竿のどこで投げてますか?

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皆さんお久しぶりですnascarです。

前回のログから約8ヶ月

大したネタもなくひたすら釣り釣り釣り

楽しんでます。



ルアーを投げる時

竿のどこで投げてるか意識した事ありますか?

そんなもんルアーによって変わるやろと思った貴方

こんなログを読む必要ありません


竿のどこもなにも竿で投げとるだけやろと思った貴方

読んでって下さい。





竿というものは負荷に応じて曲がるように作られているのはご存知の通りですが

一応前提として


例えば魚を掛けた時

小さな魚ならばティップしか曲がらず
大きな魚ならばバットまでひん曲がる


それと同じ事が投げる時にも起きている


軽いルアー程曲がらず
重いルアー程曲がる

スイングが遅い程曲がらず
スイングが早い程曲がる

普通の物理です




早速ですが

ポイントその1

竿が曲がっている時
「曲がり始め」の点があります。

投げるという動作においてはその点以外大して仕事をしていません


なんやそれと思う方もいると思いますが

そういうものなんです

私はその「曲がり始めの点」が竿の実有効長と言っても良いかと思ってます



例を出してみましょう

柔らかい竿であからさまに適合ウエイトを超えた重いルアーを投げる時

バットまで曲がります

もちろん飛びません

それはなぜなのか

リールからほんの少し先に「曲がり始めの点」があるから

リールから曲がり始めの点まで=竿の有効長

とするならば

竿と呼べるのか怪しいほど短い竿で投げてるのと変わらない

という事です

手で投げるのと大して変わりませんね

手で投げた方が飛ぶ可能性すらある

飛ばないのはルアー重量に対しての竿の反発力不足も原因の一つですが

そもそもそこまでのオーバーウエイトで投げる人はまずいないと思いますので

今回は考慮しないものとします



飛ぶ飛ばないの話でいくと

逆に先っぽまでガチガチの竿であからさまに適合ウエイト以下の軽いルアーを投げる場合

もちろん曲がりません

まあある程度飛びはするでしょうが・・・

満足な飛距離は出ないでしょう

それはなぜか

竿の曲がりが無いから

曲がってない竿の実有効長がもたらす遠心力のみで投げている=竿の反発力アシストを受けていない

といった所ですかね



式にするならば

曲がり始めの点×竿の曲がり具合+スイングスピード

言い換えると

竿の実有効長×ルアー重量に打ち勝つ残存反発力+ルアー初速




実有効長は絶対的なもので
反発力とスイングスピードは飛距離を後押ししてくれるもの

と言う認識です

スイングスピードが上がれば上がっただけ飛ぶのでは?と考える方も多いと思いますが

スイングスピードが上がれば竿の曲がりもどんどん大きくなり実有効長が短くなってしまうので、竿の限界を考慮して後押し要因に留めた次第です



あくまでも私が釣りしてて感じた事で構成された理論なので

間違ってるところも多々あるでしょう


違うと思う方はあなたの理論で真実を突き詰めていってください。







ポイントその2

曲がり始めの点をコントロールする

適合ルアーウエイト内で普通に竿を振った場合あれば

だいたいの竿はベリー付近が

曲がり始めの点(竿の実有効長)=ルアー重量が乗っている点

になると思うので問題ありませんが


スイングスピードを速くしていった場合


竿はどんどん曲がります

飛距離も伸びてきます


更にスイングを速くすると

竿によってはバットまで曲がり始め

飛距離が伸びなくなり


あまりにも速すぎると飛距離は落ちます


あくまでも物理的な話であって

一般的な竿を飛距離が落ち始めるほどの速度で振れる人間はなかなかいないと思いますが・・・

ベナンベナンの竿だったらあり得ない話ではないですけどね


簡単に言うなら

一瞬で竿を限界まで曲げた状態に持っていけるスイングスピードで振った

というのは

ルアーを引っ張り竿を限界まで後ろに曲げた状態から離す

竿の反発力だけでビヨーンと放ってるのと同じ

になってしまうんですね

柔らかい竿でイメージした方が分かりやすいと思います



投げると言う動作においてスイングスピードは早すぎても遅すぎてもダメ

そして我々釣り人に出来るのはスイングスピードの調整と

竿を曲げやすい投げ方、あまり曲げない投げ方の使い分け(竿の振り方)

技術的な話は感覚が大部分を占めてしまうので深くは掘り下げませんが


スイングはしっかり(加速)させる事

0からいきなり100で振り抜くと安定しませんし竿の破損に繋がります

バス投げやろくにテイクバックもせず力任せにビャン!と振っていると・・・

傷でも入っていようもんならふとした拍子にあっさり折れます

ふつうに投げてたら折れた!と言う人の大半はこのパターンだと思われます


竿の曲がりを感じつつ
出来るだけゆっくり大きく

曲がり始めの点がバット側へ移動しているのを感じながら加速させる

速度を増していく感が大切です



振り方は

竿尻とリールの間を支点とした押し出すようなキャスト(曲げやすい)

ペンデュラムキャスト(曲げにくい)

この2つを適切に使い分け、時に織り交ぜる


スイングスピードと投げ方(曲げ方)を調整して曲がり始めの点をコントロールすると

軽いルアーでもしっかり竿を曲げて投げる事ができますし

そこそこなオーバーウエイトのルアーも安全にフルキャスト出来るようになります

私はMAX3gのアジングロッドで15gの3号エギをフルで投げてます

竿にはまだ余裕あります

100g以上ある魚を抜き上げ出来るように作ってあるので当然といえば当然でしょう


メーカーは釣り人がバス投げしかできないと思っているようですね

誠に遺憾です




それは置いといて

変幻自在に点をコントロール出来るようになった時の飛距離と安定感は抜群のものとなるでしょう・・・








ここまで長々と書いておきながらなんですが

今回の内容は多くの釣り人が無意識のうちにやっているし理解している事です

しかし

これを読んで何かが変わる人も0ではないと願いたい



あなたのキャストがより良いものになりますように願いを込めて





ありがとうございました。

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