他県迷惑なクロワーゼ ep2.0

 早くも諫早に着いた。

 ココに来るのは何回目であろうか?


 そして、今回こそ因縁を断ち切らねばならん。


 そう


 『長崎シーバスの捕獲』


 贅沢は言っていられない。


 過去を振り返ると、積み上げられてきた失敗。


 そして、挫折。


 いや、実際はそこまで挑んだ記憶もないけどw


 今回だけは…



 軽く、諫早の人気店『M』マークなお店で食事を済ませ。


 諫早の三賢者に逢うため、極秘裏にとある場所へ潜入。


 そう、痛いクッションを抱き。


 通行人(奥さん)だったり、近所の方に強烈なイメージを残す。


 いわゆる、いらない思い出作りを強制してみたのだw



 電話を掛ける。


 すぐに出てきた。


 しんやタソ「来る前になぜ連絡しない…」


 「マックでポーしたからw」

 しんやタソ「fimo観れてねぇよっ!!!」

 つまり


 裏の総統によりアクセス制限をかけられていた…ということか?


 し「いや、アノ人は鹿児島でタクヤンを待ってるらしいよ?」


 タ「ひどいよっ!なんで自分が旅立った日の午後にきてるんだよっ!!!」

 し「避けられてるんじゃね?アニメ部だしwww」


 タ「そんなのってないよっ!」


 車をしんやさんの高級車へと乗り換え、俗に言う『ルイーダの酒場』へ


 し「まちゃと塾長を待とう」

 タ「つまり、仲間は遊び人しかいないと…」


 「まて、それはレベルが高ければ自殺行為だ!」

 し「大丈夫。一人賢者がいるから」


 タ「ボクの事ですね…わかります」


 し「とりあえずバシルーラで鹿児島へ帰れwww」


 車内で流れるは…


 『アンフェア』


 これからをまるで先読みしたかのような流れである。



 まちゃさん、塾長(仮)と合流。


 タクヤンは塾長とまちゃさんからステキな何か?を貰って、大事な何かを無くしたようだ。


 ココまでに、実はメシウマ事件が起こってはいるのだが伏せておこう。


 それは別の話しだ。


 で


 ポイントへ向かう最中


 ま「いやぁ、生首が…」


 塾「まじでっ?」


 し「おばぁちゃんが…」


 塾「手をガッっと掴まれて…」


 車内は一気に、怪談モードへ…


 そして


 突如鳴るタイヤ!!!


 襲い来る衝撃!!!!!


 は無かった。




 狙い澄ましたかのように、一行を襲ったのは…



 し「タヌキかよっ!!!!」

 ま「タヌキだったね…」

 塾「タヌキだね」

 タ「ドコ?緑のヤツどこ?いや、青いヤツだった???」


 もう、さっきの怪談で自己崩壊を起こしているようだ。

 塾「そういえば、師匠がさ…」


 ま「あぁ、アノ仙人さまですか?」


 塾「そうそう、普通なら本数とかで数えるんだけど…」


 し「桁がちがうよね…」


 諫早三賢者「バケツとか、みかん箱とか…」


 なんの話しだ?


 塾「ヒラメをみかん箱一杯って何枚あげたんだろうか?」

 ま「いや、サイズのが問題でしょ」

 とかいう話を聞きつつ…


 ポイント到着。


 とりあえず


 心の中で『お邪魔します、少しだけ釣りをさせてください』


 と願っておいた。



 だって


 空気がなんかちがうんだもの…


 で


 雨に打たれて終了。


 二時間後のボートに備えて、就寝。


 二時間後



 外は



 ドシャブリwww


 とりあえずしんやさんに電話。


 「ものっそい雨降ってますが…」

 し「一時間後また電話して…」


 一時間後


 
 「雨止んでます」


 し「迎え来て…」


 もはや、生ける屍状態の三人。


 ボート初体験。


 それが、まさか他県でとなろうとは…



 し「族長…頼むから天候を悪化さすのはやめてくれ」

 「デフォですからw」

 し「二度と来るなっ!」

 「おっかしいなぁ…予定では台風により出船できないはずが…」


 し「もう、流されてしまえwww」

 タ「あっ、多分そのフラグは鹿児島に来てるアノ人たちに降りかかってるんでは???」


 一同「ざまぁっwwwwww」


 潮目、ベイト着き…

 
 ココまで回って貰って、出ないはずがない。

 しんやさんが、ワンバイト。


 タクヤンはよくわからん。


 自分はノーバイト。


 最近、とあるルアーで釣ろうと試しているのである。


 それは、苦手とするバイブ。


 一応、最近なんとか使い方がわかってきた。


 『サルベージ70』

 
 反応なし


 付け替えて、『フィンテールバイブ85』


 キャストしようとした瞬間。


 プチ


 シュルシュル…ポチャン


 


 ………



 なんでこんな事に?



 ショックリーダーを組みなおし。


 いざ


 あっ、もう普通のバイブがサルベージしかない。


 これでいいや。



 潮目のヨレとベイトの溜り場をよぎる角度にキャスト。


 
 二秒フォール。


 即ファーストリトリーブ


 ショートリフト…


 リトリーブ…


 ガンっ


 
アレ?


 プライムゲートが…


 
 曲がってるおwww



 

 

 勝った。




 ついに、勝ったんだ。



 長い、長い戦いだった。


 ついに仕留めたぞ。


 大村産シーバスをっ!


 サルベージは次のキャストでなぜか海へ帰ったけど…


 ふぅ。

 みんなの『メシマズ』が聞こえてきたwww


 その後、反応は皆無。


 単発だったあたりが『散魚効果』だなw


 そして


 しんやさんは、禁じ手のルアーを投入しだした。



 次々と、乱獲されていく…


 自分も貸してもらい、挑むが…


 つ、釣れねぇ


 タクヤンも乗り換えて…


 タ「おっ!本命きたぁあああっ!!!!」

 タ「あっっっそんなっっら、らめぇええぇえぇっ!!!!」


 とか、なんかよくわからんプレーをしていた。

 
 で、ようやく自分にもヒット。






 うむ。

 これが本命の



 『イイダコ』
 





 ですw


 外道でシーバス釣ったのは気のせい気のせいwww


  忙しい中、いろいろと時間をつくってくださってありがとうございます。


 諫早の三賢者殿また、伺います(はぁと)


 次回は台風ではなく大雪あたりを連れていこうかなwww


 次回予告


 『この旅は美化されすぎている』


 『機関の妨害か…』


 『ダメダ!』


 
 次回『隠されたメシウマ』に期待ください。

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