【外坊主】女心とTKR

（獏枕夢）

はっきり言って，秋の雨は嫌いです。夏なら大歓迎ですが，秋は増水に頼らなくても釣れるし，増水すると状況が一変するのでかえって釣りづらいです。しかし，やっぱり増水時には一発ドカン！が無くはﾅｸﾅｸﾅｲので，結局行ってしまうワケですが。

以下，釣行記

降ったり止んだりの雨の中，川に浸かってみたら，増水と引き潮が重なって結構な流れとなっていた。川面にヨレが出たり消えたりしているが，増水前にたくさん居たベイト（イナ）が騒ぐ気配は全く無い。
ブーツから初めて1時間ほど色々流してみるが，アタリ無し。う～む、やっぱりキビシーのぅ。こーゆー状況でこうなるとワタクシ的にはもぉコレしかない。

TKR130H（トレブルフックが付いてますが，これは以前書いたODZ　Trinity SSC + CPを試して見るためですのでお許しを。で，先に使用した感想を言っちゃうと･･･シングルフックに戻します。）

とあるエキスパート様が，このTKRで川スズキを釣りまくっておられたので真似して使い出したのだが，どうも中流域の瀬のような速い流れの中で効果を発揮するようである。
よって，流れのトロイ我がホーム河川ではなかなか出番が無いのであるが，数年前に渦を巻く濁流の中から80cmオーバーを引っ張り出して来た事があり，以来ワタクシにとっては増水時の切り札的存在である。
今晩はコレを信じて投げては曳くを繰り返すことにする。

対岸のシャローでボラが跳ねたので，思い切りぶっ飛ばす。ちなみに，TKRは，ボディー前方に初期型の重いR-unitを搭載しているため，スピニングタックルで投げるとバランスを崩して失速することが結構多い。これに対して，ベイトタックルだと飛行中も適度なライン抵抗が掛かって姿勢が安定するためかバビューンとぶっ飛ぶ。

流心のヨレの向こう側に着水したTKRを曳き始めたら「ググン！」とｷﾀーｯ！
重さ的には60cm台か。強引に引き寄せたが、流れに翻弄されて取り込みにモタついてたらバレチャッタorz あ～ぁ，貴重な一尾（ﾈﾀﾄﾓｲｳ）が･･･

いや，まだチャンスはあるかもしんない。とその後も信じて投げ続けること20分くらいであったか，ヨレの脇を逆曳きしてきたTKRが「ドン！」と引き止められた。
む！さっきよりデカイ。
たいして走らないが，流れの下に潜ってなかなか浮いて来ない。強引にリフトアップしたらﾄﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞｰﾝ!と水面が爆発した。ﾋｬｯﾊｰ!
ってゆーか，ﾊﾞﾚﾙなﾊﾞﾚﾙなﾊﾞﾚﾙな･･･と慎重にやりとりしてキャッチ。

ジェロ撮りに挑戦するも失敗（なんか平べったくなっちゃったヨ、汗）

全長81cm ﾋｬｯﾊｰｯ!

うむ，流石増水スペシャルTKR。ﾖﾊﾏﾝｿﾞｸｼﾞｬ
ここで雨が強くなったので終了とした。

ところで，TKRの小型進化版のK2Rが出ましたな。
アレはなんつーか，作って欲しかったけど作らないでも欲しかった。ﾄﾞｯﾁﾔﾈﾝ!
TKRはボリュームがあるから，ある程度釣れるサイズが限定されるけど，ﾁﾁｬｺｲK2Rだとねぇ。上手いヒトが使うと，ミノーを喰わないタイプの魚をﾊﾞｶｽｶ乱獲しちゃいそうな予感が致します。

なので，

腕に覚えのある男闘呼（ｵﾄｺ）はK2RでなくてTKRを使うべし！

え？ワタクシ？