「釣り≠命」




日中の気温も暖かくなり、夜のウェーディングでも流れてくる水は温かく、魚も人も活性が高くなる季節。





そんな中、ヒヤッとする体験をしてしまった…。







自分は一昨日、釣友のあべきょ君と阿武隈川にリバーシーバスを狙いに行った。







この季節朝マズメはどんどん早い時間帯になるからと3時半に釣りを始めた。


あべきょ君は阿武隈川のエキスパート、何でも知っていて頼もしい、阿武隈川は上げが好調らしく釣れるポイントに連れて行ってもらった。




結果はあべきょ君が
6バイト3ヒット1キャッチ

自分は
5バイト4ヒット4バラシ


かなりバラしてしまったが魚からのコンタクトは上々すぎた。





夢中になって釣りをしているといつの間にか潮位が上がっていき、場所を変えようと帰る最中…








ん?確かこっちから来たよな?帰れないくらい深くなってるぞ…







最初は道を間違えたと思い、呑気に帰り道を探していたが…





潮位はみるみると上がって行く。
道は結局見つからず、自分はかなり青ざめた。







あべきょ君は
「今ならまだ泳いで間に合う、急ごう!釣りに夢中になりすぎた…」
と言い、川を泳ぐことにした。









何とか足がつく所まで辿り着けた。







泳ぐと決めた時、正直自分は泳げる人間だし筋力や運動神経にも自信があるから大丈夫。と心のどこかで思っていたが…。



川は恐ろしいものでどんなに泳いでも流されていくし、おまけにしっかり腹ベルトを締めたウェーダーにさえ水は入ってきてドンドン重くなる、ライフベストなんて気を休める程度にしか浮力を発揮しないしそもそも沢山の荷物を入れてる訳だから正直いって浮いてくれない。










本当に死ぬかと思った。






岸に着いて車で着替えてる時まで大笑いして
「危なかったわー!笑」
なんて言っていたが、今思い返すとかなり恐ろしい事だった。




もし、自分が泳げない人間だったら?

もし、自分ひとりだったら?

もし、あべきょ君のとっさの判断が無かったら?

もし、あのまま流されてしまったら…?



考えるだけで背筋が凍る。









結局あべきょ君のスマートフォンも水没してしまい、せっかく撮った良い写真も釣果写真もパーになってしまった、、、







その時強く胸に刻まれた。


「釣り=命」ではないよ。という事。




命あっての楽しい釣り、釣りでもし命を落としたら一体何人の人が悲しむ事になるのだろう。




自分を産んでくれた親、共に成長して行った弟、どんな時でも助けてくれた友人達。




自分の大好きな釣りでお世話になった人を悲しませるのなんて、嫌すぎる。





でも、おかげで「釣り」を見直す事ができた。


「自分は大丈夫!」と思っていたが。


釣りはいつでも危険と隣合わせ
当たり前の事だったが忘れていた。







これから釣りの機会が増えるシーズン、ウェーディング、磯釣り、夜釣りをする人達なんかは特に気を付けて欲しいと思う。







「釣り<命!



命を大切にして楽しい釣りをしよう!


皆さんも自分の釣りを一度見つめ直してはいかがだろうか?





以上、ログでした。






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