1匹の重みを感じた【GW遠征】




『食った!食った!食った!』





風、波、様々な条件を考慮して選択してもらった河川の最河口でそう叫んだ。






世間はGW真っ只中の5月3日、僕は鹿児島は肝属川にいた。

そう、GWを利用した県外遠征。

今回は一晩+αという限られた時間での釣行。

去年imaコスケでモニターをご一緒した、鹿児島在住 YUSUKE さんにガイドしてもらう事になった。


まず高速道路の渋滞を考慮して、長崎を早朝5時前に出発。

あまり寝てなかったが、ワクワクとドキドキですっかり目が覚めていた。

途中で結局渋滞にハマりながらもお昼前には鹿児島に到着。


高速を降りたところでYUSUKEさんと待ち合わせ。


実は初めましてじゃない2人。

去年旅行ついでに佐世保に来てもらっていた。

この時はシーズン終盤で直前までの天候も重なりノーキャッチという佐世保が悪いイメージで終わっていたので(笑)

今度は何としてもキャッチして報いたいところでした(笑)


ということで、2度目の対面ということもあり挨拶もそこそこに目的地である肝属川へ。


山奥へ連れていかれ、山を下るとそこにはあの肝属川!


ただ、YUSUKEさんは苦笑い…


そう、このタイミングを計ったかのように吹く東からの強風(笑)

河口のサンドバーに当たって白波を立てていた。


これはマズイですとYUSUKEさん。


でもまぁ突っ立ってはいられないので、昼食をササッと済ませ中流部にある堰へ。

朝から降った雨の影響か、濁りが入った感じ。

冷たい雨だったらしいですが、

ワクワクしながら鹿児島初キャスト♪

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……

………

か、風が(笑)

何とか投げていたのもつかの間、まさかの雨!

急いで一旦あがる。


すると、今回もう1人ご一緒する予定になっていた大阪の神崎さんがレンタカーを借りて向かってるとのこと。

神崎さんとは同じくコスケモニターでご一緒して、今回が初めまして。


後ろ髪を引かれながら片付けて待ち合わせ先の漁港へ。



そしてやっと3人揃った。

まずは河口部を見ながら状況の悪さと、日頃の行いが悪いのは誰かを話し合いました(クスクス)


実際に河口部に到着すると、ヒラスズキでもやるのかというような強風。

安全性を考慮して、このまま浸かるのは危険と判断。

体あってこその釣りだ。


ここで急遽隣とその隣の河川を見に行くことに。



車で走ること20分程か?


隣の河川の河口部に到着。

この時点で下げ8分といったところか。


別の河川は干潮周りだと浅すぎて釣りにならないということで、まずはここで開始することに。

ここは最河口部にサーフが隣接して、川の地形が大きく蛇行していた。

蛇行して絞れてるだけあって、思ったよりもかなり流れの押しが強い様子。

ここは時期によって形が変わるんだそう。

実際に釣りをしてみると、流れが当たってブレイクがドンドンと削れていくのか見えた。

なるほどこれは地形も変わりやすいわけだ。


まずは各自思い思いの場所についてキャスト開始!


トップからシンペン、ミノーからバイブ。

一通り通すが反応はなし。

これを繰り返しながら最河口部へとランガンしていった。


ほぼ海になる最後の蛇行ポイントでミノーを流していた時。

コンッっと待望のファーストヒット!

がっ、手応えがない。

ゴミでも拾ったかと回収すると…



フグ(クスクス)



どうやらここはフグの巣窟と化していたようだ(笑)

それでもシーバスからのコンタクトは得られない。


潮止まりを迎え、一旦集合して状況の確認。


足元のブレイクで何やらモジりがあるのを目撃していた。

ただ、この時点で僕以外の2人は魚からのコンタクトを得ていたようだ。

せっかく集まったので、日が沈んでしまう前に記念撮影でも撮ろうということで。

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偶然が繋がって出会えた奇跡。

様々なことがあって今回のコラボに繋がった。

何としても釣りたい。


潮も上げだしたので、徐々に再開。

とはいうものの、潮位は上げてきているが流れは依然として下げ方向。


狙う場所は同じ、岸際のブレイク。


少し登ると、流れが当たってえぐれている部分に反転流ができ、本流との境にくっきりと壁が出来ていた。

よく見ると反転側にハクが溜まって怯えている感じが伺えた。


ここぞと、コスケ85Fを投入。


2回ほど通すが反応はなし。


一呼吸おいて、サスケSF-75。


本流側に落とし、ハクがいるピンにリトリーブしながら流し込む。

反転側に入る瞬間に微かにトゥイッチ、からの一瞬ステイ…


その瞬間、ボトムから凄い勢いで出てくる大きく開いた口!


バシッと決まった!



『食った!食った!食った!』



数十m離れたところでまだお喋りしてた2人に声を掛ける。


ヒット距離が5mほどと近いので一気にドラグを緩める。

始めのダッシュは良かったが、サイズはないのがすぐにわかった。

そのうちに2人がニヤニヤしながら近寄ってくる(笑)


絶対にとりたい。


この状況、次があるかわからないので丁寧に扱う。

サイズの割には元気でネットを見ると反転して走っていく。


2回ほど繰り返し、無事キャッチ!!


良かったーー!!!


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サイズじゃない、サイズじゃないんです。


初鹿児島遠征、鹿児島初シーバス。


そして仲間と協力してキャッチした1匹。


2人も喜んでくれて、久しぶりに1匹の嬉しさを感じた瞬間だった。


時刻もだいたい19時頃で上げ始めというゴールデンタイム。


ゆっくりとリリース。



なんだろうこの達成感は。

このサイズでこの達成感。

これでナイスサイズだとどうなるんだ。

遠征の虜になりかけてる僕です(笑)


その後も本流、反転を狙っていくがやはり後が続かない。

日が完全に落ちて辺りは真っ暗。


また最河口部に移動していた。


暗くなったので、無駄には動かさず流れに乗せていく。

コンッ

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フグの猛攻の始まり(クスクス)

ルアーサイズ上げてもスピード変えてもフグの猛攻(クスクス)

ちょこちょこ移動しながら打ち続けるも反応はなし。

ここは見切りをつけてハク付きを探して少し離れた漁港へ。

しかし、凄い量の夜光虫。

ベイトが当たってキラキラしている。

これじゃダメだ、辺りを歩いて回るも状況がよくなかった。

そして残念ながらここでタイムアップ。


とりあえず3人でご飯を食べに行くことに。

あーでもないこーでもないとお喋りをして、神崎さんは翌日の釣行場所へ移動のためにドロン。

残ったYUSUKEさんとお喋り。


夜も更け、また秋の熊本で再開を約束し解散となった。


翌朝も1人で同じポイントへ入る。

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おはようございます(笑)

しかし、夜明け前から4時間ほど粘るも反応なしで、今回の遠征はストップフィッシング。


人間欲が出るもので、朝に一発当ててやろうと意気込んで向かったのだが…

やはり自然相手、昨夜とは全く違った表情の河川に変わっていた。

完全にお手上げ。

これだから釣りは面白い。

時間は短かったが、いい釣りができた。



最後に一言。





次はいい魚釣りに戻ってきてやる。





協力、ご一緒してくれたお2人ありがとうございました♪

また逢う日まで♪


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