４月上旬〜中旬にかけて、前回バラシの多かったハクパターンをいかに良い位置にフッキングさせていくのかをテーマにしたかったのだが、雨や風で天候が不安定だったため、試したかった事を検証できるだけの魚には相手してもらえなかった。

　その代わり、港湾部で「追わない魚」と「追う魚」の全く正反対の釣り方で楽しませてもらえました。


　　　　～ハクパターン～
　４月上旬の大潮で、明暗の絡むポイントで水面には少しハクが見えており、たまにライズしている状況

　活性が高ければ水面でもいいサイズが食ってくれるが、タイミングや気温の影響でそこまで活性の高くないシチュエーションも多い
そういう時は流れの払い出しに居て、狭い範囲でしか口を使ってくれない追わない魚を相手にする

そのため、流れに同調させつつ狙ったレンジをキープしながら流せれば、いいバイトが出るが、レンジキープできなかったり、余計なアクションが出過ぎるとショートバイト止まりになってしまう


　今回、水面でライズしている魚は、小さそうで、流れの筋というよりも少し緩い側でハクを追いかけて食っている様な感じ
そのため、ルアーを流し込んでいって口の中にフッキングさせるというテーマの練習ができないので、ターゲットにはせず、流れの筋をラインスラッグをコントロールしながら流していく展開に

　筋をロッドの感度で探していくが、意外に遠く、風も少しあったため、バリッド70Hが使いやすかった
ちょうどいい感じに明暗に流し込めたところでゴンッ！

常にフッキングできるロッドポジションを保ってはいたが、ラインスラッグがあったのとファーストテーパーのロッドと違って、ブラックアロー86MLは全体的に綺麗に曲がって、テンションの変化が少ないロッドなだけに思いっきり合わせをいれる

掛かってしまえば、ロッドがショックを吸収してくれるので、意識的に曲げてファイトして難なくキャッチ



　掛かり方としては、リアが外掛かりながら良い位置に貫通しており、おそらく口の中に入って掛からなかったフロントが吐き出されて下に回った感じ
これでも合わせが少し遅いのかな？

この後は大潮だったために、流れが馴染むのが速くて筋がすぐに消えてしまって終了


～タックル～

ロッド：AIMS ブラックアロー86ML
リール：Daiwa ルビアス2506
ライン：YGKよつあみ G-SOUL アップグレード X8 ♯1



　　　　～コノシロパターン～
　４月中旬の中潮、雨が多く、ハクパターンの検証が難しくなったきたので、気分転換に別のパターンに

　数日前からイナッコと何か別のベイトも確認していたエリアで、ポイントに着くと、数匹のイナッコの動きが何かを警戒する様な感じの動きをしていた

チャンスと思い、ビーフリーズを魚の付いてそうな所に可変リトリーブとトゥイッチを交えて２投入れるが反応がない

イナッコの動きからシーバスがいるのは間違いないが、それほどの群れではないのだろう

　こういう時は、ルアーのアクションやレンジ、動かし方が合っていないか、タイミングの問題だったりするので、少し観察しながらルアーを考えていると流れが急に弱くなってきたので、止まる前に何とか食わせようとルアーチェンジ（汗）

　水面のイナッコは15cm程度で警戒はしているが、本気で追いかけられている訳ではなく、ライズもない・・・
そして、ビーフリのレンジで食わせの間を作っても食わないので・・・

波動強めでもう少し下のレンジでを警戒しているイナッコの様にストップ&ゴーの様な感じに動かそうとバリッド70Hでリフト&フォールで1～1.5ｍ、1.5~2mと少しずつ落としていく
　
３投目にロングポーズで緩いながらも流れに乗せつつ3mぐらいのラインまで落としたところでゴンッ！



食った瞬間から水面を走り回った元気な70up！

その後、ベイトが引っ掛かってきたのがこれ



30cm近くのコノシロ

おそらく濁っていたので見えなかったが、こいつが下のレンジで追いかけ回されていて、シーバスが動いていたので、それに警戒したイナッコが適度な距離を保とうと動き回っていたのか

食ってきた場所もストラクチャーなんかもない位置で、少し上のレンジをショートピッチのリフト&フォールで追わせ、ロングポーズでルアーを落として、追いかけてきた魚との距離が一気に縮まったので食ってくれた感じでした。


～タックル～

ロッド：DaiwaブランジーノAGS87ML　アーバンサイドカスタムO3
リール：Daiwa イグジスト2508
ライン：YGKよつあみ G-SOUL アップグレード X8 ♯1．2