続・めぐりあい
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決めた《自分の釣り》をやり切る
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5noryi3oj
2025-12-25T19:26:00+09:00
「やはり『王道』は『王道』なのか」
そんな想いに押しつぶされそうにもなっていた。
三浦半島、冬のハイシーズン。
キビナゴなどのベイトパターンもあるにしろ、あくまで《南下系》の群れをとらえることを意識した場合、11月下旬~1月上旬が主となるが本当に良い状態は12月に入ってからの二潮くらいとも思える。
待ちわびた割に、あっという間に過ぎていくのだ。
そして、そのピークは不変。
「この潮周りから始まるね」
これは生き物にとって最も大事な『子孫繁栄』という本能に沿った動きになるため、余程のことでもない限りズレないのだと思う。
ただ、以前書いたように絶対数の減少(入ってくる群れの規模)や環境の悪化によって、簡単に言うと昔はその潮周りになればある程度の日数釣れ続いたのが近年は2~3日しかもたないとか1日の中でも時合いが短くなったりとか
『タイミングが狭い』
状態に。
その中で今シーズンは《自分の釣り》を変えたことも
■フィネスで始まる三浦の冬
(11月29日作)
同じく上記で書いた通り。
が

と、ガンダム名言に心のよりどころを求めてみたり。
それまでは釣果を得られていながらも、肝心なタイミングになって苦戦が続いた。
条件が合わなかったり時間が十分に取れなかったり、挙句の果てには

例年になく

忘年会が3週続いたりして、極貧の瀕死状態(笑)

違う意味での瀕死?二次会で寝顔に平気で落書きする三浦半島勢w
駐車料金が掛からない原チャリという手段はあるものの、流石に寒いわ、面倒だわ。
(実際そういう場所で釣果を得てはいないのだが、ポイントの選択肢として)
いずれにしろ、ここ数日も北~北東の強風が続いていたことで、結局多かれ少なかれ釣果が聞かれていたこれまでの主戦場には戻ろうにも戻れない(向い風は嫌いなのでw)。
むしろ、それをプラスに捉えて
「もう、ここまで来たらやり切るしかあるまい」
・・・
・・・
・・・
この夜も依然として強い北風。
それを避けて、今季初場所にトライ!
しかし、近い場所がそうであったように、ココも全く反応が得られないまま時間だけが過ぎていく。
「ダメだな、これ」
完全に諦め状態だったが
「ん?少し風弱まった??」
と感じたことを機に移動を決意。
半島の西側から東側に入り直すが、吹いたり弱くなったりを繰り返している中で一時的に弱まったくらい。
それでも、向い風ではなく出来ないレベルではなし。
ただ、前回釣れた魚がアフター回復系だったことから状況が変わったことも恐れていたように、その後数回はノーバイト。
可能性を求めるのであれば、釣っていた時も含めて全て上げ潮で入っていたことに対して下げ潮でのイン。
「やっぱ、もうココからは抜けたか…」
いや、まだいた!

HYDRO UPPER 55S(CHモヒート)
上げでも下げでも喰ってくるコースはほぼ同じ。
GRANDAGE LEGACY RUTHLESS S86MHT
これまでの釣りに頼らず、他の釣果に左右されず
「今シーズンは、これでやり切る」
と決めたパワーフィネスゲームは、まだ続いていく。

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永島規史
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師走の1,000本ノック
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5nkys8gps
2025-12-20T01:42:00+09:00
『Foojin'Z 6th』の今年最終便が到着。
と言っても、まだ2回目。

いずれにしろ、そうなれば検品合宿である。
全機種入荷につき

もう、1,000本ノック状態!
(実際の入荷本数とは無関係ながら)
当初の予定より1日延長となった4日間の合宿を終え、あとは出荷を待つばかり。
年内にはお届けできる予定ですが、店舗様への到着は流通形態によっても異なる為、ご予約頂いている店舗様からの入荷案内をお待ちくださいm( _ _ )m
注)ご注文数が生産数を超えているモデル(『HIGH ROOLER S103ML』・『ANGEL SHOOTER S96M』など)は次回以降での出荷になるお客様もm( _ _ )m
ただ、それより先に申し出もあったり。

そう、ひたすらバイブだけを投げて巻く釣り(笑)
・・・
・・・
・・・
今年の2月にもチョロっと行った。
■もろもろ変わるタイミング(前編)
(2月3日作)
シーズン終盤というより
「えっ?まだ狙えるの??」
くらいの時期だったので、見事に失敗(笑)
なので、今シーズンは早めに行こうかとも。
例年であれば《南下系プリ》だけに気がいって他の釣りには目もくれず!といった状態でもあったが、今年はこれまでのブログで書いている通り、そこへの拘りはない。
その分、三浦半島以外への釣行も、すんなり。
が、誘ってくれた知人とは直ぐに予定が合わず、初回の夜は単独で出向くことに。
バイブ1,000本ノック開始
狙いの上げ始めに間に合うかどうかの微妙なタイミングだったが、むしろ上げの効きだしが遅く、下げ止まりの時間から1時間ほど経過したくらいでは、まだ川の流れが勝っている湘南河川の河口部。
例年に比べシーズン開幕も遅れ気味なのか
「1本釣れるか釣れないか」
のようでもあり、先日釣れたシーバスも吐き出したのはヒイラギではなく小型のコノシロとのこと。
とりあえず

左から
イラゴスペル(76mm / 27g)
マール・アミーゴMA90(90mm / 36g)
bit-V 26(55mm / 26g)
の3つをとっかえひっかえ!
「どういう時はどれ」
と言えるようなモノがあるほどやり込んでいるわけではないので、潮の変わり目の時合いを待ちながら各バイブを投げて巻き続けるだけ(笑)
そして、そんなタイミング。
結果的にはコレだった、魚は違うけど!

bit-V 26(黒銀サラシ)
巻き始める前のフォールバイト。

Foojin'RS BARBARIAN C90MH+
ゲストとして釣れる話は聞いていたが、最初から登場した肉厚ヒラメにびっくり!
潮止まりから2時間ほど経過した頃に何にしろ反応が出たことで
「これからか?」
という期待も。
しかし、肝心なシーバスからのコンタクトはないまま次第に強くなる南西風(苦)
潮位が上げていくと共に強風による波が足元をさらうようにもなり、翌日から控えていた違う1,000本ノックに備えて足腰が弱る前に撤収。
足腰より目にくる1,000本ノックではあったが(笑)
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永島規史
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三浦の冬、ヒラがダメでもマルがある!
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5nmo7i5jm
2025-12-13T14:09:00+09:00
もー、前話で言った通りのタイトルにした(笑)
この夜は『2025渥美半島シーバスパーティー』が終わり、帰宅してからのゲーム。
ただ

現地を出る正午頃にナビった限りでは18時前には帰宅できる予定だったが、神奈川県に入るような時間になれば東名高速道路の渋滞が発動することは目に見えている。
案の定、どんどん遅くなる到着予定時刻。
「高速を降りて、箱根を下るか」
よくある選択だが、平日の出張帰りではなく日曜であることを考慮していなかったばかりか、箱根の山道での事故渋滞が更に拍車をかける。
高速も一般道もダメだった(泣)
結果、当初の予定より3時間ほど遅れて帰宅となり、やるつもりだった場所に対しては完全に出遅れ。
「もー、今日は休む?」
そうは思ったが、前夜の伊良湖岬はノーバイトで朝は起きれず仕舞いだったことから、とりあえず魚を触っておきたくもなり(笑)
とは言え、手堅そうなヒラ場は既に潮位不足。

時合いとなる潮位を多少広く見たとしても、限界値には間に合わない。
よって
「ココで釣れるなら、アッチでも釣れるんじゃね?」
的な所からスタートしてみることに。
・・・
・・・
・・・
一応、行きがけにこれまでの場に立ち寄る。
余り気が入らないまでも数投してみるが、やはり落ち過ぎた潮位では反応も出ないのか、そそくさと移動。
で
「コッチでも釣れるんじゃね?」
と思える場所を目指す。
コッチはウェーディングすることになるので、むしろ潮位は下がってくれないと入れない。
実際、この2箇所の関連性は今に始まったことではなく、今年1月にもネタに(笑)
■『Juicy #2』セットでヒラからのメバル
(1月30日作)
が、そうそう上手くはいかず。
メバルは時期的にも期待はしていないながら、ヒラもメバルもダメだった(苦)
入水地点を変え少しズラした場所をやってみても同じくで、エリア一帯から魚が抜けたような感じすら。
こうなってしまえば、再度移動するほかない。
「よし、ヒラがダメならマルを!」
まだ手探り状態の場所ながら
■フィネスで始まる三浦の冬
(11月29日作)
■一筋縄ではいかぬ!
(12月9日作)
条件を合わせて入った過去2回はこんな感じ。
確かに都度キャッチは出来ているが、まだ2本だけではとやかく言えたものではない(実際、ノーバイトの時もあったしw)。
いずにしろ、この夜はそれまでより50cm近く潮位が低い状態からのスタート。
上げが効き始めても潮位が低すぎるのか、暫くム。
「3時かよ(苦)」
潮位的タイミングが同じとすれば、そんな時間にもなってしまう。
幸いにして、イベント後に渋滞を食らいながら帰宅も遅くなってからの釣行ではありながら、前夜に恋路ヶ浜の駐車場で寝袋にくるまってしっかり寝たが故に眠気もない(笑)
しかし、神様は気遣ってくれた。
「そこまで潮位が上がらずとも喰う時は喰うのか」
潮位に合わせて数か所回っている今の釣りからすれば、これが分かったことは大きい。

HYDRO UPPER 55S
(ピンクラグーン / 上州屋戸塚原宿店オリカラ)
40cmくらいは低い中でのバイト。
とは言え、70チョイながら

GRANDAGE LEGACY RUTHLESS S86MHT
プリではなくアフター回復系を思わせる魚体。
結局、3時を待たずして終了(笑)
ここまで地味に1本1本を拾っていくような釣りになっている今シーズンだが
「今年はこうやってみよう」
と思った《自分の釣り》をやり通す感じ?
次の潮周りは、それも怪しいけど(笑)
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永島規史
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三浦の冬、マルがダメでもヒラがある!
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5nnjtpkrc
2025-12-10T20:38:00+09:00
伊良湖岬から戻った翌々日には宮城入り。
その直前に青森で発生した地震の影響を考慮して今回は釣りの無い出張にはなったものの、まだ寒さに身体が慣れていないせいか日が暮れた後はとても釣りが出来るような状態ではなかった。
ホテルから隣のコンビニへ行くのでさえ
めっちゃ寒い。
サウナと水風呂を繰り返すことすら躊躇う(笑)
水風呂に入っても全身浸かるまでは無理だった。
ただ?
ヒラとマル。
マルとヒラ。
全く、今年の冬は何度これを繰り返すのか。
そして、この後が前話で書いた通りに

またマルになることからすれば、【第七十九話】のタイトルは
■三浦の冬、ヒラがダメでもマルがある!
となる恐れが十分に(笑)
どちらにしろ《フィネス》に全フリしたことの恩恵?
・・・
・・・
・・・
「ダメだ、感じがねぇ。移動だ!」
これまでの釣りであれば、主戦場に群れが回ってくることを期待しながら投げ続けていたが、フィネスでは潮位に合わせて良さそうな場所を転々と。
勿論、場所は違えど狙い目の潮位が被ることはあり、その際は風向きによって選ぶ感じ。
その向きを気にするほどの風ではなかったことから選択の自由度はあったが、この夜は1箇所目、2箇所目と予め決めていた。

上げっぱなから1箇所目を開始し、PM23:00頃には2箇所目に入る。
「まだ、ヒラは釣れるのかね?」
■ベタ凪ぎフィネスヒラ4連戦(前編)
(12月2日作)
■ベタ凪ぎフィネスヒラ4連戦(後編)
(12月4日作)
以来、1週間ぶりの入場。
4連戦の時は大潮後の中潮4日間で全て下げ。
今回は大潮前の中潮最終日で上げ。
ベタ凪ぎは変わらず(笑)
その上げ潮で魚が早く差してきていたのか、これまで以上に手前で直ぐにバイトが出るが、想定より近かったせいか
「えっ??」
となって掛けれず(苦)
ただ、バイトは続く。
しかし、今度はランディング寸前のエラ洗いで(泣)
とは言え、単発的なバイトが大半だった下げの時に比べ、3度目のバイト!
直前でバラした2本目も同サイズと思われるが、今回はしっかり口の中へ。

HYDRO UPPER 55S(CHモヒート)

「バイトが多い分、少し小ぶり?」
と思いはしたが、そんなこともなかった(笑)
4連戦中に3度味わった『小ぶりではない』と分かるファイト。
GRANDAGE LEGACY RUTHLESS S86MHT

5釣行で4本目の60UPであり、2本目の65。
このサイズのヒラスズキがお手軽スタイルのライトタックルで狙えるのだから、なかなかやめれず(笑)
そして、この後。
リリースしようと少し水に入ると、その足元で目に留まるモノが。
「あっ!!」
前回この場に忘れてきたプライヤーが海中に(笑)
翌日探しに来た時は見つけられなかったのに!!!
潮が引けば陸上になるとは言え、1週間海水に浸かったり、浸からなかったりを繰り返していたにもかかわらず、『タフネススパイラルコード』のカラビナは錆びることもなく。
まさに
■解けぬ『コードの呪い』(後編)
(11月2日作)
この時に書いた通りである。
ネタも繰り返される?(笑)
つづく
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永島規史
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一筋縄ではいかぬ!
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5n6m5s8jh
2025-12-09T00:50:00+09:00
先週末は毎年この時期恒例の伊良湖岬へ。

昨年は『bit-V 26(黒銀サラシ)』で
■ブリのラッシュに乗っかって
(2024年12月5日作)
のようにもなったが、そう毎年は上手くいかず。
勿論、自身の釣りが主ではないが(笑)

冷え込んだ深夜に外で食べるカップラーメンは何よりのご褒美であり、1年振りに車内で包まった寝袋の温もりに朝は完敗。
ウェイン時も青物どころかランカーシーバス不在となるタフコンディション下でのウイニングルアーが

『bit-V26』であったことは何よりのお慰め!
大会参加の皆さま、お疲れ様でした!!
そして大会中、ホーム三浦半島では
「いい魚が入る潮周りのタイミングは結局同じか」
ともなっていたが、今年は違うエリア・違う釣りで通すつもりでもあるので、それはそれ。

伊良湖岬から帰宅した夜もそうだし。
この分は次々話で。
・・・
・・・
・・・
前話までのベタ凪ぎフィネスヒラ4連戦後は、そんなマル探し。
翌日はラインを巻き直したが、その日の内に使うのが勿体無くもなり、お休み(笑)
いずれにしろ、これまでとエリアも釣りも変えるとなれば、手探りな部分も多い。

結局同じ場所を3日間やって、1バイトのみと惨敗。
ココを良く知る仲間もまだ釣果をあげていないので、単に手をつけるには時期的に早すぎるのか、攻め方があっていないのか…。
小潮→長潮→若潮ときて、中潮初日となる翌日からは場所変更。
ココもまだ掴み切れてはいなかったが
■フィネスで始まる三浦の冬
(11月29日作)
の時に習って、上げ始めを狙うつもりで。
実際上記以降も何度か条件を合わせてやってはみたものの、バイトは得られず(泣)
「『下げ』より『上げ』が合うはずなんだけどなー」
確かに下げ潮の方が沖の流れは効くが、上げ潮の方が狙っている場所に潮が差し込んでくる感じでも。
とは言え、その場に向かって吹きつける北風よりも(基本的に向い風は嫌いw)南西~西風がベスト?
その強い西風が2箇所目は釣り不能にしてくれたが、この場だけでも十分だった。

HYDRO UPPER 55S(CHモヒート)

GRANDAGE LEGACY RUTHLESS S86MHT
ランカーには届かずも、ライトタックルで獲ることを存分に楽しませてくれるサイズでは!

ものの数投でバイトを得られたことから風は落ちるとはいえ翌日も入ってみるが、そうそう簡単でもなく、まんまとノーバイト(笑)
潮が上げてくるのも早い潮周りなので1時間ほどで撤収にはなったが。
ただ、潮位的にココを終わらせた後で入る場所は、むしろそれが丁度良くもなる。

再度《フィネスヒラ戦》へと、つづく
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永島規史
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ベタ凪ぎフィネスヒラ4連戦(後編)
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5n4e688i3
2025-12-04T17:47:00+09:00
前話で
「このネタの後は再度マルスズキに戻る」
と書いたものの、そのマルスズキの後は

またまたヒラスズキに(笑)
勿論、『ベタ凪ぎ』は変わらず。
・・・
・・・
・・・
連続が4日までなのは5日目が釣れなかったわけでもなく、明らかに時合いが遅くなることが分かっていたため、そこまででやめた。
実際、1週間経ってから再入場しても釣れたのが、上記写真でもあるし!
時合いを『潮位の範囲』で捉えていることもあり、当然日に日に遅くなっていくのだ。
仮に5日目で見れば

PM23:00~AM00:00
くらいとなる。
勿論、それ位の時間からでも行く時は行くが。
むしろ
「そろそろ、ヒラをやめてマルを探さねば」
ということの方が理由としては大きかったり。
いずれにしろ、ブーツウェーダーの左足、フェルトピン長靴の右足と浸水がみられたため、お手軽スタイルが売りの場所であったにも拘わらず、3日目からはウェーダーを履かざるを得なくなった(笑)
ただ、ブーツウェーダーに関しては、その後風呂場で中に水を入れても穴が開いたと思われたブーツ部は勿論、生地からの漏れも見られず、何だったのか全く分からず(苦)
気付かぬ内に丈以上海に入っていたとしたなら、もっとビッショリになるはずなのに!
更に後日、試しに砂場で履いて足を海に突っ込んでみても問題なく
未だに謎!!
それはさておき
そんな3日目は時合い定刻内ギリギリでヒットするも

やや小振り。
この後は潮位が落ち過ぎることもありマル探しに行くが、タチウオとカサゴで終わり(泣)
そして、4日目。
この日は多少南西風が吹く予報だった。
この場に於いては釣りをする上で向い風になるわけでもなく、時に南西が好釣果に繋がる場合もあったので
「ベタ凪ぎで釣れている状態からどう変わる?」
と少し早めに現場入り。
風があれば、潮位が高い内にもシャローに入ってきて口を使うのか、どうなのか。
向い風ではないながら使用するルアーも5g程度と軽いため、強すぎるとコース取りもしづらく、ただただ横から戻ってくるだけになってしまうが、その恐れはない風速予報。
が、吹き出すだろう時間になっても、一向に吹いてこない。
結局『ベタ凪4連戦』になった(笑)
そうなると、想定時合いより早めに入ってしまったが故に、暫くはムの状態が続く。それだけバイトが出始める時間=潮位がハッキリとしていた4日間。
前日が範囲内でもやや遅めだったように、この夜も遅めだった。
それでも、何度もロッドを絞り込み、ラインを引き出してくれるファイト!
ルアーのカラーだけ、これまでとは別で(笑)
HYDRO UPPER 55S(CHモヒート)
コンディションも抜群。

GRANDAGE LEGACY RUTHLESS S86MHT
この4日間で3本目の60アップになった。

この魚体の綺麗さも魅力!
やめる頃になって吹き出したが、もう関係なし。
ただ、翌日からは
「少しは吹いてくれてもいいんだけどなー」
というマル探しに。
つづく
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永島規史
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ベタ凪ぎフィネスヒラ4連戦(前編)
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5npnzfb93
2025-12-02T17:44:00+09:00
同じ《フィネス》でも前話のマルスズキの後はヒラスズキ。
ただ、このネタが終われば

再度マルスズキに戻る(笑)
タイトルにあるよう4連戦=4日連続ではあるが、3日分を4話構成にしたオオニベ戦
■残した『運』の行方 - ①出会い
(11月23日作)
■残した『運』の行方 - ②違う呪い?
(11月24日作)
■残した『運』の行方 - ③魔法の手
(11月26日作)
■残した『運』の行方 - ④解放と開始
(11月27日作)
の時と違い、(前編)&(後編)の2話でまとめてしまう事にした。
1日毎に書くほど、それぞれに濃いネタがない(笑)
なにしろ
「4日間の全てが同じ場所!」
だからでも(笑)
・・・
・・・
・・・
「くっそー。こっちが『冬だからこそ』と意地になって?シーバスタックルで南下系の釣りで苦労してるってのに、ヒラの写真をぼんぼこボンボコ送り付けてきやがって(苦)」
と昨年までは思っていた。
フィネスタックルで狙うヒラズズキにしても、年を明けてから切り替える釣りの扱いだったが、実際はその前から釣れていたり。
しかし、今年は前話の通り、既にフィネスタックルを持ち出している状態でも。
とは言え、この夜は最初からヒラ狙いだったわけでなく、日没時の満タンスタードでマルを仕留めにいったはずが、ム(泣)
一旦帰宅し夕食を済ませ
「さぁー、どこ行こ?」
と考えていたが、知り合いから三浦にメバルを狙いにくると言われた際に
「ソコ行くなら、ココも軽く様子見た方がいいよ!」
と告げた場所で、釣れなかったものの2バイトはあったとの話を思い出す。
その日からは1週間近く経っているが、それを自分で確認しに行くことに。
ヒラと言っても、出直しでチョイと行くには丁度良い長靴レベル(実際履いたのはブーツウェーダーだがw)で狙える場所だ。フィネスタックルで狙う以上、ラインブレイクのリスクを伴わないような場所を選ぶことが原則。
ココも完全オープンエリア。
着けば全くの無風、水面はベッタベタの鏡。
過去の『フィネスヒラ』ネタにも多い、好む状態!
「それにしてもベタ凪ぎすぎ?」
と思いはしたが、その不安は1投目で消える。
ガバガバガバッ、ジィー
それを何度も繰り返す。
いくら走っても根ズレの心配は全くない。
ロッドに伝わる重量感からもそれなりのサイズであることは直ぐに分かったが、無事にズリ上げてランディング。
HYDRO UPPER 55S
(ピンクラグーン / 上州屋戸塚原宿店オリカラ)
60cmのマルと60cmのヒラとでは、そのファイトは比べ物にならないくらい面白い。

GRANDAGE LEGACY RUTHLESS S86MHT
そんな60アップを翌日も!
ただ、この夜は1投しただけで終わり(苦)
リリースする際にブーツ部を深く水に入れると、左足のくるぶし下あたりから一気に水が?
「えーっ!?」
濡れ方からして続ける気にはならなかったが、帰ってから損傷個所を探しても見つからず、ただただまた違う『呪い』かと(泣)
修理したはずだったもう一足の長靴があったので
「まー、あとでゆっくり見よう」
と、翌日はそれを履いたが今度は反対側の足から。
治し切れていなかった(笑)
が、濡れ方も軽かったので続行!
前夜同様にベタ凪ぎの中

ルアー同上
最初のヒットは50チョイだったが

直ぐに60アップ追加!

ここではいつもそうなのだが、大体決まった範囲内の潮位でバイトがでる(当たり前と言えば、当たり前だが)。
幸いにして他に誰もいない場所で、その時合いが4日間続いた。
残り2日間分へ、つづく
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永島規史
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フィネスで始まる三浦の冬
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5n7atojzh
2025-11-29T19:19:00+09:00
今年の初っ端のブログで書いた通り
■先ずは、どうでもいい話から?
(2025年1月5日作)
昨年の12月は『大量の鼻血が止まらない事件』により、殆どを棒に振った。
よって、自分でその状況を感じることはできず。
いずれにしろ
「冬こそ三浦半島のハイシーズンだ!」
そう思って、何十年も釣りをしてきた。
産卵を間近に控え、抱卵した見事なまでのプロポーションのシーバスを狙えることが冬の三浦半島の醍醐味であり、それこそ三浦半島ならでは!だと。
その狙い方はスタイルにもより様々。
ボクにとっては、浦賀水道の流れに乗って南下してくる群れの本隊を横須賀の東部エリアで直撃していく釣りを『冬の三浦半島の王道』として捉えていた。

※過去を振り返るネタ画w
勝手に『南下系プリ』と名付け、その釣りに関し何度ブログで書いてきたことか分らない。
その昔『磯マル』という言葉が脚光を浴び始め、当時注目されていたのは千葉県内房のその釣り(「三浦なんて昔から「磯」じゃねぇか」とか思いながらw)だったが、やがて釣果も激減。
それが嘆かれていた頃、対岸でもある三浦半島はそこまでの影響を受けずに同様の釣りが出来ていた。
とは言え、近年東京湾のシーバスの絶対数の減少が問題視もされる中、三浦半島もその影響を受けないわけがない。
勿論、東京湾の全てのシーバスが三浦半島沖で産卵をするわけではないにしろ、毎年水温が16℃を切る頃になれば、定置網にはドサッとシーバスが入り始める。それは紛れもなく、群れが南下してきている証でも。
ただ
「今年も定置網に入り始めたみたいだよー」
という声が聞こえてきたにしても、それを合図とするかのような釣果の伸びがない。
要するに
「ショアから釣れる範囲への接岸が少ない」
と言える?
潮流の変化、浅場の藻の減少などなど要因は色々あるだろう。
こと、これまでの主戦場に関しては、この数年で地形ではなく地質が大きく変化した(何年も入り続けている人でなければ気付かないかもしれない)。
それでも3~4年前までは
「あー、これ、自分が釣りきれてないんだな」
と感じることもあった。
が、先の事件により欠席した昨年の聞いた話を含めこの1~2年は、めっきり釣れなくなった(苦)
入ってくる群れではなく、地の魚がポロポロっと釣れたりするくらいは当然あるが、かつての『破壊力』は失われたと思わざるを得ない。
ぶっちゃけ
「もう『椅子取りゲーム』をする価値すらない」
とも言いたくなるほどだが、いざシーズンを迎えれば今年も激戦区化してみたり。
「試しにエリアや釣り方を変えてやり通すか」
そんな冬の始まりに(笑)
・・・
・・・
・・・
これまで主としてきたのはアフター期だが、プリの時期も合間を見て(浸かれない潮周りとか)チョイチョイやっていた釣り。

Dover 46 SlowSinking ※この時はプロト
ヘロヘロのアフターと違って、重量もあるプリをライトタックルで掛けると楽しいのなんの。
『オープンエリアの回遊の釣り』よりは『小場所のピン撃ち』の要素の方が多くはなる。
ともすれば
「小さいルアーでのセコイ釣り」
と思われがちだが、フィネスネタの際に書いたことはあるように前話までのオオニベとは真逆で『ルアーを小さくする=発見されづらくなる』となるため、そこに至るまでのアプローチ(キャストコースなどだけでなく時合いも含め)はより精度の高さが求められる。
そういったゲーム性のある釣り、のつもり。
マイクロベイトを選り好みしている状態でもないし。
いずれにしろ、この日は検品作業を終えて帰ってきた後、日付も変わる深夜から『GRANDAGE LEGACY RUTHLESS S86MHT』を片手に出撃!
当初やろうと思った場所の満タンスタートには全く持って間に合わなかったため、下げ止まり前後を狙って場所も変更してのことだった。
それが功を奏したのか

HYDRO UPPER 55S
(ピンクラグーン / 上州屋戸塚原宿店オリカラ)
上げがしっかり効いてきてから明確なバイト。
まだ手探り状態の場所なので時合いはハッキリ掴めていない中だったが、ライトタックルを十分に楽しませてくれるサイズ。

と同時に、翌日からのヒラスズキのラッシュにあう前の貴重なマルスズキにもなった。
フィネスで狙ったからといって簡単には釣れず(笑)
4夜連続の《フィネスヒラ戦》へと、つづく
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永島規史
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残した『運』の行方 - ④解放と開始
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5n5oauwxh
2025-11-27T19:53:00+09:00
依然として日々のネタが溜まっていくが故、これもまた同タイトルにして続けることにもなりそうな?

ベタ凪ぎフィネスヒラ戦 - ①~④
とか。
(その前にヒラではなくマルの話もあり)
①と②、③と④をそれぞれまとめて書いてしまうことも出来なくはない気はするが。
いずれにしろ、無駄に長くなった前話までのように思わぬ事態に巻き込まれた?中で
「これで釣れたらドラマだよ(笑)」
とも思いはしたが、結果的にはこうなった。

・・・
・・・
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「この際、メジャーはなくてもいいべ」
車の『呪い』が解けたことで別の100均へ探しに行くことも考えたが、そのまま釣り場へと向かった。
駐車スペースに到着し準備を進めていると
「来ちゃった!」
と、鳥居さん登場(笑)
直後に前夜も一緒だった他メーカーの営業さんやテスターの方も来たりして。
不安からも解放され、まだ明るさも残る中

『パンチライン130』(2gのウェイトシールつき)から開始。
事前に各種買い込んだように軸となるのは150~170mmクラスのビッグミノーであることは確か。
ただ、この数日の中でオオニベからの反応が一番あった浅い瀬周りにはシンペンが有利との話。実際、2日目の夕マズメのヒットは全てシンペンだったらしい。
2日目の夜、狙った場所も違いシーバスだったとは言え、釣果を得たのが同ルアーだったが、それ以上に
「これで釣りたい!」
というルアーも。

BALEINE 160SPL
160mm / 47g
シンペンをセレクトするような状況下において同等の使い方が出来る上、ビッグミノーと同じボリューム感を出せる。
『パンチラインマッスル95』での釣果報告も聞かれたり、バイブレーションを使うこともあるように
「大きくなければダメ」
というわけではないにしろ、やはり群れが回ってきた時にすぐさま見つけてくれるようなボリューム感は求めたくなる。
ただ、流れも速い中で水の掴みをより良くさせる為、多少前傾にするようなつもりでウェイトシールの重さや位置をその場で色々貼り替えながら試していった。

2g ※位置が同じ写真だったw

最終的にはコレにした3g
瀬の先のブレイクだけでなく、瀬の上も狙える高い潮位の内から開始するも、直ぐには反応なし。
やがて、ライフジャケットの背中のライトだけしか見えなくなった闇の中で、自分よりだいぶ左に入っていた鳥居さんの声が響いた。
「ヒットー!!」

やはりシンペンだった。
メーターちょいかけながら初めて目にするオオニベ。
その回遊が始まった?
多くの人が更にその先へと足を急がせていた中、人も少なめ且つ回遊があるだろう地形変化に狙いを定め、キッチリとモノにする。
「やっぱ鳥居さん、スゲぇー(笑)」
今回、初めてオオニベにチャレンジするにあたり、①で記した鳥居さんからのコトバ。
「群れが入った時に、通過する場所、とどまる場所にルアーが届くことが1番重要なのかな~(笑)」
『届く』といっても単に飛距離の話ではない。
その時、そこにルアーがあること。
とにかく、ひたすら投げるしかない。
もうそれは、ルアーフィッシングとしての原点。
「つべこべ言わずに投げて、巻け!」
みたいな(笑)
そして何より
「あとは自分の『運』を信じることですね!!」
ここまで『運』は使っていないはずだ(笑)
左からの流れで浅瀬の左側のブレイク付近か瀬の上に乗ったであろう頃か、これまでに得たことのないバイトと共にファーストラン。
「喰ったー!!」
一気にラインを引き出しながら
ガンガンガンっ
と何度も交えてくるロッドを強く叩く独特な引きは
「一度味わったら病みつきになるから(笑)」
と言われるのが良くわかる。
それと一緒に
「メーター以下は『オオニベ』じゃなくて『イシモチ』だから!!ガハハっ」
と語ってくれた現地釣具店スタッフもいた。
「『イシモチ』でいいよ、『イシモチ』でも!」
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BALEINE160SPL(どチャート)
知る人ぞ知る『チーム・ショッカー』の名が入った鳥居さんのメジャーの上に乗せる。
Foojin'RS MAJESTIC SURF S106MH

『イシモチ』 だった(笑)
勿論、それでも十分だ!

そして、今回の釣行で『運』を使い果たしたどころか
「それまでの各種『呪い』からも解放されたはず!」
という気持ちにもなり、三浦半島での冬を開始した。
※このネタからも解放され、次のネタを開始(笑)]]>
永島規史
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残した『運』の行方 - ③魔法の手
https://www.fimosw.com/u/uc007980/ntnse5ngtm2mjk
2025-11-26T21:15:00+09:00
やはり流れがすっかり戻ったのか

ネタが溜まる一方につき予定通り今回で終わり!
と、したかったのだが、どうやら無理らしい。
全てを書き終える前にそれを悟ったので、この部分と先を追記及び訂正(笑)
それでも、次回④では確実に終える。
そもそも余り長いブログは書かないタイプだが、それでも前話以上にかなり長め。
今回ばかりは致し方なし?
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3日目の朝。
エンジンは無事に掛かり、当初利かなかったハイビームも前夜の帰路中に治った。
「いったい、なんなんだ!」
この日1件目の営業先着。
駐車場で店舗担当者と鉢合わせ、早速立ち話。
「2日間やったすけど、シーバスだけでした」
「あいつら、簡単じゃないでしょ(笑)」
勿論キャッチもしており、かなり精通している。
「どの竿でやったの?」
「これですよ、これ!」
ラインも通しっぱなしのその竿を差し出す。

Foojin'RS MAJESTIC SURF S106MH
■Length / 10'6"
■Lure / 12-56g
■Line(PE) / #1-2
■Weight / 173g
ついでに
■Reel / DAIWA 19セルテート LT5000D-XH
■Line / PE2.5号 300m
■Leader / フロロカーボン10号(35lb)
「また懲りずに頑張ってよ!メーター以下は『オオニベ』じゃなくて『イシモチ』だから!!ガハハっ」
まぁ、もっと色々話はしたが。
「やっぱ、朝は釣れてたのかー(苦)」
朝に届いてた鳥居さんからのLINEでそれを知ったが、鳥居さんも夕方の時合いには間に合わないらしい。
実際、干潮でも満潮でも上げでも下げでも
「群れが入るかどうか次第」
のようだが、この数日に関しては潮位が高い時に魚が入っていたことは明らかだった。

「え?今日は行かないの??夕方、大チャンスじゃん!絶対行った方がいいよー」
2件目の営業先でもそんな話に。
ある程度魚が回ってくる箇所も分かり始めていたので尚更だった。
ただ…
2件目に入る途中で立ち寄ったコンビニで直ぐに解けたから良かったものの、一瞬『呪い』に掛かった。
釣りたいのはやまやまだが、この後もどんな『魔の手』が伸びてくるか分からん(苦)
そして、ついに恐れていた以上の事態が。
3件目の営業先に到着し、バックしながら駐車しようとしていたその時
プスっ(イメージw)
ダッシュボードの各ランプが一斉に灯り、エンジンが止まった。
いやいや、待て待て
これまではエンジンを掛けようとした時に掛からないまでだったが、こともあろうに言わば走行中にエンジンストップ。
流石に?大慌て(苦)
が、キーを回すと直ぐに掛かった。
なんなんだよー(泣)
何食わぬ顔をして仕事を終わらせ、車に戻り再度キーを回す。
掛かったのは『呪い』の方だ。
「これ、そもそも帰れないんじゃないの?」
翌日には

入荷してくるロッドの検品が控えていた。
車を営業先の駐車場に置かしてもらったまま電車で帰ることも頭をよぎりながら、最初に起きた時(②参照)のことも思い返す。
「まさかとは思うけどな」
ボンネットを開け、バッテリーを手でササっと。
キーを回す。
掛かった!
『魔の手』どころか『魔法の手』かよ!!
お陰様で、ここまでにだいぶ時間を食い、既に帰路についているはずが、徐々に近づく満潮からの時合い。
「止まるなら、どこで止まっても同じじゃね?」
我ながら、なんという開き直り。
ナビで探したの100均だった。
勿論、今日もメジャーはないまま。
実のところ、無くしたメジャーを先日買ったばかりだったので、ここでまた同じメジャーを買うのはアホらしい。
救いの手を100均に求めた(笑)
到着するすぐ手前に車のディーラーが目に入ったが、先ず目指すは100均。
が、釣具コーナーにワイドメジャーが見当たらず。
「くそー、結局メジャーないまま釣り行くのか」
ここでまた『呪い』に襲われた(泣)
いっそ、目と鼻の先のディーラーまで歩いて行って、事情を説明し見てもらおうかとも思ったが、試しに『魔法の手』を使う。
なんで、これでエンジン掛かるの?
ディーラーに到着し、出迎えてくれたフロアーレディにかくかくしかじか。
「1時間位待っていただくことになりそうですが」
ここでは一旦エンジンを切っても再度掛かっていた。
「とりあえず、バッテリーの状態だけでも見ていただくことできますか?」
暫くして作業員の方がm( _ _ )m
バッテリーチェッカーを手に持ちボンネットを開け、その作業へと移る前にバッテリー部を見て何かに気付いたようだった。
「うーん、恐らくコレでしょうね」
(半分、苦笑い気味)

このナットが緩んでいたらしい。
本当に僅かな緩みだが、それによる接触不良。
よって、バッテリーを手でササっとやった際に微妙に動いて、一時的に不良具合が解消。
走れば衝撃等で再度接触不良を引き起こすことも。
憶測だが、こんな感じか。
『魔法の手』ではなかった(笑)
果たして、これで『運』を使ってしまったのか、むしろ残しているのかは定かではなかったが、不安は解消された。
そう。
前話で書いていたように、もしメジャーを忘れていなかったら最後にそれを買いに行こうとも思わず、その結果ディーラーに辿り着くこともなかっただろう。
いつ止まるかもしれないエンジンに怯えながら
「高速道路なら止まっても惰性で路肩までは非難可能。一般道の方がリカバリーはしやすそうだが、いざ止まったら追突されるかもしれないし、大渋滞を引き起こすことも。さー、どっち?」
と悩みながら帰るだけ。
メジャーをバッグから移し忘れたこの手が、ある意味『魔法の手』だったのかもしれない。
んな、バカな(笑)
いずれにしろ、無いはずだった3日目の機会。
あとは、残したはずの『運』を信じるだけだった。
つづく
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永島規史