苦い思い出

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日本全国の梅雨が明け始め、刻々と夏が近づき暑さと体臭で苦しむ季節がやってまいりましたね。こういう季節になるとゴキブリのように出てくるのがとてもうかれチンコなカップル。どんな場所でも穴と棒を合体できるよっていわんばかりにいちゃつくカップル。
そんなカスどもはジギングタックルにメタルジグをセットしてフルキャストで射抜きたい。


先日の事です。
僕は乙津川という土手で車に乗りながら一人で小説を片手にまるでハリウッド女優ばりに
「あら、足が長すぎて股が裂けちゃったわ」
とまるで午後のティータイムのような優雅さを披露して足をかかげながらひなたぼっこをするのが好きなんです。

その日は小説を読みながらCOOL BOXという、氷にあきらかに果汁を水で100倍ぐらいに薄めてコストが1円もかかってないような消費者をあざ笑うかのような食品の氷をばりぼりと食しながら太陽とランデブーをしてたんですよ。

元々ナイーブでセンチメンタルで傷つきやすくて、たまの土日は教会へ行って
「世界の平和が一刻もはやく訪れますように」
と想いながら涙を流す僕です。
そんなまるで、おしとやかが人間の皮をかぶった生き物の僕にその日は変動がおこりました。

「ウンチがしたい・・・」

これはやばい。
いつもなら「そろそろだな」とスタンバイにはいり少し休息をいれてから次第に肛門の脈をモリモリと体で感じ取り開放してあげるという、そんな良心を肛門に表したような脱糞方法をとるんですがその日のはむごい。

なんかそんなもんどうでもよくて土石流とか雪崩とかイオナズンとかそういう類のバイオハザードが僕の肛門の中のすぐそばでおきてるんですよ。 なによりこんな所でしたくなるのが一番まずい。

のどかな鳥の声、暑いけど眠たくなるような日差し、たまに通る散歩してる方々、肛門が破裂しそうな僕。全然のどかじゃない。

もうなんか自分の腸内で誰かがメタルジグをフルキャストしてんのかと思った。冷や汗が全身を覆い、頭の中は便器でいっぱいに。
アロンファルファとかあったら肛門を封鎖してしまいたい。社会的に許されるのならば土手の道端の真ん中でモリモリと出したい。それぐらいやばい。

たとえ今、石原さとみが素っ裸で
「漏れそうなシル君素敵!抱いて!」
って言ってきても僕は間違いなく抱く。
もう初スカトロとかプレイしちゃう。

事件は事を争う。とにかくもう肛門がカタストロフィ。一刻の猶予もない。それぐらいやばい。これはもう大便の妖精がイタズラで僕に乗り移ったとしか思えない。

そんなこんなで一目散に土手を後にし、家に向かいました。
信号にひっかかっては世の中の信号を全てなぎ倒したいと思い

右折の時には腸が悲鳴をあげ

左折の時には昔小学校一緒だった大久保君元気かな?と思い

家についた頃にはもう大爆発寸前。
たとえかわいいかわいいポメラニアンがトイレの前に立ちふさがっても平気で蹴り殺して便器にB-DASHしてたと思う。

全ての力を解放した僕は幸せいっぱいでこの世のものとは思えないほど満天な笑顔でウォシュレッツからでたのでした。

すこぶる気分が良い。もし今ポメラニアンが目の前にいてかわいい顔されたら平気で蹴り殺してると思う。


そんなこんなでウォシュレッツを後にした僕は釣具屋に向かいました。
最近ご無沙汰になってるバス釣り用のワームを買う為に。

いやいやそんな使わないもんを買っても意味無いじゃんと思うでしょうが、何を釣るにも準備万端な僕がバス釣り専用カバンを覗いてみると、ネコリグワッキーリグで使うような長いワームだけが無かったんですよ。
1000ピースの素っ裸の美女のジグゾーパズルをしてて乳首の部分と性器の部分のパズルだけドロンとなくなったら気分悪いでしょ?そんなもんです。


しかしですね、このバス釣りにはとても自慰的な思い出があるのです。

それはバス釣りが流行ってた頃、僕は一人でダムで釣りをするのが大好きでした。
何も分からずにルアーを投げて巻き巻きするだけの単純な作業。もちろん釣れませんが、それでも魚が釣れるかもしれないというワクワク感が僕のテンションを上げてくれたのです。

まったり釣りをしていると、近くにカップルで釣りに来たアングラーが現れたんですよ。
そのカップル、僕がキャストした後にラインにかぶせるようにキャストしてくるんです。一度ならまだしも二度も!

僕も僕とてその場でハメ撮りしそうなカップルの雰囲気を壊したくない、できれば二人の仲を祝福してあげたい、そう思いながら

「すいません、僕のキャストした後にラインをクロスさせないでくれます?」

とまるで日本昔話にでてくる死にぞこないのババアみたいな口調で言ってやった。
なんかすげえ機嫌悪そうに少し離れた位置に移動したけど。まぁ僕の方が正しいのでこのクサレカップルを気にする事はない。

なぜかどんどん釣り人増えるじゃないですか。したらね、僕のまわりカップルだらけ。対岸もカップル左もカップル右もカップル。魔方陣グルグルのふんどしモンスターはギップル。

もうすごいやんなっちゃう。こんな愛の巣みたいなとこで僕だけ一人ですよ。もしこのダムに殺人鬼がきて「一人だけ殺す。」とか言われたら間違いなく僕、もう確定申告だせそうなぐらい僕。
あれだろ、カップルでバス釣りに来るって事は、釣りが終わった後に、

理子「釣り楽しかったね!」

まさし「あぁすごくよかったよ!釣れてよかった!」

理子「ねぇ、次はどこ行くぅ?」

まさし「すごく行きたいところがあるんだ。」

理子「ぇ。。。どうしたの急に真剣になって。。。?」

まさし「君とスポーニングがしたい。君の中をボトムノックしたい。」

理子「あら。。。いいよ。。。私という名のバックウォーターにINして。。。!!」

まさし「うん、僕達のランカーバスを探しに行こう!」

等とこんな会話になる事が必然的に予想されます。

んでもってご休憩やら宿泊やら看板に書いてあるマルコビッチばりのホテルにフェードイン。
そしてブラックバスみたいな動きで変な棒入れたり出したり。ストップ&ゴーで入れたり出したり。たまにデッドスローで入れたり出したり。ルアーをキャストしながら入れたり出したり。
こんなアンニュイな予想が展開されると思います。

憎い、非常に憎い。もう憎さだけでリヴァイアサンとかバハムートの10匹や20匹ぐらいは容易に召喚できるぐらい憎い。

僕がまるでうさぎのように一人寂しく「バイブレーションでセレブレーション!」とかトチ狂った事考えながら釣りしてるのにこいつらは溢れんばかりの愛を確かめ合うごとくのように釣りしてやがる。

たまにチラッと横を見て自分の恋人の姿を見てるところがすごく憎い。こいつらは間違いなく頭の中はパラダイス。愛という名のパラダイス。感動と言う名のパラライズ。1+1=パラダイス。

とにかく空が暗くなってくると「楽しかったね」と笑顔万点な顔のカップルがモロンモロンと帰ってくんですよ。

僕?マズメの一番いい時間帯に肛門が悲鳴をあげてたんでコンビニのトイレという名のワンドにエントリーして「きばる」という行為をしてました。
全然いいところない。結局バス釣れないし。


まぁそんなこんなで苦かった20代前半の思い出。

皆様もこんな悲しい思いをした事は幾度となくあるでしょう。でもくじけないでください。それは他の人間もそう思ってるんですよ。あなただけじゃありません。僕がついてますよ。仲の良さそうにしてるカップルなんて呪い殺してやる!とまぁそんな苦い思い出にフルキャストしながら今トイレで一人で自分の中のランカーをスポーンしています。

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