ショア青物用ショアジギング・プラッギングロッドについての分析 その2

  • ジャンル:日記/一般

前の記事の続きになります。

まだ前回の記事を見ていないよという方は前回のFimo投稿記事ををご覧ください。

前回記事:ショア青物用ショアジギング・プラッギングロッドについての分析 その1

では、各メーカー別にロッド仕様を紹介する前にまずは各ロッドのメーカー別の価格帯について見ていきましょう。

私も各メーカーから発売しているロッド名とおおよその値段についてはイマイチピンときていなかったですが、こうしてまとめて見ると自分でいうのもなんですが、分かり易くなりました。

図1には縦に各ロッドメーカーを並べており、横軸は値段になります。

また同一メーカーでも各価格帯毎にロッド名(モデル名)を記載しています。

d2bzboxfe5wyd3667773_480_480-b9d96b24.jpg

まずは俯瞰的に見ると価格帯は9,300円~8,0000円で広く分布していますね。

シマノ、ダイワなどは価格が高いハイエンドのモデルを持っていたり、またZENAQやヤマガブランクスなどは価格帯が狭く、つまりロッド毎に値段が大きくは変わりません。

お手頃なのはメジャークラフトやAngler’s Republicやダイワの一部モデルということになります。

ショアジギのビギナーはこの辺りからチョイスするのも良いと思います。

ではハイエンドなロッドは何が違うのか?何故高いのか?

ポイントはロッドの素材です。

以下のような技術が織り込まれています。

 ①高密度カーボン・・・シマノ COLTSNIPER XTUNE、ダイワ ショアスパルタン

 ②3DX(ロッド外周の素材)・・・ダイワ ショアスパルタン

 ③ナノ素材・・・がまかつ LUXXEジェットブル、天龍 POWER MASTER、ヤマガブランクス Blue Sniper、ダイワ ショアスパルタンコースタル

特に③ですが、「ロッドの進化は素材の進化とともにあり」ということで今はまさにナノの時代ということです。

では、次に各メーカーごとの長さと最大適応ルアー重量を図にまとめています。


まずはシマノです。(図2)

nmts3frdr9rtma9oixei_480_480-c56b6877.jpg

ロッド長さのバリエーションが9.6/10/10.6ftと綺麗に揃っていて最大ルアー適応重量(ロッド硬さに相当)が縦に分布しています。

一部、9.8ftや10.2ftの仕様がありますが、いずれもXTUNE仕様で長さも割切らずにこだわっているということだと思います。

基本はショアジギングロッドですが、XTUNE S1002H/S908SHはショアプラッギングも出来るように対応してしているようですね。


次にダイワです。(図3)

igmpu7dcsm85gjgvgkaf_480_480-f7e6ce54.jpg

シマノに比べて多少ばらついていますが、長さバリエーションとしては9.6/10/10.6ftとシマノと同じロッドバリエーションです。9.0ftはビギナー向けに取り回しやすい長さにしているのでしょうか。ジグキャスター専用設計のようです。最大ルアー適応重量もシマノと同じで60~150gのレンジです。

ジグキャスターモデルはその名の通り、ショアジギング専用。
ハイエンドモデルのショアスパルタンはジグ・プラッギング兼用ということです。

ダイワ、シマノともに総合釣具メーカーらしく、どこからでも大丈夫な横綱相撲でしょうか。

ルアー適応重量も良く使用されるレンジ内で大体のニーズに応えられるとおもいます。


次は機種数が多いメジャークラフトを見ていきます。(図4)

5i9pfu4bau4jhb3kd79i_480_480-250604af.jpg

やはり長さバリエーションは同じく9.6/10/10.6ftが中心で、ライトなものは9.0ftの設定もあります。

プロット数が少ないですが、このプロットは50個あるので同じ長さ・最大ルアー適応重量のものがいくつもバッティングしているということになります。

もう少し機種数削減して分かりやすくした方がいいのではと個人的には思ってしまいます。

基本ショアジギングロッドで一部プラグスペシャルがあります。

 

次にMC worksです。(図5)

dmjunk5hb7v9pkvk4eak_480_480-d3741582.jpg

今までとは異なり硬めのロッドが主体です。
(ちなみに硬めと言っているのはあくまで最大ルアー適応重量からの推定です。)

バリエーション中最も軽い80g仕様のものはほぼプラグ用のロッドです。

基本的にはショアジギングというよりかは、大型青物をターゲットに絞ったショアプラッギング用に開発されたモデルが多いです。

大型のヒラマサなどをショアから狙われる方はいいのではないでしょうか。

これ持っている人を見るとと上手そうだなと思ってしまいますね。

次に私の好きなZENAQです。(図6)

uw9wa3v2hxv3854vuot6_480_480-423cd9cf.jpg

だいぶ最大ルアー適応重量が重めですね。私もMUTHOS ACCURA 100H(最大ルアー適応重量200g)を使っていますが、それほど硬いとは思いません。なので、ZENAQについては最大ルアー適応重量だけでは見れないかもしれないですね。

基本ショアジギング・ショアプラッギングにかかわらずオールマイティなロッドが多いです。


次はZENITHです。(図7)

du6hmudxia5o7mumvzvo_480_480-2f854c89.jpg

はい、ショアジグマニアならこれしかないでしょというロッドです。

一部、マグロ・GT向けの超大型の魚向けのプラッギングロッドはありますが。。

真っ赤なBANBA CUSTOMでかっこよく釣っちゃってください。


次はがまかつ・天龍でまとめています。(図8)

v3et3pu6micfn7w7ixzi_480_480-e0f6c9fc.jpg

綺麗に並んでいますね。

基本的にはロッド長さのバリエーションは9.6/10/11ftです。

いずれもハイエンドモデルは100~120gのレンジで兼用、ショアプラッギング、ショアジギング用それぞれ揃っていますが、いずれも7万円以上の高級ロッドです。


次にAngler’s Republicです。(図9)

cbhh6is48ij75kpc7shf_480_480-d4a8cd00.jpg

最大ルアー適応重量45g~ということで、柔らかめのロッドバリエーションもあり、ライトショアジギングタックル用に最適だと思います。

いずれにしろバリエーションが多く、かつお手頃価格なのでビギナーにはオススメです。


最後はまとめてアピア、ヤマガブランクス、JUMPRIZEです。(図10)

i4mx7cuykw9k5x44c23o_480_480-549af1fc.jpg

アピアはロッド長さに統一感が無いですが、その分各モデルともにこだわって作っているんだと思います。

機種数は少ないですが幅広く分布していて、幅広いニーズに応えれるロッドだと思います。

ヤマガブランクスはモデル数は6と少ないですが、一部プラグスペシャルがあるものの基本オールマイティロッドで、柔らかめから硬めのロッドまでバランスが取れた品揃えだと思います。

JUMPRIZEはまだBACK UPPER 98Ⅲの一本のみですが、基本はララペンを操作するのに適したロッドだと思います。
ショアジギンガーにしては物足りないかもしれないですね。
今後のBACK UPPER強化版の発売を楽しみにしましょう。

以上、見てきましたがいかがでしょうか?

ショアキャスティングロッドを選ぶに際しての一助になればと思います。

本当に色々なロッドがあり、どれも特徴があります。
最新技術が盛り込まれたシマノ、ダイワ
こだわりロッドメーカーのMC works、ZENAQ
ブランクスにこだわるブランクスメーカーのヤマガブランクス
ジグマニア垂涎のZENITH
井上友樹氏の魂がこもったJUMPRIZE
などなど

みなさん悩みましょう。


最後に

そういえば、Ripple FisherやXESTAを入れるのを忘れていました。またアップデートしていきと思います。
コメントしてきてくれた方から情報を頂きましたが影竿というオーダーメイド専用メーカーもあるようですね。
ありがとうございます。

次は番外編ということで、違う視点でまとめた記事を載せたいと思います。

またショアジギング・ショアプラッギングどっち向けのロッドなの?というのもまとめた表も掲載します。(あくまで個人的な見解ですので悪しからず)

早く見せて!という方は以下ブログへどうぞ。

参考記事:
全210本!ショアジギングタックル解説・おすすめ(ロッド・リール編)補足

ショアジギングのタックル解説・おすすめ(ロッド・リール編)

おすすめ ダイビングペンシル3選!(磯・ロックショア・ショアプラッギング編)

ショアからヒラマサを釣る! ダイビングペンシルの動かし方(基本編)

コメントを見る