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~未知の大魚を追う~第三夜

  • ジャンル:釣行記

【日頃の行い】
私は普段の生活では、なるべく人畜無害を心がけて生きている。
車での出会い頭は譲る、ゴミを拾う、お年寄りを大切にする。
当たり前をあたりまえのようにやる。
別に徳を上げようとか、聖人になろうと言うワケではない。
そのほうが気持ちいいからである。


なのに


たまの休日の前夜は、いつもババ荒れ。
激務で車馬駄馬の身体に、精神までも追い討ちをかける。

そもそも、そこに到達する思考が良くないのであり、やはり聖人の領域まで達しないとダメなのであろうか。


◆第三夜
【おnew】
自分は色んな釣りをする。
今でこそ管釣りには行かなくなったが、気温が上がればガッツリ渓流に入ったり、冬になればサーフで青モン追っかけたり。
浜名湖でキスやハゼも釣ったりもする。
がしかし、やはり真ん中にあるのはシーバスフィッシング。
ソコまでのプロセス、あの魚体に顔。
どれを取っても一番なのは間違いない。
だが、今回ばかりは外道扱い。

今日もI氏に連絡をして現場に向かう。
彼は毎日そのサーフに立っているという。
自分よりも歳は少し上。
疲労は?睡眠は?
謎な人物(笑)でもあるが、素晴らしきハンドメードルアーを造るビルダーさんでもある。
彼との出会いは、インスタではフォローしていたが、実は女房同士が元職場で知り合いだった事など、色々面白い状況ででの巡り合わせだった。

現場で落ち合い、道具談義が始まる。
中々釣りが始まらないパターン。

今回入手したスコーピオンMDを見せびらかした後、準備にとりかかる。
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おnewのリールをロッドにセッティング。
たった一回しかない作業。
命が吹き込まれる瞬間。
自然と鼻息が強くなる。
弥七の風車が高速回転するくらいの風圧だ。


【スコーピオンMD】
新リールインプレを。
所有者アングラーは口を揃えて言う。
何故、サイドカップが完全セパレートなのか。非常に残念。
ボートばかりでテストしていたからではないか?と。もう少し穿って、掘り下げて欲しかった。
アングラーは陸っぱりのほうが多いのだ。
重量は320gと重い。
しかし、リールシートに乗せてみれば、それ程気にはならない。
そもそも、marino106が既に重い。

ブレーキは8点。
かなり多い。
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分かりにくいが、白4残して後はグレーに交換。
普段から3つしか触らないので、これで十分。
もしくは3つ残して全部外すのもあり。因みにグレーのほうが、若干小さく摩擦も少ない。
40~60のジグは、グレー1で一番気持ちよく100mは飛んでいく

ミノーは白2
白1グレー1でヘビーシンペン。
コーク150も気持ち良く飛んでいく。場所しだいだが、このルアーはサーフでもイケル。
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とまぁ、サーフではまぁまぁ良くシューをいじる。サイドカップはやはり痛い。

糸巻き量は3号で200。
良いキャパでビーストを軽く上回る。
巻き心地は、流石のシマノ。
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この穴の位置は何故ここになったのか?抜け安いのだろうか?

もう一つだけ不満がある。
レベルワインドがメガホン型ではない。bmb64bwf6ztn7rjkk7fn_480_480-9842b94f.jpg
サーフでの仕様を考えれば、ここはやってほしかった。
開発に携わった人にサーフで使う想定が薄い事が伺える。
そもそも、サーフでベイトのアングラー事態、珍種であるからして仕方がないのか。

サイドカバーとレベルワインド以外は、言うことは無く、素晴らしいリールである。



【サーフでのベイトリール】
準備完了し、月明かりで視界良好の中サーフに立つ。

相変わらずのババ荒れ。
毎回毎回、中々のコンディション。

I氏にも先日聞かれたが、他アングラーにもよく聞かれる事がある。
この爆風の中、バックラしないのかと。

答えはほとんどしない。
あくまで親指次第と言うこともあるが、キャストの仕方がかなり重要。

聞いてくるアングラーのほとんどが、昔はバスでベイト使ってたから~的な感じで会話するのだが、ハッキリ言って海のルアーとバスでは同じリールでも、天地程キャストフィールが変わってくる。

ロングロッドに遠投用ルアー。
スピニングから転向したてだったり、バスの感覚でのフルキャストは、ほぼバックラするでしょう。
そして、プチっといきます。

良く会話の中で聞かれるのは
「ベイトリールの性能上がりましたからねぇ」
サーフに関しては、これも若干間違いである。
抵抗の少ない重たいジグ等のルアーをフルキャストするのに、リールの性能はほぼ気にしない。
もちろん、DCなんぞ無用の長物。
自分はサーフの釣りでは遠心1つないし2つで大体まかなう。
あとは親指の反射だけ。
あくまで自分的にだが、ロッドの方が重要と言うことだ。
リールに求められるのは、糸巻き量と
好みのギアくらいだろうか?
軽いルアー投げるシーバスはまた少しかわってくるのだが。

釣行後のメンテは、あの方の推奨と同。
水にぶちこんで、内部の空気を全部抜く。水中でハンドルを回し、塩分を抜き取る。塩抜きが出来たかどうは、垂れた水を少し舐め、塩分ソムリエをする。
ワンシーズンはこれで持つ。
不具合はほぼない。
たまーに分解して、グリスアップする程度である。


【今回ばかりは】
この日の汐回りは抜群だが、いかんせん相変わらずの爆風。
携帯で確認すると22ノットで真横から。
精神削られながらのキャスト。
今日一番しっくりくるのはコスケ180。
良いルアーだ。

どこに魚が着いてるかは分からないが、ヨブは月明かりで黙視できる。
ルアーを高波の中をコントロール。
XGは強い味方だ。

コッ。

波に揉まれたサーフは小さな当たり。
高波でフッキングが決まらないが、リーリングしながら追いアワセを入れていく。こんな場面でXGが頼りになる。
横には軽く走るが、一気に沖に出る感じではない。
そして知っている魚信。
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上がったのはやはりシーバス。
体高から、間違えて小躍りしそうになった。
尾びれの大きな70upの素晴らしいサーフシーバス。
「悪いな。今回ばかりはキミは外道だ」
ボソッと声をかけた。
贅沢であり複雑な気持ちである。
やはり、荒れるとコイツらが暗躍する。
そして、釣れる潮位もまた例に漏れず。

スコーピオンMD初出動での鱗付けで気分は良いが、狙いの彼らの一番気持ち良い潮位はいつなのか。



まだまだ道のりは長い。


つづく。



ロッド: fishman brist marino106
リール: scorpion MD
ルアー: imaコスケ180



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