不甲斐ないが必要だった経験

  • ジャンル:釣行記
夜勤明けの本日3時。


久しぶりに良い予感がした。


雨が上がった、そして水温が下がり少しずつスズキが、下り始める。


と予測。


弟と釣行した場所を頭に浮かべる。


きっとあそこに居てくれるはずだ。


握ったのはベイトタックル。


満潮間近の時間帯。


水面を注視する。


イナっ子とはもう呼べないぐらい成長したボラが大きな群れを作っているのが見て取れる。



準備をして釣り場に立ちまた水面を注視。



暗闇のため光があるとすれば対岸に遠く見える街の明かりだけ。


先ずはフランキー120を水面下を泳ぐぐらいで巻く。


5分程して突然のボイル。


しかもどデカイ‼️


水面を引き波を立てながら巻くことを繰り返すが全く反応なし。


レンジを下げる。


10投ぐらいしたところでボラがヒット。


35センチを超えている。


こんなのを捕食してるのか?


良型どころか初のランカーを思い浮かべる。


未知の世界が目と鼻の先にある。


ルアーをチェンジしてブーちゃんに。


ボイルのおこる位置、引く角度、思考をフル回転させる。


こういう時夜勤明けじゃなければ少しだけ判断が早くなるのかな。


20投はしただろうと思う。


ボイルは止まない。


まだチャンスはある。



ブレイクの上に差し掛かるところで突然水面が割れる。


きた‼️キタ‼️キタ‼️‼️


リプラウトがいきなり絞り込まれラインは出される。


少しずつドラグを締めていく。


あれ?止まらない。



今度は手前に走ってくる。


無我夢中でリールを巻く。


近くに来たところでエラ洗い。



デカイ‼️なんだあの頭のデカさ。



また沖へ走り出す。


そして深い所へ行こうと下へ走り出した瞬間何かに擦れる。


「プツん‼️」


切れた‼️‼️‼️


久し振りに星が見える夜空を見上げて叫ぶ。


何でだ‼️‼️‼️


膝をつきリールを巻きリーダーをチェックしてザラザラを確認。


完敗だった。


読も、ルアーも、タイミングも全てがシンクロして出会えたアタリ。


出会うはずの魚。


後悔と脱力と興奮が混じった訳の分からない感情のまま帰路に着いた。


次こそは。

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