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1,627ベクレル/kg

  • ジャンル:日記/一般
こんばんは。
タイトルの放射性セシウムの計測地って、知ってますか?
昨晩NHKスペシャルをご覧になった方はご存じかとは思いますが。

これは江戸川河口より9km上流の堆積物(泥)から検出されたものです。

ちなみに福島第一原発の前の海ではだいたい870ベクレル/kg程だったかな?

あの原発事故以来僕らは放射能の影響がどの程度及んでくるのか、悪い想像はしつつも、何となく日常を過ごしてきたのかもしれない。

あの時、原子力安全保安院は「潮流で拡散するから、魚などの生態系に影響はほとんど出ない」と言ってなかったか。

今回NHKが調査をした結果、セシウムなどの放射性物質は泥などに付着して潮通しの穏やかな場所に堆積する、という事が解った。またそれらの放射性物質(を含んだ泥など)がどのように移動するかについては、沿岸流(だったっけ?)という河口からの流れが地球の自転の影響で時計回りに流れる潮流によって運ばれ、また硬い海底構造には放射性物質が付着しずらいという特徴によって、単純に我々が見聞きしている潮流の動きでは予測できない拡散をし続けている。

また、都市部においては路面などに堆積した放射性物質が雨などにより河川に流れ込み、汽水域において放射性物質が塩水にゆっくり溶け込み、川底に堆積する。それらは流れの大きな変化(大雨など)がない限りほとんど動かないらしい。
その結果、冒頭の極めて高い放射性セシウムの数値を検出した。

これらの放射性物質はいずれ河口から東京湾に流れ込む。
既に江戸川、荒川、養老川の河口域では高濃度の放射性物質による、いわゆるホットスポットが形成されているようである。
この放射性物質の濃度上昇はアクアライン以北を中心とし、そのピークを今から2年2ヶ月後に迎え、その後10~15年程は高い数値を維持する、というシュミレーション報告がされている。

更にこの放射性物質の問題は海ばかりか、山間の淡水域にも発生している。
原発より約200km離れた赤城大沼はカルデラ湖であるため、山間部に降った雨によって放射性物質が流れ込み、また流れ出す河川が1本しかないため、放射性物質が湖水内で蓄積・循環してしまい、その結果そこに棲むワカサギからは出荷基準を超える約340ベクレル/kgを検出。これにより今冬のワカサギ釣りは中止となっている。

このような調査結果の映像を見て、一瞬だけど、本当に釣りやめようか、そう思った。
ウチは食べることも考えながら釣りやってるから、まず子供達の安全のことをどうしても考えてしまう。当たり前なんだけどね。

けど、オレ一人がやめて、それで問題が解決するとは思わないけど、目を背けることが出来るだろうか?
否。どう足掻いても、我々の生活に密接に関係しているのでそれは無理だ。

それよりも、今一生懸命考えなきゃいけないんじゃないか?
オレ一人で何が出来るか?さしたる事は何も出来ないだろう。
でも背を向けるよりはよっぽど良いに違いない。

明日の海を、わが子達のために。
今出来ることを、精一杯やろう。


最後に。
ここに書いた数値等は、番組を見た後数時間が経った後に書いていることもあり、間違っている箇所も多々あるかとは思います。その点についてはお詫びしたいと思います。
ただ、我々が慣れ親しんだ海が今、かつてない危機に瀕している。これだけは事実です。
それをご理解いただいた上で、皆さんにこの問題に少しでも興味を持ってもらい、考えてもらえれば、と思っています。
乱文ながら最後までおつき合い下さいましてありがとうございました。

※追記
江戸川河口から8km付近の汚染は1627ベクレル/kgではなく、正しくは1623ベクレル/kgだそうです。訂正してお詫びします。
尚、正確な番組情報についてはTSOKDBAさんのブログ「3.11東日本大震災後の日本」(http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-550.html)で詳しく書かれておられます。僕のこのログなんかよりも遥かに詳しいです。是非ご一読下さい。

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