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▼ シーバス用スピニングリールの話
- ジャンル:日記/一般
暇なんで、今日はスピニングリールの話でもしようかと思います。
最近はベイトリールばっかり使ってますが、現実的な話をするとナイトゲームでシーバスやるならスピニングのが向いてます。散々ベイト使い倒した挙句、たどり着いた答えは、どう考えてもスピニングのがシーバスには向いてるというのが自分の答えでした。
なので今日はスピニングリールの話をしようと思いました。
えーと、スピニングリールを使う場合、最初に問題になるのが、ダイワ機を使うか、シマノ機を使うかです。
なんでこれが問題になるかというと、ダイワ機とシマノ機の違いとして、ダイワはS字カム方式、シマノはアルテグラ以上の機種にクロスギア方式を採用しているからです。
この駆動系の違いが結構な違いを産んできます。
まず、ダイワのS字カム方式なんですが、メリットとしては巻きが軽い事です。一方でデメリットとして上下死点のフリクションが大きく、一定の速度で巻きにくい、という点が挙げられます。部品点数が少なくすむのもメリットの一つですね。
一方シマノのクロスギア方式では逆になります。巻きが重くなる一方で、上下死点のフリクションが小さく、一定の速度で巻きやすくなります。ついでに頑丈になりますが、部品点数が多くメンテの時に泣かされます。
これはむかーしの話になるんですが、エリアトラウトではダイワ機一択といっていい状態でした。なんでエリアトラウトではダイワ機ばっかりだったかというと、エリアトラウトでは巻きの軽さが非常に重要視されてるからです。
現在でもエリアトラウトの大会なんかで、ダイワの中位機種であるルビアスを上位入賞者使ってる事が良くあるんですが、
https://www.fishing-v.jp/troutking_archive/result/tackledata.html
リンクも貼っときますが、こちらでエリアトラウトの大会上位者のタックルが見られます。これをざっと眺めると、ステラの使用者が非常に少なく、イグジスト、ヴァンキッシュ、ルビアスなんかを使ってる人が多いのが目につくと思います。
なんでステラを使う人が少ないのかというと、ステラって巻きが重いんですよ。巻きの軽さが重要な釣りにはステラって向いてないんです。ただし、エリアトラウトでも、「一定のスピードで巻いてくる」のが重要なクランクの釣りではステラは使われてます。
イグジストとルビアスが人気なのは、この二つはダイワ機のなかでも非常に巻きが軽いリールだからです。そしてシマノのヴァンキッシュ。ステラだと巻きの軽さを追及できず、ダイワ機に負けてしまう事から、シマノが世に出した「巻きが軽いクロスギアのリール」です。
一方でセルテート使ってる人が全くいない所にも注目してください。何でセルテート使う人がいないかというと、あれはダイワ機の中では巻きが重い反面で一定の速度で巻きやすく剛性が高いリールになります。特性上、エリアトラウトに向いたリールじゃないんですね。
エリアトラウトの例を出したのは、スピニングリールにおいては「巻きの軽さ」と「一定のスピードで巻いてくる能力」の間には、ある種のトレードオフが存在するって話をしたかったからです。
さてシーバスに話を戻しましょう。
シーバスにおいて重要なのは巻きの軽さでしょうか?それとも一定のスピードで巻いてくる能力でしょうか?
まず問題になるのがここです。
巻の軽さは軽量ルアーや抵抗の少ないルアー(シンペンなんか)を扱う場合には是非とも欲しい能力です。
一方でシーバスのナイトゲームでは「一定の速度で巻いてくる能力」は非常に重要です。なぜなら基本的にシーバスって巻物の釣りだからです。
ここは考える時間です。
先にも申し上げた通り、スピニングリールにおいて、ここにはある種のトレードオフが存在するんです。
完璧なスピニングリールというのは残念ですが存在しません。
どうしても「巻きが軽くて一定の速度で巻きやすいリール」が欲しい場合、ベイトリール使った方がよくなります。シーバスでベイトリール使う数少ないメリットが実はここにあります。
ステラは巻き心地は最高です。一定の速度で巻き上げる能力もピカ一です。剛性も最高クラスでしょう。しかし、巻きが重いんです。ハイギアとかにしちゃうと巻きが重くて嫌になります。ステラのハイギアでシンペンをデッドスローで巻いてると本当に嫌になります。ルアーが何してるかわからない。
ヴァンキッシュはその点で、シンペン使う時にはいいリールになるんです。とにかく巻きが軽いですから。そのかわり、ステラのような剛性が犠牲になってます。
イグジストとルビアスはとにかく巻きが軽い。ルビアスなんて巻きの軽さだけならヴァンキッシュと変わらないんじゃないかと思います。ただ、一定の速度で巻くという点ではステラに及ばないです。
セルテートはソルトでは本当にいいリールです。巻きもそこそこ軽く、一定の速度で巻け、剛性も十分。エリアトラウトでは見向きもされないリールなんですが、ソルトの世界では人気なのも頷けるソルトの万能機種って感じです。
このあたりは、アングラーさんが得意な釣りが何なのか、どんなフィールドで釣りしてるか、どんな時期に釣りしてるかによって好みがわかれる部分だと思いますので、自分の釣り、フィールド、ベイトにあったリールを選んでくださいという事で〆ときます。
最近はベイトリールばっかり使ってますが、現実的な話をするとナイトゲームでシーバスやるならスピニングのが向いてます。散々ベイト使い倒した挙句、たどり着いた答えは、どう考えてもスピニングのがシーバスには向いてるというのが自分の答えでした。
なので今日はスピニングリールの話をしようと思いました。
えーと、スピニングリールを使う場合、最初に問題になるのが、ダイワ機を使うか、シマノ機を使うかです。
なんでこれが問題になるかというと、ダイワ機とシマノ機の違いとして、ダイワはS字カム方式、シマノはアルテグラ以上の機種にクロスギア方式を採用しているからです。
この駆動系の違いが結構な違いを産んできます。
まず、ダイワのS字カム方式なんですが、メリットとしては巻きが軽い事です。一方でデメリットとして上下死点のフリクションが大きく、一定の速度で巻きにくい、という点が挙げられます。部品点数が少なくすむのもメリットの一つですね。
一方シマノのクロスギア方式では逆になります。巻きが重くなる一方で、上下死点のフリクションが小さく、一定の速度で巻きやすくなります。ついでに頑丈になりますが、部品点数が多くメンテの時に泣かされます。
これはむかーしの話になるんですが、エリアトラウトではダイワ機一択といっていい状態でした。なんでエリアトラウトではダイワ機ばっかりだったかというと、エリアトラウトでは巻きの軽さが非常に重要視されてるからです。
現在でもエリアトラウトの大会なんかで、ダイワの中位機種であるルビアスを上位入賞者使ってる事が良くあるんですが、
https://www.fishing-v.jp/troutking_archive/result/tackledata.html
リンクも貼っときますが、こちらでエリアトラウトの大会上位者のタックルが見られます。これをざっと眺めると、ステラの使用者が非常に少なく、イグジスト、ヴァンキッシュ、ルビアスなんかを使ってる人が多いのが目につくと思います。
なんでステラを使う人が少ないのかというと、ステラって巻きが重いんですよ。巻きの軽さが重要な釣りにはステラって向いてないんです。ただし、エリアトラウトでも、「一定のスピードで巻いてくる」のが重要なクランクの釣りではステラは使われてます。
イグジストとルビアスが人気なのは、この二つはダイワ機のなかでも非常に巻きが軽いリールだからです。そしてシマノのヴァンキッシュ。ステラだと巻きの軽さを追及できず、ダイワ機に負けてしまう事から、シマノが世に出した「巻きが軽いクロスギアのリール」です。
一方でセルテート使ってる人が全くいない所にも注目してください。何でセルテート使う人がいないかというと、あれはダイワ機の中では巻きが重い反面で一定の速度で巻きやすく剛性が高いリールになります。特性上、エリアトラウトに向いたリールじゃないんですね。
エリアトラウトの例を出したのは、スピニングリールにおいては「巻きの軽さ」と「一定のスピードで巻いてくる能力」の間には、ある種のトレードオフが存在するって話をしたかったからです。
さてシーバスに話を戻しましょう。
シーバスにおいて重要なのは巻きの軽さでしょうか?それとも一定のスピードで巻いてくる能力でしょうか?
まず問題になるのがここです。
巻の軽さは軽量ルアーや抵抗の少ないルアー(シンペンなんか)を扱う場合には是非とも欲しい能力です。
一方でシーバスのナイトゲームでは「一定の速度で巻いてくる能力」は非常に重要です。なぜなら基本的にシーバスって巻物の釣りだからです。
ここは考える時間です。
先にも申し上げた通り、スピニングリールにおいて、ここにはある種のトレードオフが存在するんです。
完璧なスピニングリールというのは残念ですが存在しません。
どうしても「巻きが軽くて一定の速度で巻きやすいリール」が欲しい場合、ベイトリール使った方がよくなります。シーバスでベイトリール使う数少ないメリットが実はここにあります。
ステラは巻き心地は最高です。一定の速度で巻き上げる能力もピカ一です。剛性も最高クラスでしょう。しかし、巻きが重いんです。ハイギアとかにしちゃうと巻きが重くて嫌になります。ステラのハイギアでシンペンをデッドスローで巻いてると本当に嫌になります。ルアーが何してるかわからない。
ヴァンキッシュはその点で、シンペン使う時にはいいリールになるんです。とにかく巻きが軽いですから。そのかわり、ステラのような剛性が犠牲になってます。
イグジストとルビアスはとにかく巻きが軽い。ルビアスなんて巻きの軽さだけならヴァンキッシュと変わらないんじゃないかと思います。ただ、一定の速度で巻くという点ではステラに及ばないです。
セルテートはソルトでは本当にいいリールです。巻きもそこそこ軽く、一定の速度で巻け、剛性も十分。エリアトラウトでは見向きもされないリールなんですが、ソルトの世界では人気なのも頷けるソルトの万能機種って感じです。
このあたりは、アングラーさんが得意な釣りが何なのか、どんなフィールドで釣りしてるか、どんな時期に釣りしてるかによって好みがわかれる部分だと思いますので、自分の釣り、フィールド、ベイトにあったリールを選んでくださいという事で〆ときます。
- 2020年8月6日
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