【終わりなき旅　from Tsu city】タネガシマンデビル編

こんにちは、キャンです！

種子島沖でのジギングで

満たされた僕らであるが

本当に釣らなければならないターゲットがいた…

アオリイカアカイカ型。

通称「タネガシマンデビル」

この研究航海のメインターゲットである。

でも、ヤバイ…イカ釣ったことねえー

しかもエギなんて投げたこと…

ある。この前タコ釣った！笑

こんなキャンがアオリイカなんて釣れるのか？

でも、中村豪さんのDVD
タネガシマンデビルを狙えを見て

イメージトレーニングは完璧！

イメージって大事っしょー！？

7/6 18:00

晩御飯を食べ終えたら

アオリイカが産卵するであろう、ポイントで船のエンジンが止まった

高ぶるアオリイカへの意欲が

ジギングの疲れを吹き飛ばす！

19:00 海は波立ち風速15m

台風の接近により僕らに残された時間は残り僅かである

その事は皆んなわかっていたので

体力のある人は釣りを始めた。

昼間からエギングしていた強者の

アドバイスを聞き、選んだリグは

「エジング」

ダウンショットのように、
一番下にナス型鉛を付け、トリプルサルカンに餌木を繋ぐ仕掛け。
エギをよりナチュラルに漂わせるために1ヒロ程リーダーを付けるのがキモである。
釣り方は…
1度底を取り、餌木を大きくシャクる
軽快なシャクりではなく、大きくずーん。とシャクりをいれる。

海の荒れがヒドイ！

雨が顔を殴り、船が風に流され、餌木は底を取ると遥か彼方へ。

こんな状況で釣りをする…

イカへの執着心を持った変態集団である笑

うん。僕らは変態集団だ笑

素人の自分は

変態集団の師匠達の釣りを観察しながら、手探りで今の状況へアジャストしていく…
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(船が動いてるからシャクられた餌木は早いスピードで動いているな？)

(餌木に気づいたアオリが捕食するにはその場に留める必要があるな？)

キャンはシャクリの後に竿を全力で倒して

ラインを送りタイムラグを作った。

それでも足りないと思いベールを起こした。

(底をとってテンションをかけた瞬間から
餌木はかなりの早さで底から浮き上がっているな？)

キャンは出来る限りラインを出し、ラインの角度を少なくした。

この事により餌木は底をキープする。
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「イカだ！」

船の灯に寄せられイカが浮いてきた！

近くにいた人が急いで餌木を投げるも

すぐに逃げていった…

でも、この1匹のおかげで、変態集団の気持ちが途切れずに済んだ

キャンもこりずにシャクリ続けると…

キャンの餌木に奇跡が

ギュインっ

「きたー！」

ロッドから伝わる確かな重み。餌木にアオリが抱いたのだ。

しかし重みを感じた瞬間、
その重みはすぐに抜けた…

日中カンパチをバラしたキャンにとっては

完全にデジャブであった…

「すぐにフォールさせろ！」

変態集団の師匠達は落ち着いていた。

指示に従いすぐにベールを起こす。

1,2,3,4秒程だろうか？ホールさせ

ロッドを煽った、その時…またも奇跡が

もう1度キャンの餌木に抱いたのだ。

ジィー

アオリのファーストランが始まった。

船のスピードも合わさり
ドラグが止まらない…

イカはひかないイメージのある

キャンには衝撃だった！

そうこうしているうちにランは止まり

アオリとのファイトが始まった

案の定80m先ぐらいでかけた為

長い、長いファイトである。

「絶対にテンションは抜くなよ」

「ゆっくりでいいぞ」

みんながアドバイスをしてくれる！

そんな中聞きたくない声も…

「昼間カンパチバラしたからな〜」

おぃ！それは言うな！

と心の中で思い、必死にアオリを寄せる。

「デカイ！」

遂にアオリが浮いた…

船べりで最後のジェット噴射を見せたが

なんとかネットイン！

大雨、暴風に立ち向かった変態集団は

皆んなで喜びを分かち合う。

色んな人とガッチリ握手やハイタッチを交わす。

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2.5キロ
胴長40cm
エギ王K船アオリSP ピンクゴールド

バスロッド6.8ML
エアノス2000
ラピノバ0.6号
リーダー3号
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キャンらしい、この即席タックルにも思い入れが持てる一杯でした。

ただ、ただ、頑張ってよかった。

みんなありがとー！！

翌日種子島を発ち、高知県浦戸湾へ

浦戸湾編へと続く…

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