将星堕つべし!

 『鰯花火を打ち上げる』
 そんな幻想に執りつかれ、冬のサーフに狩り出す…
 宙を見上げる、北斗七星の脇に寄り添うように輝く星…
 そして、流れた。
 二つも…
 将星堕つべし!
 先に天へ還ったのは…
 とある方の投げた沈黙の暗殺者だった。
 距離はおよそ120mほど遠方の水面に飛沫が見えた。
 そして、鰯花火…

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