良い。



今の釣り業界において、汎用性を求めたルアーは溢れかえっている。



オールマイティーに使えるルアーはもちろん優秀である。



初めてのポイントや広く魚を探りたい時には有効なのは間違いないがイマイチ個性が弱い。



そんな中ジャークだったりドリフトだったり、何かに特化した個性的なルアー。



番人受けはしないがシチュエーションにマッチした時非常に強い武器になる。



他のルアーでは取って代わることのできない存在であり、何より使っているだけで楽しい。



もちろん何かに特化したルアーだけでシーバスを攻略出来るほど釣りは甘くない。



シチュエーションに応じて使い分けることが重要だと思う。



この日もLDSやBMCで攻める。



立ち位置を変えたり、ドリフトさせるコースを変えるなどあの手この手を尽くす。



渋い状況で何度も助けられたLDSとBMC。



散々述べたわりにこの日トップは不発！笑



トップに見切りを付け、レンジを変えるためエアオグルにチェンジ。



このルアーも独特なフォルムとアクションを持つ。



橋脚周りを流れに乗せてボトムまで沈め、リフト＆フォールさせるとヒット！



同行者にランディングしてもらい無事キャッチ。






ヒットルアー:エアオグル85S＋（ノースクラフト×エクリプス）



頭でっかちな綺麗な個体。



サイズは70弱。





ガッツリ♪



この程度のサイズはモンストで瞬殺です。





この後、大雨と共に雷が鳴り始めたので待機がてらポイントを移動。



雨も小雨になりいつもは入らないポイントへエントリー。



実績が無いポイントのためモチベーションが上がらない。



そんな中、同行者にヒット！



足元まで寄せたところで根に巻かれフックアウト。



魚がいることが分かり一気に気合いが入る。



ルアーをフランキーに変え流し始めるとすぐにヒット！



エラ洗い一発でサヨナラ。。。



気を取り直してキャストすると連続ヒット！



・・・からのサヨナラ‼︎‼︎



下手くそっ‼︎



続いてすぐさま横で同行者にヒット！



今度は無事70弱のシーバスをキャッチ！



負けてられんと思い強気のペニーサックMOKKA投入！



流れに乗せU字ターンの頂点に差し掛かったところでペニーサックが引ったくられる。



掛かりが浅いのを確認したのでクラッチを切りつつ慎重にファイト。



足元の根に気をつけ無事キャッチ！






ヒットルアー:ペニーサックMOKKA（ハルシオンシステム）



※ルアーはキャッチ時に外れ、撮影のために置いております。



サイズはまた70弱。



場が荒れたのかこの魚を機に反応が無くなる。



トップからボトムまでルアーをローテーションさせて探るがカスリもしない。



これだから釣りは面白い。




日が照り始め、暑くなってきたのと疲れもありここで納竿。



今ひとつサイズに恵まれませんでしたが新規開拓ができ、満足のいく釣行となった。




よそ者ではあるがこの川が10年、20年、子ども達や孫の代までシーバスを初め、鮎やサクラマスの遡上が続く美しい川であることを切に願う。



そして子ども心を忘れてしまった大人達に少しでも多くこのワクワクを体験してもらいたい。



今日も遊んでくれた川と魚、そして気の合う仲間たちに感謝。









【使用タックル】
ロッド: セブンセンス モンスターストリーム892（ジークラフト）
リール: エクスセンスDC（シマノ）
ライン: G-soul スーパージグマンX4 2号（よつあみ）
リーダー: バリバス シーバスショックリーダー25lb（モーリス）