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▼ ウェーディングの注意点
先日1通のメッセージが届きました。
はい!!モテモテです!!
男性から・・・(号泣)
こんにちは、初めまして。
聞きたいことがあり、メールしました。
ご迷惑だとは思いましたがほかに聞ける方がいなかったので、面倒でしたら返信なくても大丈夫です。
質問なのですが、今年から木曽川に落ち鮎シーバスを狙いに行こうと思っています。
ポイントを探して偵察に何回か行きました。
明るい間にも3回ほど行ったのですが、自分自身こんな大きな川でのウェーディングが初めてで危険なことなどがいまいち把握できません。
よろしければ、木曽川ウェーディングの注意点を教えてもらえないでしょうか?
自分はまだシーバスを始めて2年弱で、ウェーディングも河口などで時々する程度です。
時間があるときでいいのでよろしくお願いします。
本人様にもメッセージを返しましたが
「木曽三川攻略法 」同様
最近このエリアの皆さんのブログを拝見させて頂くと、秋のハイシーズンを前に木曽三川で釣りをしてみえる方を多くみかけますのでログにさせて頂きたいと思います。
1 ライフジャケットは必ず着用しましょう。
これは基本中の基本です。
万が一転倒してもライフジャケットがあったおかげでウェーダー内に水が入らず助かったという話しはよく聞きます。
車を運転する時にシートベルトをするのと同じ感覚でいいと思います。
2 底質
木曽三川は底質がサラサラの砂のところが多くあります。
砂だと地形が変わりやすくなるので、こないだはこういう地形だったから今回もこうだという考えが通用しません。
2日前に入った時は水深50cmくらいだったポイントが水深2mなんてことがざらにあります。
後、流れの速い所に立っていると流れで足が勝手に埋まっていることがありますので、流芯を狙ってブレイクの角に立っていると埋まって深みに落ちそうになります。十分に安全なマージンをとって下さい。
3 エイ
下流はエイだらけなのは皆さんご存じだとおもいますが、中流にもエイはいます。
確かに下流に比べて少ないですが、実際に河口から20kmのポイントでエイを見たことが何回もあります。
4 潮の干満
河川の中流~上流でも潮の干満差は河口とほぼ同じだけあります。
大体、河口から10kmで四日市の潮時表から1時間遅れ、15kmで1時間半遅れ、20kmで2時間遅れです
この感覚で5kmで30分遅れだと思って頂ければいいと思います。
ですので、しっかり確認して安全なウェーディングを楽しんで下さい。
5 昼間の下見
出来れば1度昼間に下見することをおススメ致します。
やはり夜に比べると、ブレイクの位置から角度、障害物の種類、場所等々、情報量が全然違います。
6 石積み
木曽三川、特に揖斐川、木曽川には上流から下流まで様々な石積みがあり、その周辺がポイントになっていることがあります。
さっきもリンク貼りましたが、こういうポイントです。
この時はⒶとⒷに立っていますが、対岸の石積みの上に立つこともあります。皆さんもそうだと思います。
どうしても先端のヨレや反転流が見るからに美味しそうに見えるので、石積みの上にまだ水が残っている状態で先端に向かって歩いて行きがちですが非常に危険です。
理由は「苔」です。
乾いているととても苔なんて生えているようには見えませんが、上流、下流どこの石積みにも苔は生えていると思ってください。
この苔の生えている石積みは本当に危険です。
こんな50cmくらいの水深で、こんな流速でこけないよと思っていても苔が生えているので簡単にこけます。
そして下げの時に落ちた下流側の水深はどこの石積みでも最低でも3mはあります。
落ちたら最後、気付いたら伊勢湾だという気持ちでいるくらいでいいと思います。
上に水が乗っていなくても、下げなら、さっきまで水が残っていたり、雨、霧はもちろん朝露などで濡れていると、かなり滑ります。
本当に気を付けて下さい。
後、50cmも石積みの上に水が乗っているのであれば、そこは立派なポイントです。
トップから50cmまでのレンジで攻めると石積みに張り付いているアユを狙っているシーバスからの反応がかなりあります。
ですので、そこに立ってわざわざポイント潰してしまうのはもったいないです。
7 上流の天候に気を配る
今いるポイントに雨が降っていなくても上流30km50kmで大雨が降っているということがよくあります。
それに気付かずウェーディングしていると急な増水をしたり、上流から巨大な流木が流れて来たりして大変危険です。
そこで私は日本気象協会のこのサイトを参考にしています。
http://www.tenki.jp/
その中のピンポイントで過去の降雨量が載っているここを携帯に登録しています。
これは大垣市です。
http://www.tenki.jp/amedas/5/24/52581.html
他にも数カ所登録してあります。
後は各河川の水量がわかるこのサイトです。
岐阜西濃
http://www.river.go.jp/nrpc0303gDisp.do?mode=&areaCode=85&wtAreaCode=5211&itemKindCode=901&timeAxis=60
愛知尾張西部
http://www.river.go.jp/nrpc0303gDisp.do?mode=&areaCode=85&wtAreaCode=5114&itemKindCode=901&timeAxis=60
三重県北部
http://www.river.go.jp/nrpc0303gDisp.do?mode=&areaCode=85&wtAreaCode=5312&itemKindCode=901&timeAxis=60
ここから更に見たいところをクリックすると
例えばこれは木曽川左岸8.83kmです。
http://www.river.go.jp/nrpc0305gDisp.do?mode=&officeCode=21818&obsrvtnPointCode=3&timeAxis=60
こういう表が出てきます。
私は潮時表よりも、この表をみて何cmなら、どこどこのポイントに入れるな、どこどこのポイントが時合いだなということを判断します。
これも本当に便利です。
8 装備とすり足
こちらは実際に木曽三川のあるポイントです。
イメージしてみて下さい。
ナイトゲームで初めてこのポイントに行き、Ⓐからエントリーします。
葦際を下流に普通に歩いたとします。
岩につまづいて転倒ウェーダー内に水が大量に入って、速い流れに乗って・・・
上流に歩いたとします。
自転車につまづきブレイクに落ちて気付いたら・・・
本当に木曽三川ではあることです。
以前
http://www.fimosw.com/u/noedge?blog_tag_id=cw4epcrdffs2
ここでも書きましたが、木曽三川は岸から10mもすれば急にドン深になるところがほとんどです。
50cm位の水深だから大丈夫だと思ってガンガン歩いていると本当に危険です。
私は通いなれたポイントでもしているポイントでもすり足でゆっくり歩きます。
すり足はエイを避けるためだけのものではありません。
後はウェーディングステッキは必ず使用します。
私が使用するのはスキーストックです。
スキーストックなら万が一何かにつまづいてしまっても、とっさに出せば体重を支えられます。
最後はライトです。
私は一人でウェーディングしてポイントに向かう時はライトで足元を照らして行きます。
でも「足元」にして下さい。
前を照らしてしまうと魚を散らしてしまいます。
これが一番安全です。
ですが問題があります。
マナーです。
上に「一人でウェーディング」と書いてあります。
他にアングラーさんがいればライトでベイトやシーバスを散らしてしまいますし、ライトを嫌うアングラーさんもいます。
ですのでこの辺りは気を付けて頂きたいと思います。
最後になりましたが、釣りはあくまでも趣味です。
安全第一で楽しんで頂きますようお願い致します。
素晴らしいウェーディングライフを送っていきましょう。
- 2014年10月6日
- コメント(11)
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