親方からの「凄腕、ランカー三本ね！」って言う電話で始まった一ヶ月だった。



勿論自分の目標もそこにあったし、単純にこれが凄腕のノルマって事。

達成できなかったら、焼肉をおごる。
できたら、おごってもらえる。

親方との凄腕裏リミット。

去年は最後の一本を取ることができなかったんだよね。

てかノルマ達成したことないから焼肉借金で首吊りそうなくらい。

でも、結果的には誰も予想してなかった凄腕をとるって事になった。

大きいのを釣る方法なんかを、よくブログで読んでて、真似しても釣れなかった。

そりゃそ～だ！
それで釣れれば苦労しないよ。

まっ三年半で凄腕もメーターもとった自分も苦労してないほうか？

そんな時に思い出したのが
「絶対当てにいったらダメ！」って言う親方の一言だった。

今年はこれを軸に一ヶ月、でっかいヤツを狙い続けたんだ。

自分的に、上を引いてくるとどうしても小さいのがイタズラしてくる。

上手い人は誘い出したり、数の中にデカイのを混ぜたりするんだろうけど、自分には無理です。

釣り仲間の中でも歴は浅いし、全然下手っぴだしよ。




絶対当てにいかない！





下手っぴなりに考えたのがボトムべったりデッドスロー！

狙うは産卵で疲れきったメスに、ルアーを送り届けるなんとも紳士的なアプローチだけ。

そう、出産後の奥様に片道一時間かけて、キャラメルフラペチーノを送り届ける自分を思い出しながら。

そう、僕は紳士なんです。
フィリピンが大好きな紳士なんです。

隣では毎日のようにバコバコ釣るのに、自分にはバイトさえ無し！なんて日が毎日のように続いてく。

みんなの写真係するために、釣りに行ってただけ。

一人で行くときなんて、まさに地獄。

バイト取れないんだから魚が居るのさえわからない。

最後に釣ったのいつだっけ？

FB なんか見直してみたら、凄腕始まる前の調査の時に一本取っただけだった。
(中島さんが遊びに来たあの日よ、あの日)

なんとか三本揃える事は出来たんだが
凄腕期間中の一ヶ月は見事に３バイトだけだった。

しかも、初めての90をとった三日後には、もう一本追加できた。

100を目標においた七日後には初の100ジャストもとれた。

３バイト、３キャッチ。

一本でもバラせばリミットならず。

今思えば、スゲ～～な！

これは、ブレなかった自分へのご褒美としよう。

ここまで色々と書きましたが、自分が凄腕とれるにあたってこんなのは一割にも満たないだろう。

あとは運がよかっただけ。

３バイト、３キャッチって！まさに運。

運よく、参加人数少なかった。
運よく、上手い人が参加してなかった。
運よく、自分の前に魚がいてくれた。
運よく、子供が夜に熱出さなかった。
運よく、仕事も忙しくなかった。
運よく、天気も良好。
運よく、島原の釣り仲間に出会えてた。
運よく、有明海って言う最高のフィールドが近くにあった。
運よく、フィリピン出張が凄腕の次の日からだった。
運よく、高額な硬い竿が折れて安っい柔らかい竿を使ってた。
これは運が良いのか悪いのか？
もうキリがない。

なんにしても運が良かったわ！





そんな凄運な僕ですが

釣りが下手なのは事実。

でも、凄腕とったのも事実。

今年の紳士はもってます。










fimo で初めて友達になったかずま～にゃさんは元気でしょうか？からの投稿