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古賀 亮介‐snif

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  • ジャンル:釣行記
福岡に越してきて以来、最寄りのフィールドが徒歩5分の河川絡みの湾奥港湾部ということで、
昨年秋から週に3日は、この湾奥で竿を出すようになった。

最初は漁港で灯りつきの魚でも釣れたら面白いかなと思い、
北山ダムでのディープ専用機として導入したソフトソリッドティップの68ULを流用して、そこに1/16ozジグヘッド。
まだアジングのアの字も当時は知らなかったし、
ライトリグってそんな感じ?くらいの感覚で、
ガルプのベビーサーディンやワンナップシャッドを表~中層でシェイクして釣っていた。

時期的にカマスや太刀魚なんかも居て、そのまま年末までスリリングなゲームと、主に塩焼き、ムニエル専用な海の恵みが楽しめた。
時折シーバスのスクールに当たった日など、満潮周り3時間で爆ることも多々あり、
ボトムを通すとカサゴやハゼ(かなりデカい)が遊んでくれるし。
かなり高い水準でゲームが成立している感を味わうことが出来た。

冬にはメバルもかなりの数が沸いていて、年末には豪風の中、あっさりと尺メバルを釣ってしまったりもした。
出会う釣り人たちは口を揃えて、『この界隈のメバルはちびっ子ばかり』が、定説であったのだが・・・(注:それは割と的を得た事実である)

ともあれ、港湾内で釣りの出来るいくつかのピンスポットをライトリグで釣っていくと
『今日のシーバスはかなりトリッキーな動きじゃないと食わない』とか、
『アミパターンなんだな・・・』とか、
『ポーズ中スナップのみ動かす程度の微波動でスイッチを入れる』とか、
毎度なんらかのキーが存在していて、それを探して行くのが毎週のテーマであった。

ここ数日、それにも増して非常に密なゲームが成立しているので、今日はこれを書いてみようと思う。自分の中での始まりは4月の25日以降である。

東京から突然友人が訪ねてきた夜、酒を飲み、特にすることもなかったので、散歩がてら竿を出して、渡船所の外堤防までを広く浅く釣っていった。

 バチパターンという言葉を、もう10年以上前から聞いては居たので、
それを体感してみるべく、表層に細長いものをフワフワさせて釣っていった。
すると、ポツリポツリと最大30cmくらいのシーバスが遊んでくれて、『ああ、こういうことね。』程度に、初日は満足して潮止まりまで釣って帰った。

翌週、また釣れるでしょ?って行ってみる。
すると、同エリアで何の反応もない。いや、この時点では気付けなかったが、
恐らくアタリが小さすぎて気づけていなかった。
仕方なく渡船所の先の外堤防まで移動して、
この時期この界隈では伝説となっているアジゴを、
エクストリームフィネスな釣りで数匹釣って、帰路につく。

某渡船所から漁港を抜け、川沿いの道に入ったところで、
水深はあっても3m未満といったエリア。

水面を見ながら一服。
観覧車の明かりも消え、すっかり人通りもなく、朧月を見ていた。

『パシャ』『モワ・・モワ・・・』

!?

・・・なんか居る?

イナっ子かなんかだろうって思いながら、期待せずに投げる。
アジメバの用フィネスジグヘッドでは何も反応がない。
じゃぁ、これかな?と、ミニマルをデッドスローで引く。

3時間前に同じことをしたが、その時は83チューブラー。
今は68パッツン。掛けることに特化したセッティングである。
すると、出るわ出るわメバル。あっという間に水汲みバケツにワラワラとメバル。

潮位が上がった事もあってやる気も出たのか、特に苦も無くアタリを拾えるようになり、最大25cm位のメバルが30分で水汲みバケツ一杯に釣れた。


翌週、つまりここ4日程であるが、同じエリアで・・・o9jk8ik97c3cyuht6nes_480_480-b71824c0.jpgemkmxg3kc2gswnids3xv_480_480-25cb28dd.jpger5jbucptgxj77isw63z_480_480-173f7c59.jpg
アジか?www
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こんな感じで釣れまくる。

一見条件がどこを打っても同じなように見えてしまう、
護岸沿いの船溜まり。

キーはそこにもちゃんとあって、
投げるべきスポットは実はそう多くない。

・船が並んだ中で特に風も波もないのにギーギー音を立てて揺れている船が近くにある。
・すべての船が揺れていれば、その逆が効く。


つまり、潮流、もしくは川の流れで、水中に変化が読み取れれば、そこがピンとして成り立つのであろう。
他にも釣り人を見かけるが、皆こちらを気にしながらも、漁港より先の水深がある方へ向かっていく。

もはや竿抜けポイントになってるんじゃないかってくらい釣れた。
魚種やサイズの釣り分けは、以下の要諦。

メバル
チャネル(流芯で深くなってる場所)のかけあがりのトップにつくらしい。
ズラッと船が並んでいて、岸に頭を向けて係留してあるわけだが、
その船のお尻のラインに沿ってチャネルがある。
といっても下流域でブレイクと呼べるのか微妙な程度の地形変化だが。
ここを通過させる時に止めるなり落とすなり、で数十センチレンジを落としてやるとメバルが釣れる。
下流から上げてきた潮で、塩分濃度の濃い層を判別できれば、より魚が見つけやすい。

子シーバス(30センチくらいまで)
河川の流れと潮の影響で変化のある場所を、
ベイトを追いながら多勢でクルーズしているらしい。
活性の高い時は水面にモジリを出して存在を示してくれて、
狙うべき場所はわかりやすいが、実際に食うのは水面から少し下がメイン。
表層10センチでは反応が薄く、水面下50センチくらいをスローに引くのが、ツボらしい。
ルアーのタイプ、カラーごとにレンジを10センチ刻みで調整。
その先は妄想の世界なので詳細は避ける。

SHINGOワンダーやミニマルのシャローでは丸飲みだがペースが半分。
ミニマルディープでは1時間20本ペースだが掛りが浅い(リリースが楽なのでこちらを採用)

フッコサイズ
流れより、灯りの明暗の方がキーになっているらしい。
最大50cmくらいまで釣れるが、3日間釣り通して出たのは4本。
いずれもロープなどもないオープンエリアで、
群れから離れて単発で浮いていた。

この場所で釣るためのメソッドはそんな感じ。

湾内の各河川周りで上げ潮6分くらいから有効なようである。


以下、小言になるが・・・。
釣り人たるものロープや船にルアーを引っ掛けたりぶつけたりしないように、
細心の注意を払って釣りをすべきだと思う。
不安があるのなら手を出さない。

港湾部は禁止エリアも多く、『この場所は釣り禁止です』と、
看板があるのに気付いたのなら、入らない。
できればあらかじめ調べるべき。
ミスは仕方ないが、避けれるものは全力で回避したい。

マナーやモラル云々以前の事すらお構いなしの、
にわか釣り人らしき方がこのエリアに限らずよく見受けられる。
釣り禁止エリアに、家族連れ。
あろう事か係留された船に乗り込んで、そこから釣りをしているお父さんを注意したりした。

民家もある地区で、さらに夜中である。
キャスト時の音すら気を使うレベルのオハナシなので、
揉め事は最優先で避けるべき。

『あっちでこうやると〇〇が釣れるよ』
ついでに写真用にキープしていたメバルとアジを差し上げて、少々お話してみた。
相手が良かったのだろう。運よくご理解いただけて、
散乱していたゴミも一緒に拾って、気分良く移動していただいたが。
内心こちらはやはり悲しい気分であった。


*ここ最近の湾奥用道具立て*

プラグ用1(ストラクチャー絡み)
rod:ブリーデンGRF83deep
reel:AEGIS2000
line:PE0.4+7lbフロロ

オープン用
rod:UFMウエダpro4ex4s-72FX
reel:AEGIS2000
line:13フロロ0.4直結

lure:SHINGOスクリュー
   SHINGOワンダー(サイレンサー)
   ミニマル各種

ノームーブ系が圧倒的に強い。

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