【マリア企画・開発スタッフBLOG】シーバスの季節到来！ルアーのカラー今昔vol.3 【Maria　ザ・ファースト　カラー　Ｌｉｍｉｔｅ’90　限定色】

皆さんこんにちは、シニアマイスターＮです。

今日はまず、皆さんにお詫びと訂正があります。

前回、ザ･ファーストＬｉｍｉｔｅｄ’９０は、「ＭＩ（マイワシ）・ＭＣ（マッカレル：

サバ）・ＡＹ（アユ）・ＫＳ（キス）・ＣＴ（チャートリュース：蛍光イエロー）の

５色です。」とお話しましたが、誤りがありました。

Ｌｉｍｉｔｅｄ’９０ではないのはどれでしょう？お分かりになりますか？

そうです、前回自信たっぷりにご紹介した、

ＭＩ（マイワシ）カラーが、翌’９１の発売でした。

確かに、私シニアマイスターＮが作ったカラーなのですが、間違えてし

まいました。

ここに、お詫びして訂正させて頂きます。

では、正しくは何だったのでしょう？

顔が隠れてしまっていますが、この広告画像の一番上、

ＫＮ（コノシロ）カラーが正解でした。

Ｌｉｍｉｔｅｄカラーは「シーバス専用カラー」と言うことで、シーバスのベイ

トとなる魚を模したカラーを模索しつつ、試作を繰り返しました。

ＫＮカラー、上記広告画像の写真は妙に光ってると思いませんか？

それに比べて、実物写真の方はなんかくすんだ様な～？

そうなんです。

前回もお話しましたが、当時、フィッシュライクな「光り物」のカラーを

作ろうと思えば、プラスティックボディに「メッキ」をかける以外、ありま

せんでした。中にはハンドメイドルアーと同じように、アルミ箔をキレイ

に貼ったルアーも市販されていましたが、当社が手がけるにはコスト

が掛り過ぎます。

しかしながら、「メッキ」も決して安い物ではありませんでした。

Ｌｉｍｉｔｅｄ’９０には既に、シーバスカラーの定番中の定番、「ＭＣ（マッカ　　　　

レル：サバ）」カラーへのメッキボディの採用が決まっていました。

「なるべくメッキボディを使う色を減らせ。」

と言われて、犠牲になったのがＫＮ（コノシロ）カラーでした。

上記の広告写真を撮影したときには、正式なＫＮカラーのｻﾝﾌﾟﾙが間

に合わず、「メッキ」ボディに塗装したＫＮだったと言うわけです。

このカラーも「らしさ」を出す為に、結構な色数を使っています。

コストを平均化するために、ボディを変えたり、手間の掛らないカラー

を組み入れたりと、ルアーの色決めって結構大変なんですよ。

なので、こういった色数の少ないカラーも入れたわけですが、このＣＴ

（チャートリュース：蛍光黄）カラー、発売まもなく、各地から「ﾋﾞｯｸﾞワン」

捕獲のレポートが届きました。

膨張色である蛍光イエローを使用したＣＴカラーはビッグワン攻略に有

功だったようです。（自分はどちらかと言うとＦＲＨ派でしたが。・）

さて、今回はこのくらいにして、次回はＬｉｍｉｔｅｄ’９０の残りの２色、

ＫＳ（キス）カラーとＡＹ（アユ）カラーについてお話しましょう。

それでは皆さん、また次回。

さようなら。

ｂｙシニアマイスターＮ