4月後半でござる

  • ジャンル:釣行記
今週も相棒がきたので
水曜日に仕事終えて、21時過ぎより
いつものごとくいつもの場所へ。
暗い夜道を歩いて山を下る。

風無し。波無し。水位高し。

お気に入りの場所にはまだ行けないけど
風無し、波無しのおかげで飛沫もないので
岩肌に寄り添うようにしてやってみよう。
っつーコトで準備にかかる。

「もうちょいと波がある方がいいかなぁー?」
と言うと、相棒は
「波がない方がよか。」
「俺は海が怖いけん、べた凪の方が落ち着く。」
だとさ。
あー、だからテトラや磯の波際歩くときに
動きが30〜50%落ちるのね。

でも、相棒は行きにくいトコに行きたがる。
とりあえず俺は荷物置き場所の近くで投げるが
相棒は一生懸命岩肌を移動して
ちょいと遠目の場所へ行こうとしている。
投げながら見てみると
暗闇の中、岩肌をモタモタしながら
少しづつ動いてるライトががなんか面白い。

よりよいポイントで釣ろう!という気持ちの現れだろうが
俺的に困ったことがひとつ。
相棒はいつもタモを持っていかないのだ。
まあ、水位が上がってるんで動きやすいように
なるべく荷物を持たないのはわかるが
俺としては、せめてタモは持っていっていただきたい。

ここんとこの釣行を振り返ると、かならずと言っていい程
俺は呼ばれているのだ。
暗闇と波音の中から
「お〜い、お〜い、タモ〜」
と微かに聞こえる声。
知らんぷりしちゃろうと思うけど
それはあまりにかわいそうなんで
タモを持って駆けつける。
そんなことが必ずあるのだ。
「俺が釣ってる場所は、ちょいとデカイのが来ても
 すぐ横が砂浜になってるんで取り込みは
 タモがなくてもなんとかなる。
 おまえが釣る場所は、デカイの来た時に
 タモがないとやばいやろー。やけんが持ってけ」
と言うと相棒は
「タモが必要なヤツは釣れんけんいらん!」
と言うのだ。
いやいや呼びよるやんかー。

と、そんなこんなで小一時間。
相棒は30半ばのせいご君を1匹釣り上げる。
俺はワカメや昆布を釣り上げる。
そして相棒が竿を折って帰ってくる。
不注意で折ってしまったそーだ。
ああ、もうこの竿から卒業だね。
安物の竿だったけど、元は十分にとったし、
経験もつむことが出来たよね。
次のステップに進む時が来たのだよ。
とかわけわかんこといいながら慰める。

そして潮も引いてきたんでお気に入りの場所へ。
相棒も車につんだままのお子様竿をとってきて釣り再開。

ダラダラとくだらないお喋りをしながら
俺が60弱と30半ばを追加。まー暴れまくりでしたね。
特に大きい方は、目の前3m程のとこにある岩場に
ラインを巻かれてしまってヤバいとこでございましたよ。

45gnmxj4n6iyb2m5xujg-38e87607.jpg

2時半過ぎ。潮も止まってきたし、
明日も仕事なんでそろそろ納竿。

が、ここからちょいと作業が・・

今では持ってかる魚は家で捌いていたんだけど
小さい我が家ではでっかくなるとちょいと大変。
っつーコトでその場である程度まで捌く作業を始める。

いい歳した親父が二人。
暗い海で頭のライトをたよりに魚を捌く。
結構時間がかかってしまったが作業終了。

あああ、今日のお仕事は寝不足でキツいですばい。

でもいいサイズが釣れたから良し。とゆーコトで〜〜

と寝不足でお仕事の後、またしてもいつもの場所へ。
疲れは取れてないけど、釣りたいのよぉ〜〜

相棒もおニューの竿(ちょいとグレードアップした安竿)を
手に入れてて
「釣れそうな気がする」と。
しかも俺の竿と同じ竿。
いやぁ、またおそろいになったねぇ〜〜

さっさと準備をするが、まだ水位は高く
相棒はいつものごとく岩肌をヨタヨタしながら遠くへ。
とうぜんタモは持っていっていない。

今日はちょい風があって波もある。
波しぶきが結構かかるが、潮が引くまでの我慢だ。

ちょこちょこやっているとアタリが!
サイズは大きくないけど、良く引く。
んが、エラ洗い一発でバラシ。
相棒の方を見ると、見えない。
こっちからは岩陰になっている方までいってるみたいだ。
バラしはしたが、今日も魚はいるぜ!っつーコトで
再度投げ始める。

「シュッ! キュルキュル、 シュッ! キュルキュル」
(シュッ! ←投げる音 キュルキュル←巻く音)

「シュッ! キュルキュル、 シュッ! キュルキュル」
「シュッ! キュルキュル、 シュッ! キュルキュル」
「シュッ! キュルキュル、・・ シュッ! キュルキュル・・」
「シュッ! キュルキュル、・・ シュッ! キュルキュル・・」
「シュッ! キュルキュル、・お〜い・シュッ! ・お〜い

ん?なんか聞こえる様な気が・・・
耳を澄ましてみると・・・・・

「お〜い、タモォ〜〜〜、お〜い」
「お〜い、タモォ〜〜〜、お〜い」
「お〜い、タモォ〜〜〜、お〜い」

おお、波や風の音にまぎれて微かに聞こえる助けを呼ぶ声!

やけんタモ持っていけっつったろぉーがーーー!!

すかさずタモを持ち、相棒のもとへヒョイヒョイ走る俺。

相棒が見えるとこまで来てみると
ギュイーンってな感じで竿が曲がっている。

足下の岩がスロープみたいになっていて
しっかり弱らせて、そこから取り込もうと
5〜10分程格闘したそうなんだが
到底無理!と助けを呼んだらしい。

うん、その努力は認めよう!

あげてみると80弱。
いやいや、80cmって言っていいよコレは。

6z83vu2jmv3d6jpdwtuz_480_480-00367b71.jpg

いやぁ、良かったなぁ。おニューの竿ですかさず釣る。
しかもデッカいヤツを釣る。サイコーじゃないか!!

俺が竿折っておニューにしたときは
ず〜〜〜〜〜〜〜っと釣れなかったのに・・・

その後は俺が40ちょいを2匹上げて
お持帰りの捌き作業。

いやいや、今日も満足の釣りでございました。

でも、しっかり寝不足でお仕事キツいでっす!!

ああ、また今夜もいってしまいそうな予感が・・・・

コメントを見る