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▼ 房総磯ヒラマサ115㎝〜リベンジ編〜
前回の敗北の悔しさを晴らしに向かった房総の磯
(興奮と魚の重さで顔がひどいのでモザイク〜)
(風景は合成でーす)
房総の磯に到着したのが16時過ぎ…
初めてこんなサイズの魚を釣ったけどやっぱり迫力がすごい！
ヒラスズキもカッコいいけど
狙いの磯はもちろん前回鰯が大量にブチ上がったあの磯だ。
もちろんまだ鰯が居るとは思ってないけど、
やっぱり一昨日の残像が頭から離れないw
全然期待はしてないけど、すこーしだけ、ほんのすこーしだけ期待をし、
まずはそこの磯を目指して進んだ。
(はい、ご察しの通り全力で期待しています！)
そして少し遠回りしながらも、周辺の磯の様子もうかがいながら車を走らせました。
そして一昨日の磯に到着し、あたりを見回すと…
やはり現実はそう甘くはないw
俺の淡い期待と都合のいい妄想は瞬時にかき消された(白目)
前日に降った雨のせいで濁りが強く入っている。
そして鳥も居なけりゃ雰囲気もない。
風も強えーー！ちくしょーー！
まぁ、そんな気はしていた。
予報もそうだったしね…
でも、していたけど、
していたけど、やはりそれを目の当たりにしない限りはあの悔しさを鎮めることができない大馬鹿な俺w
でも参ったね。ここまで濁ってるとは…(苦笑)
しかし、ここであきらめないのが大馬鹿な俺のいいところでもあるw
気持ちを切り替えて仕切り直し。
実はここに来る途中に良い雰囲気の磯場を見つけていた。
とりあえず時間もないしそっちに行ってみよう。
そう決めて急いで来た道を引き返す…。
到着し、時間も少ないので急いで準備をして足早にポイントへ向かった。
歩きながら見える水面近くを飛び交う鳥の動きに期待が高まる。
自然と歩くスピードが早くなった
(余談ですが、もともと磯歩きとフィニッシュは早いほうです\(//∇//)\)
お、やっぱ雰囲気いいね〜！
そしてこの場所だと思った通り風も追い風でやりやすい！
よーし、釣るぞ！！
しかし、実際には雰囲気は悪くなかったものの、
なかなか反応のない時間が続き…
だんだん潮位は上げてきて、テンションは下げてきた。
「ああ、ダメだ…そろそろ終了かなぁ」
「ホント、狙うと釣れねぇよ…あのヤロー」
と、そんな諦めの気持ちに心が包まれ掛けてきた頃…
「やっと、やっと、やっと その時が来た！！」
チャンスを感じる水深をみつけ、
そこを探っていたロッドに「グンッ！」とした重みが乗り、ロッドが止められた！
瞬間的に脳と体が反応する。
「ここで根掛かりはない！来たッ！！」
そう思うと同時に、体はもうフッキングさせようとロッドを強くしゃくりあげていた
が…
一発叩き込んだアワセで相手のスイッチが一気に入る！
ロッドはのされ
「ズギャギャギャギャーーー！！！」とリールが悲鳴をあげる。
そして俺は一歩分くらい体を前に持ってかれた…
魚釣りをしてきて初めて感じた最大級の衝撃！
いつもの感覚で磯際に立ってちゃいけない相手だと言うことを忘れていた。
落ちるかと思ってマジでビビった。
しかし、なかなか巡り会えないこのチャンス！
「今回こそは絶対に釣り上げる！」
そう強く思い
体勢を立て直し、気持ちを立て直し…
なんとかファーストランは耐え抜けた。
ヒットしてからここまでのこの数秒の間だけでも、もう心臓がバックバク！
「よぉーしッ！止まった！！」
ここからは本当に無我夢中でファイトをした。
反転され、ドラグがうなればできる限りのプレッシャーを掛けて止めるのに必死になった。
そして止まった時は渾身の力でロッドをブチ曲げ
、相手の自由を奪いつつ大きな負荷に歪むリールをゴリゴリ巻いた。
遠浅な房総の海…
地形なんてどこでどうなってんのかそんなの知らねーー！
とにかくリールを巻けるだけ巻く！
寄ってこい！寄ってこい！寄ってこいッ！！！
何度も何度も妄想してきたシーンが今現実に…
腕はパンパンで呼吸もめちゃくちゃで苦しくてホントにシンドかったが集中力を切らさない！
ひるんだらやられる！スキを見せたらやられる！
今回こそ絶対に釣り上げるんだ！！
しかし、いきなり「フッ」と軽くなった…
一瞬「えッ！？」と思いながらも
スピード全開でリールのハンドルを回す。
「ズシッ」とロッドに重みがのった。
良し！良し！良しッ！ハズれてないッ！！
ッしゃあッ！
きっと手前に走ってきたのだろう。
一瞬、フックアウトしてしまったと思い
本気で焦った。
そしてようやく水中に繋がるメインラインの角度がこのファイトの終盤に差し掛かかってきたことが分かる角度になった。
確かに掛けたのはだいぶ沖だったが
ここまでのほんの1、2分の時間がそうとう長く感じた。
意識が遠くなるとまでは言わないが、後半はマジで苦しかった。
折れそうなほど曲がるロッドから
ゴンゴンゴンゴン首を振る感触が強烈に伝わってくる…
俺も必死だが相手はもっと必死。
絶対に最後まで気は抜かない！
そして…
ようやくその時がおとずれた。
足元の磯に打ち付ける波が真っ白にサラし
その白い泡の奥にうっすらと浮かび上がる輝くイエローをまとったあのシルエット。
ものすごくドキドキした。
ホントにドキドキした！
来る…来る！ようやく見れる！
そしてチカラ一杯にロッドを持ち上げると
「プカッ」と水面を割りやっとその姿を現した…。
おぉおお！デカイ！
ヒラマサだ！ヒラマサだぁッ！
すげぇーーッ！！！！
そして尾ビレで水面をビタンッビタンッと激しく叩き、最後の抵抗をする。
が…
もう潜らせない。
最後は大きなセットの波に乗せ、磯の上に引きずり上げた。
やべぇ…すげぇ…すげぇ…
釣っちゃったよ、釣っちゃったよヒラマサ！！
俺、釣ったゾ！でっけぇーー！！
初めて生で見るその姿…
本気で震えた。
初めてこんなサイズの魚を釣ったけどやっぱり迫力がすごい！
ヒラスズキもカッコいいけど
お前もカッコよすぎるだろー！
そしてあの激しい引きはやっぱすげぇよ。
ようやくようやくコイツに巡り会えた！
長かった…。
しかも初めてがこのサイズって言うのが驚きだ。
釣りたいとは思ってきたけど、ここまでの出会いは想像もしていなかったから本当に驚きだ
この瞬間は一生忘れない…
いい思い出になりました。
そして釣れない日々に色々思うところもあったが
まずは最初の一本は「房総で」
そして「磯で」釣ってみたいと思っていました。
そんなこだわりもブレずに叶えられた事にも、本当に満足しています。
なかなかチャンスの少ないショアからのこの釣りですが
その分、巡り会えた時の衝撃と感動はものすごく大きいです。
そしてソレを体験してしまった俺はもう
完全に心を奪われてしまった事は言うまでもありせんw
房総磯ヒラマサ！！
【115㎝、血抜き後10.89kg】
3度の敗北が巡り会わせてくれたこの出会い。
本当に、本当に嬉しい一匹でした！！
さて、これにて『リベンジ完了です！！』
またさらなる出会いと、釣りの楽しみを探しに
まーにゃの磯通いはこれからも続きます。
(興奮と魚の重さで顔がひどいのでモザイク〜)
(風景は合成でーす)
(気をつけていましたが、一撃でOG2510HDがグニョリです。)
(ローターナットが逝きました。ファイトの途中からローターがグラグラでした)
あぁ〜、すげぇパワーだった！
おわり。
- 2019年7月18日
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