他ジャンルで使えそうなアイテム、技法は積極的に贔屓のジャンルに輸入したがる難民です。

とはいえ、それらの項目が実際に役に立つかはやってみないとわからない。まさに玉石混交の技法であるわけです。

いかに安く、頑丈で、簡単に作れるアシストフック自作がマイブームであるわけですが、最近もはや自作したり工夫したりすることそのものが楽しくなってきて採算性やら実用性やらがおざなりになりつつあります…

いかに安い素材を探してくるといってもしょっちゅう素材を買い漁っていれば、その分出費もかさむわけで。

自分で使う分をはるかに超過した試作アシストフックを溜め込んでおります。

こんど釣友が馴染みのキャプテンに押し付けようかしら…


さて、本日目をつけた素材はまさに他ジャンル入り混ぜた異種格闘技戦。

フックはバス釣りのワッキー用フック
アシストラインは延べ竿用のリリアンです。



フックはデコイのモンスターワッキー4/0
高井田のブンブンで一番ゴツイワッキー用フックを探しました。

バス釣り用のフックの良いところは

安い（一本30円位）
管付き・細軸・ヒネリなし・刺さり重視

管付きであることでアシストラインの固定が楽チン。サイズがあるのに細軸、ヒネリなしのフックってエサ釣り針では意外とラインナップがない。
しかもショートシャンク、ワイドゲイブとくれば、ライトジギングにもってこいではなかろうかと。

あとは強度だけが心配ですが、60アップ対応って書いてるし、大丈夫でしょう。


続いて、今回アシストラインに選んだのは延べ竿用の高級リリアン。
化学繊維を密に編み込んだ紐って事で、要はPEと一緒じゃね？って訳です。
3mで100円でした。よくあるアシストライン用PEの1/3-1/2位のお値段。

強度はおそらく問題ないでしょうけど、残念ながら結構伸びてしまう…

下手したらフロロより伸びてそう。

これはかなりのマイナスポイント。
引っ張り強度はまったく問題なし。本気で引っ張りましたが、切れる気配はなし。
結構密に編み込んであるので、こすれ強度もそこそこ高そうです。
カッターナイフで切った感触も、PEよりもしぶとかったです。

そもそも細軸、ライトジギング用なんでそんな狂ったように合わせることもないでしょうが、アシストラインが伸びるのはあまりいただけません。アシストラインはおとなしくアシストライン専用PE、ザイロンを使った方が無難かも。

コスパの話をするなら蛸用の極太PEが長さ単価では最安でしょう。

ちなみに適度な張りがあって、自作の作業は非常にやりやすかったです。

アシストラインを短めに取るなら、十分選択肢に上がるかもしれません。




で、試作してみましたが、見た目はいっちょまえになりました。
彩りも華やかで僕好みであります。




想定している用途は、タチウオ、根魚、小型青物。

次回釣行でテストしてみます。
か