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▼ ウェアの基礎知識講座④『レインウェアの洗濯について』
- ジャンル:釣り具インプレ
- (トラウト, pd, Pazdesign, NEWS, アパレル, PSL, シーバス, フレッシュウォーター, ウェアの基礎知識講座, ソルトウォーター)
皆様こんにちは!!
コジマです。
本日はウェアの基礎知識講座④です。
前回は『撥水と防水 ~その2~』撥水の役割についてお話しました。
前回のログはこちら。
で、最終的に『撥水の敵は汚れですよ』的な流れになったと思います。
そして撥水には『復活の儀式』があるとも前回言いました。
その『復活の儀式 ~第一章~』が洗濯なんです!!
前回お話しましたが、撥水の敵は『汚れと摩擦』。
つまり使っているうちにだんだん撥水は効かなくなってきます。
で、なぜ『復活の儀式 ~第一章~』が洗濯なのか?
それはレインウェアが汚れている状態でいくら撥水を復活させようとしても、その汚れが邪魔をして撥水が復活しないからです。
なのでまずは汚れを落す事からがスタートです。
ということで前振りが長くなりましたが、今回はレインウェアの洗濯についてです。
まず、一つお伝えしたい事があります。
皆様、レインウェアはご自宅で洗えます。
意外と自宅ではメンテナンス不可能と思われている方が多いので、まず大前提としてこれを言っておきます。
さて本題ですが、『洗う』と一言に言ってもですね、『毎回洗うの?』とか『どのくらいの頻度で洗うの?』とか色々疑問があると思います。
基本的には釣行後に真水で全体を流してもらえれば日頃のお手入れとしてはとりあえずOKです。
ここで肝心なのは、『真水』で洗うこと。
淡水ならOKというわけではありません。
淡水でも自然の水には様々なバクテリアや微生物が生息しているので、それがそのままになると劣化や臭いの原因になる事がありますので、必ず水道水等の真水で洗って下さい。
そして洗った後は風通しの良い日陰で『しっかり』乾かして下さい。
ここでしっかり乾かさないと、『加水分解』と言う現象が起きて、後でどえらい事になりますので要注意です。
レインウェアは防水ですが、湿気や水分は劣化の原因になります。
※『加水分解』は後日説明します。
個人的には乾かす時は、フロントジッパーを全部開き内側までしっかり乾燥させます。
フロントジッパーを全開にする事で内部を乾かせるだけでなく、ファスナースライダー部分に水分が溜まって錆や固着が発生しないようにする意味合いもあります。
さて、日頃のお手入れはこれでいいとして『本気の洗濯はいつやるの?』という疑問が出てくると思います。
これについては人それぞれ尺度があると思いますが、個人的には
『撥水が効かなくなって表地が水を吸うようになってきたら』
『防寒ウェアへの衣替えのタイミング』
大体このタイミングですね。
そして本気の洗濯をする際の最大の注意点ですが
洗濯表示に従う事!!!!
これ最重要です。
基本的には必ず洗濯表示を守って下さい。
これを守らないとレインウェアがダメになってしまう可能性もあります。
ここで洗濯表示の例です。
弊社BS3レイヤーレインジャケットの洗濯表示です。
左上から
…液温は30℃が限度で中性洗剤で弱い手洗い
※実際の表示は30の下に中性
…漂白不可
…アイロン不可
※いわゆるアイロン掛けの事で撥水定着の場合は後日説明します。
…ドライクリーニング不可
…絞ってはいけない
…日陰で吊るし干し
出展:消費者庁ウェブサイト『洗濯表示』を編集して作成
ということで、基本的にこのレインウェアは、30℃以下の温度で手洗いし(洗濯機の手洗いモード、ドライモードはOK)、日陰で吊るし干ししなければなりません。
※『基本的』と言っている理由は撥水復活の話の時に説明します。
余談ですが、お手入れが良くないとレインやウェダーの内側に黒カビが発生する事があり、それに漂白剤やカ〇キラーを使う方がいますが…
当然、NGです。
※正確にいうと『何かあっても責任は持てません』ですね。
あのカビを落す方法は…生地を痛めずにやるやり方は現時点ではありませんので、発生させないように注意して下さい。
という事で洗濯に話を戻すと、このレインウェアの場合は手洗いになるので、タライや浴槽等で押し洗いしていただくか、洗濯機の手洗いモード、ドライモードで洗っていただきます。
その際、ファスナーを開けたままだと、ファスナーで生地を痛めてしまう事があるので、必ず全てのファスナーを閉めて下さい。
(洗濯機を使用する際はネットに入れていただくとより良いです。)
さてここで『洗剤は?』となりますが、ぶっちゃけ普通の洗濯洗剤でも使えなくはないです。
ただ、撥水の機能低下の原因の一つに『洗剤カス』があるのですすぎ残しがあると逆に撥水低下の原因になります。
この時点で粉状の洗剤はかなり不利です。
手洗いの場合は液体洗剤でも結構ツライですね。
また、最近良く見かける柔軟剤入りの洗剤もアウトです。
柔軟剤が入っていると撥水基が全てダメになります。
優しさや思いやりが全て裏目ですw
で、ここでオススメなのがこちら↓
プロクリーナー メーカー価格 1,300円
選択可能着数:約ジャケット20着
※弊社でも取り扱っております♪
要はこれ、『機能性ウェア専用洗剤』です。
普通の洗剤と何が違うかと言うと、一番は『洗剤切れ』です。
すすいだ時に洗剤カスが残りにくいので、手洗いの際でも安心です。
そして環境負荷の少ない素材を使っていますので、通常の洗濯洗剤よりも地球に優しいです。
ということで、普通の洗濯洗剤よりも専用洗剤をお使いいただくことをオススメします。
さて、既に結構な長編になっているので洗濯編はこの辺で。
次回は『復活の儀式 ~第二章~』で実際に撥水を復活させていきましょう。
この撥水の復活方法にも何パターンかありますのでお楽しみに。
・パズデザインHP↓
http://www.pazdesign.co.jp/
・パズデザイン公式Facebook↓
https://www.facebook.com/ZapPazdesign/
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コジマです。
本日はウェアの基礎知識講座④です。
前回は『撥水と防水 ~その2~』撥水の役割についてお話しました。
前回のログはこちら。
で、最終的に『撥水の敵は汚れですよ』的な流れになったと思います。
そして撥水には『復活の儀式』があるとも前回言いました。
その『復活の儀式 ~第一章~』が洗濯なんです!!
前回お話しましたが、撥水の敵は『汚れと摩擦』。
つまり使っているうちにだんだん撥水は効かなくなってきます。
で、なぜ『復活の儀式 ~第一章~』が洗濯なのか?
それはレインウェアが汚れている状態でいくら撥水を復活させようとしても、その汚れが邪魔をして撥水が復活しないからです。
なのでまずは汚れを落す事からがスタートです。
ということで前振りが長くなりましたが、今回はレインウェアの洗濯についてです。
まず、一つお伝えしたい事があります。
皆様、レインウェアはご自宅で洗えます。
意外と自宅ではメンテナンス不可能と思われている方が多いので、まず大前提としてこれを言っておきます。
さて本題ですが、『洗う』と一言に言ってもですね、『毎回洗うの?』とか『どのくらいの頻度で洗うの?』とか色々疑問があると思います。
基本的には釣行後に真水で全体を流してもらえれば日頃のお手入れとしてはとりあえずOKです。
ここで肝心なのは、『真水』で洗うこと。
淡水ならOKというわけではありません。
淡水でも自然の水には様々なバクテリアや微生物が生息しているので、それがそのままになると劣化や臭いの原因になる事がありますので、必ず水道水等の真水で洗って下さい。
そして洗った後は風通しの良い日陰で『しっかり』乾かして下さい。
ここでしっかり乾かさないと、『加水分解』と言う現象が起きて、後でどえらい事になりますので要注意です。
レインウェアは防水ですが、湿気や水分は劣化の原因になります。
※『加水分解』は後日説明します。
個人的には乾かす時は、フロントジッパーを全部開き内側までしっかり乾燥させます。
フロントジッパーを全開にする事で内部を乾かせるだけでなく、ファスナースライダー部分に水分が溜まって錆や固着が発生しないようにする意味合いもあります。
さて、日頃のお手入れはこれでいいとして『本気の洗濯はいつやるの?』という疑問が出てくると思います。
これについては人それぞれ尺度があると思いますが、個人的には
『撥水が効かなくなって表地が水を吸うようになってきたら』
『防寒ウェアへの衣替えのタイミング』
大体このタイミングですね。
そして本気の洗濯をする際の最大の注意点ですが
洗濯表示に従う事!!!!
これ最重要です。
基本的には必ず洗濯表示を守って下さい。
これを守らないとレインウェアがダメになってしまう可能性もあります。
ここで洗濯表示の例です。
弊社BS3レイヤーレインジャケットの洗濯表示です。
左上から
…液温は30℃が限度で中性洗剤で弱い手洗い
※実際の表示は30の下に中性
…漂白不可
…アイロン不可
※いわゆるアイロン掛けの事で撥水定着の場合は後日説明します。
…ドライクリーニング不可
…絞ってはいけない
…日陰で吊るし干し
出展:消費者庁ウェブサイト『洗濯表示』を編集して作成
ということで、基本的にこのレインウェアは、30℃以下の温度で手洗いし(洗濯機の手洗いモード、ドライモードはOK)、日陰で吊るし干ししなければなりません。
※『基本的』と言っている理由は撥水復活の話の時に説明します。
余談ですが、お手入れが良くないとレインやウェダーの内側に黒カビが発生する事があり、それに漂白剤やカ〇キラーを使う方がいますが…
当然、NGです。
※正確にいうと『何かあっても責任は持てません』ですね。
あのカビを落す方法は…生地を痛めずにやるやり方は現時点ではありませんので、発生させないように注意して下さい。
という事で洗濯に話を戻すと、このレインウェアの場合は手洗いになるので、タライや浴槽等で押し洗いしていただくか、洗濯機の手洗いモード、ドライモードで洗っていただきます。
その際、ファスナーを開けたままだと、ファスナーで生地を痛めてしまう事があるので、必ず全てのファスナーを閉めて下さい。
(洗濯機を使用する際はネットに入れていただくとより良いです。)
さてここで『洗剤は?』となりますが、ぶっちゃけ普通の洗濯洗剤でも使えなくはないです。
ただ、撥水の機能低下の原因の一つに『洗剤カス』があるのですすぎ残しがあると逆に撥水低下の原因になります。
この時点で粉状の洗剤はかなり不利です。
手洗いの場合は液体洗剤でも結構ツライですね。
また、最近良く見かける柔軟剤入りの洗剤もアウトです。
柔軟剤が入っていると撥水基が全てダメになります。
優しさや思いやりが全て裏目ですw
で、ここでオススメなのがこちら↓
プロクリーナー メーカー価格 1,300円
選択可能着数:約ジャケット20着
※弊社でも取り扱っております♪
要はこれ、『機能性ウェア専用洗剤』です。
普通の洗剤と何が違うかと言うと、一番は『洗剤切れ』です。
すすいだ時に洗剤カスが残りにくいので、手洗いの際でも安心です。
そして環境負荷の少ない素材を使っていますので、通常の洗濯洗剤よりも地球に優しいです。
ということで、普通の洗濯洗剤よりも専用洗剤をお使いいただくことをオススメします。
さて、既に結構な長編になっているので洗濯編はこの辺で。
次回は『復活の儀式 ~第二章~』で実際に撥水を復活させていきましょう。
この撥水の復活方法にも何パターンかありますのでお楽しみに。
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- 2017年4月12日
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