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AR-Cバネの品質?? 43/365

  • ジャンル:日記/一般
先日AR-Cシステムに関して


記事を投稿した際、



k-zi(ケイジ)さんから、

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というご提案を頂きました♪



これ、実は私(ルアー担当)も目からウロコで、



確かに、バネへの負荷を考えると、



ルアーの頭を下にして梱包した方が、



良いかも?!と感じました。



確かに、



「トライデントのスプリングって弱くない?」とか



「トライデントのバネがアサシンより弱くて不良品じゃないか?」



とか、



フィッシングショーなどの展示会でも



良く聞かれる話題なので、



今日はバネについて詳しく



ご紹介してみます♪


z7e8itvrkmeur6eakrzw-79c7014a.jpg





安心して下さい♪



履いてます♪



AR-Cバネは今の頭が上の梱包でも



問題ありません!!



トライデントのバネが



元々バネレートが弱い設定
なのです。







では、恒例の(?)実験タイム♪




本日用意したのは、

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AR-C重心移動Assy♪



そして、今日使用するバネは



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新品未開封♪♪




まずは、AR-C重心移動ユニットの作り方です♪



では早速、

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新品のバネを開封♪



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シャフトにスプリングをセットして、




その先に硬質樹脂のワッシャーを挿入。



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更に、軟質樹脂のワッシャーを更に重ねてセット♪



この2つの部品は、



ウエイト移動時に、



バネを押しつぶさない様に、



ショックを吸収させる役割をしています




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で、ウエイトをセットして完成♪



部品点数が多い、



と工場泣かせなAR-C重心移動Assyです。。






今日の実験は簡単♪



このAR-C重心移動Assyを



アサシン140Fに使用しているバネと、



トライデント115Sに使用しているバネで



セットするウエイトを9gと11.5gのタングステンで



計4セット組み上げます♪




それを、


壁に立てかけるだけ(^^;;


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まず、こちらはアサシン140Fのスプリングに



9gのタングステンウエイト。



バネレートが強いので、ウエイトがビクともしてません。




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次に、同じアサシン140Fのバネで、



11.5gのタングステンウエイト。



ほんの少しバネがたわんで、ウエイトが下がっているのが



分かりますでしょうか?




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今度は、トライデント115Sのバネに9gのタングステンウエイト。



明らかに差が有りますね?




バネは新品開封直後ですよ?

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最後に、トライデント115Sに11.5gのタングステンウエイト。



たわんでますね~。



もう一度言います。バネは新品ですよ!



そうなんです。



元々トライデントはバネレートが弱いんです。



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バネは巻き数が違ったり、



線径が違ったり、



長さが違ったり、



巻き径が違ったり
、と



ルアーを開発する都度に、専用のバネを



イチから設計してるんです。。




非効率ですね~(汗




でも、そうすると、ルアーの形状や重さそれぞれに合った、



最適なバランスのバネが作れるので、



面白くて、止まりません。。。





あんまり詳しく書くと、ノウハウ大暴露になってしまって、



そのうち、怒られそうなので、サラッと書きますが、



トライデントに弱いレートのバネを使用している理由は、



飛行姿勢が乱れにくい細ペンシルボディで、



最大限にキャスト時の加速Gを利用して



飛距離を伸ばす目的です♪






また、バネの耐久性に関してですが、



これも良くご質問を頂くのですが、



品質基準大暴露に繋がりそうなので、これもサラッと(笑。





具体的な何回摺動したら、とは書けませんが、



AR-Cシステムのバネは、



毎週末に釣りに行かれて、



8時間キャストし続ける計算で



約3~5年は持つであろう回数を



品質基準として設定されています。





もっと少ない回数でもいいよ、と私(ルアー担当)が言っても、




SHIMANOが許してくれません(爆




なぜなら、スプリングは自転車部品やリールでも



良く使われる部品なので、



自ずと要求される品質も高くなるんですね~。




と、いう訳で、AR-Cバネについて、



解って頂けましたでしょうか??

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