プロフィール

新 拓也

鹿児島県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/5 >>

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:9
  • 昨日のアクセス:162
  • 総アクセス数:311745
1324522458326_1.jpg jadostaff_prof.png

Clover85&94 インプレ

寒いし、Cloverのインプレをしてみる


9kgsfcg9bm7x4k8sxdw3_480_480-62b2a066.jpg






たまに聞かれる事がある。

Cloverってどう?
 


自分が買うときもリップルフィッシャーのHPでしか情報は得られなかったし、店頭で触る事も困難な為、購入に踏み切ったのは半ば賭けだったのだけれど、結果的には正解だった。今期シーバスも終わった今、そしてお年玉シーズンもしくはお正月特需を迎える今、Cloverを考えている方の参考にしていただければ幸いです。
 
 
 


現在所有しているのは9485
sexhwodmtjeemrt6or43_480_480-2c8c0c09.jpg

端的に言うとそれなりの覚悟は必要ということ。
そしてその覚悟の先にはこの上ないメリットがあるということ。
リスクのないメリットは無いという視点で割り切って読んで下さい。

 





 
Clover85に代えたのは2年前
当時は風神Zフロウハント88ML、いわゆる汎用性の高いスタンダードなシーバスロッドをメインに使っていた。掛けるまでの操作性に優れ扱いやすい優等生といった類のロッドである。しかしその反面、バラシと飛距離に悩まされていた。というのもフロウハントにはフッキング時の支点が無く、アワセるには#7~#8まで曲げこむ必要があった。これがアワセをワンテンポ遅らせる要因となり、そこまで曲げてもまだまだフッキングパワー不足を生み出していた。飛距離に関しても同様に、キャスト時の支点である#7~バットまで曲げた投げ方を必要とする。当時はタラシを60~70㎝とってスリークウォーターで投げるフォームでパワーを出していたが、曲がってしまうが故にレングスの恩恵は低減しパワーもスポイルされる感覚があった。
 
ちょうどそれを感じた頃にソル友さんのUCシリーズを触らせてもらう機会があった。
今まで使っていたロッドとは一線を画すもので、フロウハント等のスタンダードとは対極に位置する様なロッドだった。投げ方から改める必要があるし、慣れなければ何をしているか分からない。しかし、その系統のいわゆる「ガチガチロッド」には上記の不満をクリアするというメリットがある。
 
 





 
そこで購入に踏み切ったのがCloverシリーズだった。
 




まず、キャストについてはリリースポイントが狭い。
Cloverの支点は#4~#6あたり。つまり手元から約130~160㎝。この辺りを使って投げるのだから手元の数度の狂いは円周上では増幅される。
その点フロウハントはマイルドだ。少しの狂いでも許容してくれる懐がある。
これは慣れで感覚を掴むしかしようがない。
ただし、リリースポイントを掴むとコレが飛距離に化ける

パワプロでいう所の強芯状態であるといえばイメージしやすいかもしれない(笑)
 




 
そしてペンデュラムキャストの習得がある。
振り子の要領で遠心力を生み出してロッドの反発を生み出すキャスト。
これが出来ればCloverの恩恵が得られるのは間違いない。
旧フロウハントと比べて飛距離は12cmクラスで10mは違いが出る。
 
ただこのキャストも飛ぶものと飛ばないものが極端に分かれるのでそこは使い分ける必要がある。例えばスーサン、サスケ95といった軽量プラグには使えない。TKLM9/11などの9cmプラグはほとんど変わらない。威力を発揮するのは12cm以上のミノーもしくは15ℊ以上のシンペンだ。正直投げた本人が一番ビックリする(笑)
バイブレーションに関しては85はペンデュラム、94はタラシ多めで普通に振り抜いた方が飛ぶことが多い。
参考までに、94でフルエントがおよそ90m飛ぶ。
地元の人にしか分からないかもしれないが、開戸橋の真ん中の橋脚を軽く超える事が出来るのだ。
 
実際の所ペンディラムの使用率は
85に関しては80%
94に関して言えばレングスから来る反発のおかげで50%である。
 
 









次に操作性。
購入初日、新しいロッドを片手に嬉々としてポイントへ向かう。


「なんだこれ・・・何してるか分かんねえ」
 
そうなってしまうロッドである。
筆者もそうなったし…笑
 



これも慣れが解決してくれるしかない。
「釣り」として成り立つまでに筆者でだいたい1か月かかった。
1か月もすると小さな落ち葉が引っ掛かっても気づけるようになる。
半年すればフォール中のゴミのアタリにもビシバシ合わせられるようになる(笑)
 

質量のある抵抗、つまり衝撃に対する感度は群を抜いている。
シーバスのアタリ、根掛かりの感知スピードは格段に上がる。
そうすればアワセの遅れも無くなるしロストの回収率も上がる。
特筆すべきはフォールの釣りに対する優位性。
通常だとフォールの重さにティップが負けてアタリなどもぼやけがちだが
Cloverの場合ティップは入らないため手元に確実に伝わる。
また、リニアなフォールスピードの調整も可能だ。
 
問題は質量のない抵抗
例えば流れ感度や先ほどのようなゴミの引っ掛かりなど。
こちらは残念ながらロッドで解決する事は出来ない。
それに気づけるようになったのはリールに頼った情報収集に努めるようになったからだ。
リールの巻き抵抗を頼りにゲームを進める事が出来ればこの問題はクリアできる。
 



 
最後にランディングの話。
現在のランディング率85~90%
バイトまで持ち込めれば高確率で獲れる。
従来のロッドでは出来なかった芸当も可能になるのだ。
普通刺さらないだろ!みたいな堅い所にフッキングしてたり
70までの抜きあげも可能になるが65以上を抜くのは正直勧めない(笑)
あと瞬殺も可能になるから一つの場所で数を出したり
小場所や激流の魚に対して勝負する事が出来る。
 
唯一の問題は最後にある。
足元でバタバタしがちだという問題(笑)
いなすにもいなせず勢いでゴリ巻いてくるしかないため
元気な状態で足元まで寄ってきてしまう。それはもう足元で親の仇バリに暴れ狂うのだ。
最初からドラグを緩めてしまうとフッキングの恩恵が得られないので
ファイト中にドラグを緩めていくしか方法が無い。それが出来るとバラシは激減する。
そう考えるとレバーブレーキが一番なんじゃないか!?
と思うようになり探しては見たがちょうど良いのが無いので
ノーマルギアでダイワの3000クラスが出るまでこれは見送りだ。
 
 




その他色々と・・・

リップルのHPにも曲り画像はあるが、こんな感じ
euupfvshixzj3pprdavr_480_480-a4fc1b6a.jpg

 ツインパワー4000+Clover85のバランス
n5yc72ayepdishomvzaf_480_480-470795ac.jpg
割とイイ。ティップが上がり気味だが通常ティップを上げて持つのでちょうどいいくらい。

94+ツインパ4000では少し先重りがするので
もう1番手上げてもよさそうだが4000でも不自由はない程度。




最後に身近で触れるロッドと比較してイメージの参考にしてほしい。
 
ヴァンクールよりはティップが硬い
バットはヴァンクールより少し硬い
全体的にはヴァンクールより硬いが
受ける印象ではCloverの方がマイルドだ。
 
一番フィーリングが近いのが
morethenAGS 97M
アレを2ランク硬くした感じである。
 
 
ADビーストブロウルが浮いてくるロッドで
UC88が持ち上げてくるロッドなら
Cloverは浮かせてくるロッド。
 



最後に至ってはもうニュアンスでしかないが
誰かの参考になれば幸いですw

 

コメントを見る

新 拓也さんのあわせて読みたい関連釣りログ