最後に待っていたのは劇的なドラマ!

釣行日:2011年12月13日

今年、まだやり残したことがある。そう、ランカーシーバスを獲ること…。

仕事が忙しいとか、疲れただの、眠いだの、寒いだの、そん言葉は使いたくない。
そう思い立った午後8時。
そんな決意を胸に、家族に「じゃあ行ってくる…。」と告げると、「さよなら~。シーバスいらんしベラでも釣ってきて~。」

泣きながら日本海へ向かった

久しぶりの釣りとなったが、恐らく今年最後であろうシーバスフィッシィング。
向かう場所は、今シーズン散々通うも結果を出せなかった湖へ。

先ずはウェーディングポイント。

さすがに浸かるのはヤメたが、冬の湖らしく渇水状態。
おまけに、低水温、流れ無し、ベイト無し、高い透明度。
何1つ釣れる条件が揃っていない…。

早々に切り上げ、次のポイントへ移動

頻繁に来るという、1人の先行者と話す。ここのポイントでは、12月に入ってから絶好調だったらしい。

あれだけ静寂だった先程のポイントとは違い、時折聞こえてくるシーバスのボイルと、ピチピチとベイトの音
ここでは珍しく無風であったこともあり、釣りやすいこともプラス条件

粘ること2時間…。
セイゴクラスが主であったが、そのボイル目掛けてテンポよく撃つもコンタクトなし…

今日もダメか…

はじめのポイントに戻ったが状況変わらずであったため、水深のあるポイントへ移動

物音立てずに水面へ近づき、30分やったがここでもコンタクトなし…

ホントにダメかもな…

最後の望みを託し、大きく場所移動
じゅうべぇ氏から、最近河口でたまに釣れてるらしいとの情報があったので、少しは可能性があるかも知れない

相変わらずのドシャロー。
ここでホントに釣れるのか?って毎回思う。

流れが少しあったので、橋の明暗部少し上流側から流す。
おそらくベイトのサヨリもまだ残っているだろうと、ブラボーを選択

10投目くらいだったろうか。

ググッ!

キ・キ・キタ ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

まるで暴走する暴れ馬かの如く、走る走る
エラ洗いもなかったので、まさかボラスレ?

根性で手繰り寄せ、無事ネットイン
嬉し恥ずかしのスレ掛かりだったが、何とか60UPをゲット


【 ドスンと、60UP  時合い到来かっ  】


流れが上げに変わったので、今度は下流から流すことに。
手前で一発、40クラスのボイルがあったでの、しつこくその付近を攻めてると出てくれました (o^∇^o)
予想通りの40UP


【 サクッと、40にダウン ま、こんなもんよ… 】


写真を撮ったりしてる間に、また流れが下げに変わった。
が、この狭いエリアのシーバスはもう居ないだろう…。

そんなことを考えながら放った3投目。

ドスン!

オ、オモイ…。
まさに大物のアタリ

直ぐにエラ洗い
コイではないことは確かであるっ(笑)

遂にやったか
ランカー狙いにきて、恐らくそれに近いシーバス。
自ずとロッドを持つ手に力が入る。

エラ洗いを何発もくらいながらも、必死に寄せる。
そして、いよいよランディングって時に、タモがポトっ…

う、うそだろ?

幸い、タモは船を繋いでたロープに引っ掛かったが、上からでは取れないのでタモは諦めるしかない。

寄せたシーバスの姿が見える。
ランカーサイズの80はありそう。
まだまだ獲られまいと必死で逃げまとうシーバス。

水面との高さは約1m、どーあがいても上からは獲れない。

じゃー、どーすればいい
躊躇している時間はない。

残された選択肢は2つ。
糸を切るか、川に入るか だ。

ランカーを目の前にして、自らバラすわけにはいかない。
水深こそ膝くらいまでなのだが、ここの底は泥であるため底なしになっていないか不安だったが、決死の思いで川に飛び降りた

そして…、何とかハンドランディング成功っ
だが、次第に埋もれていく体

ヤバイ…

完全に埋もれた長靴を捨て、必死に岸壁まで辿り着き、ロープにしがみついた。
そして、なんとかタモも取ることができ、無事脱出成功


【 狙いに行って、狙って獲ったランカー 感無量… 】


しかし、下半身ズブ濡れ、しかもかなり臭いし…
まさか、最後の最後でこんなオチが待っていたとはね…

フルチンのまま、捕まらないことをだけを祈りながら無事帰宅
今シーズンを締めくくる、思い出に残る名勝負を堪能した

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