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ヤバいヤツがキタ!!


先日、あるプロトロッドについて一部の情報をSNSで公開したところ、とんでもなく大きな反響が・・・。


正直、メッセージの返信が全く追いつかないレベルで、まだ3分の1も返信出来ていない。

これ以上質問のメッセージが届き続けると返信作業だけで私自身がパンクしかねないため、今後はこちらのブログを見て頂く形で対応させていただきます。


情報を公開するには時期が早いかもしれないので、もしかしたらオフィスから注意されるかもしれないが、その時はその時ってことで(笑)

とりあえず現時点で公開可能な部分をブログにまとめて書いてみたいと思います。






















◆名竿のリヴァイバル◆








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BRIST

VENDAVAL8.9M

https://www.fish-man.com/bristvendaval89m.html


Fishman史上、

おそらく1番売れてる人気モデル。


8.9Mという絶妙な長さとパワーで、

湖や河川から、サーフ等の外洋のターゲット、果てはアカメ等の国内怪魚や海外の怪魚まで、幅広い用途で活躍する、Fishmanロッドの中でもある種の基準となるロッド。

今でこそ細分化したロッドが増えて来ているが、このVENDAVAL8.9Mの

『1本で色々なルアーを投げれて、様々な状況に対応できる』

という強みは今でも頼りになるし、





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記憶に残るメモリアルな魚も釣らせてもらった思い入れの強いロッド。




さて、そんなVENDAVALを使って自分の釣りをする上で足りないモノが見えてきた。


それは、

『張り』

『感度』

『長さ』だ。




VENDAVAL8.9Mは当時のFishmanの技術の粋を集めて作られたロッド。

当時の技術で

『遠投するためのしなやかさとパワーの同居』をカタチにしたわけだ。


それから数年。

昨年登場したBeams CRAWLAシリーズという、

張り・しなやかさ・感度。

それら全てを兼ね備えたベイトロッドが発売された。

6.6L+、8.3L+、9.2L+の3機種が同時発売されたシリーズであり、

その中でも特にお気に入りなのが、

自分がテストを担当した9.2L +。

バチ系の軽量プラグから50g近いウェイクベイトまで扱え、年間通してコレ1本でシーバス釣りが楽しめる超絶バーサタイルな遠投ロッドに仕上がっている。

そしてこのロッドが完成した時に、喜びと同時にある感情が芽生えてきた。


『このロッドをベースに開発すれば、サーフをはじめとする外洋バーサタイルロッドが出来るのでは?』


すぐさま脳内で理想のロッドを思い描き始めた。




◆社長をどう動かすか◆


ロッドをつくる上で難しいのがテスト。

だがその前段階、開発をスタートさせるためには社長であるケンさんを動かさねばならない。

しかもこの人、ちょっとやそっとじゃ揺れ動かない。

『なんとなく』程度で話を持ちかけようもんなら、『正論』という名のマシンガンでハチの巣にされる。


なので、スタートラインに立つためには社長が納得する形でプレゼンテーションしなければならない。


そうこうしているタイミングで1つのチャンスが訪れる。

昨年の福島のトビヌケ植田店でのイベント。

この日のイベントは凄かった。


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曇りで風が強かったものの、試投会に来てくれたお客さんも多く、イベントは大盛り上がり。

なによりロッドが飛ぶように売れた。

そのほとんどが自分がテストを担当した9.2L+だったりする♪



そんなわけで打ち上げの飲み会の時のケンさんは機嫌であった(笑)


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アルコールもそこそこ回ってきたであろうタイミングを見計らい、こでチャンスとばかりに話を持ちかけて一気に畳み掛ける(笑)


まずは

・14g〜30gのジグヘッド+ワーム

・15g〜40gのプラグ

・20g〜40gのメタルジグ

・1.2号〜1.5号の細めのPEライン

これらをサーフで使いたい、と土台となる部分を話した上で細かいところまで理想を話し、

こんなロッドを作って欲しい!と言うと、


『わかった、考えとく。』


との答えが返ってきた。

返事からして、ちょっと押しが足りなかったかな〜、と後悔。

だが、ケンさんも同じようなロッドの必要性を感じていたらしく、頭の中で構想は出来ていたらしい。

イベント後、なんとわずか数日で


『例の長尺ロッド、やるぞ。急ぎで設計図送ってくれ。』


との連絡が。

さすがは日々世界中のあらゆる釣り場を飛び回るオトコである。行動が早いのなんの(笑)


で、ケンさんに手書きで書き殴った雑な設計図を送り、開発がスタートした。




◆理想と現実のズレ◆


ファーストプロトが届いた時にはあの時点で自分の脳内で描いていた理想のロッドがカタチになっていた。

よくもあんな雑な設計図から俺の意図を汲み取ったもんだと凄くビックリした(笑)


だが、使ってみると理想と現実は違った。

良いロッドなのだが、足りない部分がチラホラと見られる。

それがロッド作り。当然の話だ。

その理想(脳内)と現実(プロト)の差を埋めていく作業を今も繰り返している。

で、紆余曲折あり1度はMH表記となるも、結局はMで落ち着いた。




◆名を与えられる◆


そして先日、ついにネームが発表され、あのロッドの名を冠することが決まった。


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BRIST

VENDAVAL 10.1M


これからはこの名前で行く。


そして、ここまでの文章を読んだ人や、今年の各地でのイベントで触った人はわかっているかもしれないが、

実はこのロッド、VENDAVALの名を冠してはいるが、ベースはBeams CRAWLA 9.2L +なのです。

9.2L +を強化し、長尺化したのがこの


【Newベンダバール】


というわけです。

CRAWLAシリーズの

・投げやすさ。

・感度の良さ。

・操作性の高さ。

・バーサタイル性の高さ。

これらにVENDAVALの遠投性能をミックスすることに成功し、更に張りと感度をプラスしたのがこのBRIST VENDAVAL 10.1M。


もちろんFishmanロッドは〇〇専用ロッドではない。

根本にある軸はサーフロッドだが、

ハタロッドとしての面もあるし、

大河川の河口域で使うシーバスロッドとしての顔もある。

これらが高次元で融合されているため、使い方に制限はない。

用途は自由、このロッドが当てはまる様々なシチュエーションで様々な魚を狙うことが出来る。

既に各地のスタッフ陣がテスト段階で様々な魚を釣り上げている。


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ヒラメ、マゴチ、シーバス、ヒラスズキ、キジハタ、アカハタ、オオモンハタ、果てはイトウやアカメなんかの怪魚まで。

様々なフィールドで活躍している。




でもね、まだ完成じゃない。

まだもう一段階進化する。







待ち焦がれた、

待望の長尺バーサタイル





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【BRIST

VENDAVAL 10.1M】


2020年・発売予定。


乞うご期待。

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