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ねこヒゲ

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ベイト初心者によるベイト初心者のためのベイト道 番外編4

ツ●ラ…

フィッシュ●ン…

●エルコ…

トランセンデン●…




世の中には、様々なマルチピースタイプのベイトロッドがある。


しかし、どれも全長が短く、MAX2oz10ftというサイズは無かった。


ねこヒゲは考えた。

無いならある物から改造しまおう。



これは、市販品が無いために、自身でマルチピースのスピニングロッドを改造し、ベイトロッドを造り上げた中年のネコの物語である。
(BGM 中●みゆき 「地上の☆」)


ベイト初心者によるベイト初心者のためのベイト道 番外編4
 〜地獄のスレッド剥がし〜



ドンドコドンドン、ドンドン♪
ドンドコドンドン、ドンドン♪


♪風の中のSUBARU〜
 砂の中の銀河〜





おふざけはコレ位にして…

さて今回は、ロッド改造の最大の山場であるスレッド剥がしと再設定です。


本来、ロッドのブランクスは、アンサンドフィニッシュ加工された物以外は、見た目をキレイにする為と、対水分・紫外線の観点からアクリル塗料が塗られています。また、その上からスレッドが巻かれ、エポキシが塗られてガイドを固定しています。

また、ロッド設計において、ブランクスに対して力が掛かっても分散し、反発力を生み出す位置にガイド設定がなされています。

そのため、塗装を剥がし、新たにガイドを設置するという事は、最悪、ファイト中に破断する危険性を生み出す行為なのです。

直ぐに破断しなくとも、間違いなく当初の設計時よりも寿命を縮めることになります。

今回の改造にあたり、私は運良く身近にプロのロッドビルダーが居られたため、その方に師事をいただき改造をすることができました。

ロッドを改造される方は、それらを理解した上で行って下さい。





先ずはガイドを巻くスレッドから外していきます。

私は、侵入角度を気を付けながら、カッターナイフで1つのスレッドを4箇所、複数回に分けて削り取りました。

一気にやろうとすると、ブランクスを傷付けるためです。

スレッドが外れると、ガイドが取り外せます。

スレッドがあった場所に、エポキシの塊が残ります。

ネットでは、「カッターの刃の背で少しずつ削り取る」とありましたが、私のロッドは海外製品のためかその方法では削り切れませんでした。

そのため、600番〜1000番の耐水ペーパーで少しずつ削りました。


スレッドが巻かれていた場所のアクリル塗料ごと剥がす事になりますが、ここまで削れば大丈夫との事です。
(※釣り工房 マタギ店長監修


太いセクションはそれなりに力も必要でしたが、何よりブランクスに傷付いたらと考えたらで
削る力<抑え込む力
で、普通の工作の倍近い精神力と体力を使います。


これを7箇所、3日に分けて行いました。


それが終わると、今度は再設定した場所にスレッドを打って行きます。

ネットには「グルーを付けて仮置きする」とありますが、私はダブルフット部は片方をマスキングテープで巻きながら、シングルもマスキングテープで固定しながら行いました。

スレッドを巻き上げた後は…。

エポキシを塗ります!

市販品にベースで塗られているモノは24時間硬化型で、同じモノも売られていました。


私は、30分硬化型を選びました。



理由は、30分で硬化開始するなら、30分間水平に持って乾燥させれば大丈夫と安易に考えたため…。
また、乾燥時エポキシ液が偏るのを防ぐ「フィニッシングモーター」を持っておらず、店長も勧めてくれたのですが、ケチって買わなかった為です。
(この事を後程後悔します。


結果は…。






…。











……。












!!!!

垂れてるし!!




と、散々な結果になりました。


粘度が高く、付属の小手で一定にキレイに塗れなかったのもありますが、やはりフィニッシングモーターは必要でした。

ベタ塗りしたり、横着するとロクな事にならないという事ですね…。





そんなこんなで…








完成!!(と言えるのか?





長さは目標としていた10ftにはバットセクションの都合で2.05cm届きませんでしたが、十分満足です。


今回の改造で度々泣きついた「釣り工房 マタギ」の店長さん。
煮え切らない私の背中を押してくれた師匠。

そして、リビングに道具を散らかしても怒らなかった妻。

この場を借りて、厚く御礼申し上げます。





次回 向かい風15mの爆風下のテスト
 〜スピニング持って行けば良かった〜



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