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▼ 魚道のお話・・・
- ジャンル:日記/一般
- (つぶやき)
天気が良くないので、今日は一日お家で家事手伝い。
来週は法事があるので、その準備をせねば・・・
と言うコトで、先日釣りビジョンでやっていたネタを思い出したので、ちょっとログにしてみた。
そのネタは・・・魚道である。
某ルアーの名前では無い(笑)。
魚道とは?
ご存知の通り、ダムや堰のせいで遡上できなくなった魚を助けるためのものだ。
ただし、ただ勾配の緩い水路を設置すれば良いものではないらしい。
魚道に魚を呼び込む仕掛けや(呼び水というらしい)、その水路の水流なんかによって、充分機能しない場合があるという。
時々みかけるこの魚道ってヤツ、形による違いがあるなんて知らなかった。
先日放送された「五畳半の狼」で、この魚道を研究している日本大学の先生のお話がそうだった。
どういうコトかというと?
あっ、ここから先は僕の技術的妄想の産物なので、テキトーに流してくださいな。
魚道の話に戻る・・・
簡単に言うと、矩形水路(断面が四角形)の場合、水路の端っこが垂直になっていて(当たり前だ・・・)、真ん中も端っこも同じ流速になる。
これが、台形水路だと端っこに勾配が出来る。
すると、その端っこの流速が遅くなるので、そこを魚やエビ、貝類が登っていきやすくなるというのだ。
水には粘性があるので、水路がそのような形をしていると、せん断応力の関係から、端っこでは流速が遅くなるような感じがする(笑)。
マニアックな僕としては、感じがするだけでは納得いかないので、浅い知識で計算してみた。
水路の平均流速を求めるために「マニングの公式」ってのがある。

v は流速、n は粗度係数と言って、水路の材質で決まる定数。
I は勾配(水路の傾き)
ここで、同じ材質、勾配ならRでその平均流速は決定される。
R = A / S である。
A = 水が流れている部分の断面積
S = 水が接触している長さ
開口部の幅が同じ矩形と台形(斜辺の角度=30°)の水路に同じ水深で水を流した場合を考える。
計算すると、R の数値は台形の方が小さくなる。
断面図で書くとこんな感じ ↓

手っとり早く、カメラでモニター撮影(笑)
と言うコトは、水路幅、勾配、材質が一緒なら、台形水路の方が平均流速は下がることになる。
はたして、これで正しいのか?
台形水路の真ん中部分は四角形なので、流速は変わらない。
ところが、端っこの三角形断面のところは、段々水深が浅くなるので、前段で書いた粘度とせん断応力の関係で平均流速が下がり、その結果、断面全体の平均流速が下がる?
ホントはこんな簡単な理論じゃないと思うが・・・
水理の得意な現役の方、間違っていたら「お前、何テキトーなこと言ってるんだ~」って指摘してください(爆)
実は、ここまでは前振り(笑)
なんとも長い前振りだ・・・
ホントに言いたかったのは、このハンチが付いた魚道、苫小牧の会社が研究に協力して、製品化していたってことだ。
その名も「台形魚道Pca枠」。
會澤(アイザワ)高圧コンクリートと言う会社なのだが、我が町にこのような製品を造っている会社があるなんて、とても誇らしい。
TVでは紹介されなかったけど、ネットで調べたら偶然みつけたもの。
川に行くようになって、砂防ダムなんかで堰き止められた状態をみると、なんとも悲しい気持ちになる。
遡上して子孫を増やす魚の邪魔をしている。
川が豊かになれば、海も豊かになるはずだ。
アメマスなど、北海道の鱒類は川と海を往復して世代を交代している。
鱒類だけじゃない。
便利で安全な生活を営むには仕方無いコトかもしれないけど、せめて、魚道のようなものを作って、自然と利益の共存をはかるべきだ。
そして、その魚道もただ作るだけでなく、ちゃんと機能するものを。
自然を守るってコトは、結局未来を守るってことに繋がると思う。
工学というものを、そういう風に役立てているってコト、なんか嬉しい。
釣り人目線ですがね・・・
もっと真面目に勉強すれば良かったな(笑)
機械屋のつぶやきでした・・・
おしまい
来週は法事があるので、その準備をせねば・・・
と言うコトで、先日釣りビジョンでやっていたネタを思い出したので、ちょっとログにしてみた。
そのネタは・・・魚道である。
某ルアーの名前では無い(笑)。
魚道とは?
ご存知の通り、ダムや堰のせいで遡上できなくなった魚を助けるためのものだ。
ただし、ただ勾配の緩い水路を設置すれば良いものではないらしい。
魚道に魚を呼び込む仕掛けや(呼び水というらしい)、その水路の水流なんかによって、充分機能しない場合があるという。
時々みかけるこの魚道ってヤツ、形による違いがあるなんて知らなかった。
先日放送された「五畳半の狼」で、この魚道を研究している日本大学の先生のお話がそうだった。
どういうコトかというと?
あっ、ここから先は僕の技術的妄想の産物なので、テキトーに流してくださいな。
魚道の話に戻る・・・
簡単に言うと、矩形水路(断面が四角形)の場合、水路の端っこが垂直になっていて(当たり前だ・・・)、真ん中も端っこも同じ流速になる。
これが、台形水路だと端っこに勾配が出来る。
すると、その端っこの流速が遅くなるので、そこを魚やエビ、貝類が登っていきやすくなるというのだ。
水には粘性があるので、水路がそのような形をしていると、せん断応力の関係から、端っこでは流速が遅くなるような感じがする(笑)。
マニアックな僕としては、感じがするだけでは納得いかないので、浅い知識で計算してみた。
水路の平均流速を求めるために「マニングの公式」ってのがある。

v は流速、n は粗度係数と言って、水路の材質で決まる定数。
I は勾配(水路の傾き)
ここで、同じ材質、勾配ならRでその平均流速は決定される。
R = A / S である。
A = 水が流れている部分の断面積
S = 水が接触している長さ
開口部の幅が同じ矩形と台形(斜辺の角度=30°)の水路に同じ水深で水を流した場合を考える。
計算すると、R の数値は台形の方が小さくなる。
断面図で書くとこんな感じ ↓

手っとり早く、カメラでモニター撮影(笑)
と言うコトは、水路幅、勾配、材質が一緒なら、台形水路の方が平均流速は下がることになる。
はたして、これで正しいのか?
台形水路の真ん中部分は四角形なので、流速は変わらない。
ところが、端っこの三角形断面のところは、段々水深が浅くなるので、前段で書いた粘度とせん断応力の関係で平均流速が下がり、その結果、断面全体の平均流速が下がる?
ホントはこんな簡単な理論じゃないと思うが・・・
水理の得意な現役の方、間違っていたら「お前、何テキトーなこと言ってるんだ~」って指摘してください(爆)
実は、ここまでは前振り(笑)
なんとも長い前振りだ・・・
ホントに言いたかったのは、このハンチが付いた魚道、苫小牧の会社が研究に協力して、製品化していたってことだ。
その名も「台形魚道Pca枠」。
會澤(アイザワ)高圧コンクリートと言う会社なのだが、我が町にこのような製品を造っている会社があるなんて、とても誇らしい。
TVでは紹介されなかったけど、ネットで調べたら偶然みつけたもの。
川に行くようになって、砂防ダムなんかで堰き止められた状態をみると、なんとも悲しい気持ちになる。
遡上して子孫を増やす魚の邪魔をしている。
川が豊かになれば、海も豊かになるはずだ。
アメマスなど、北海道の鱒類は川と海を往復して世代を交代している。
鱒類だけじゃない。
便利で安全な生活を営むには仕方無いコトかもしれないけど、せめて、魚道のようなものを作って、自然と利益の共存をはかるべきだ。
そして、その魚道もただ作るだけでなく、ちゃんと機能するものを。
自然を守るってコトは、結局未来を守るってことに繋がると思う。
工学というものを、そういう風に役立てているってコト、なんか嬉しい。
釣り人目線ですがね・・・
もっと真面目に勉強すれば良かったな(笑)
機械屋のつぶやきでした・・・
おしまい

- 2016年4月17日
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登録ライター
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