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ナイトジャーキング 


流れも無い潮も効いてない場所で小さなベイトの群れが、それはまるで銃で打たれたゼリーの様に飛び散った。


【精神の決壊】
私の奥さまは、釣りに行く事には寛大なほう。
私が不安を覚えさせる行為をしない限りは。

中々仕事が忙しすぎて、それほど行ってないのに何故か不思議と釣りに行くのに妙な罪悪感が付きまとう。
この妙な罪悪感という物質が何なのかは、永遠の謎。

今週奥様は2日間に渡り友達のいる北海道に行くという。
何にも拘束されない2日間。
謎の罪悪感も何もかも、いっさいがっさい捨て去って軽々とした、それはさも月面を歩いたアームストロング船長の様な晴々とした足取りに近い軽々とした気分だった。
そして私の心の中に住むハンス少年の指は抜かれてしまったのだ。
さぁ、決壊だ。


【ジャークマンからの電話】
久々にじっくりとまったりと、釣り以外の事は何も考えずシーバスの相手が出来る。
いや、もはや何も考えますまい。
「水になりなさい」
五輪の書の精神を少しだけ、ほんの少し前歯で甘噛してみる。

ここ一年これだけロクに釣りに行けない日々もなかった。
少し自信が揺らぐ。
私の釣りの精神的支柱である大自然の摂理と人に身を預けきったスタイルで果たしてシーバスは相手してくれるのであろうか。

さぁどこに浸かるかと便器にすわって思惑中に携帯がなる。
「魚がイイうちに来てください」と有頂天氏から。
ハッキリ言って浜名湖より魚が少ない上に、魚との距離が近く何かと気を使うフィールド。
気分は高まるが、いかんせん潮が最悪。
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まぁ水が動かないなら動かしゃイイ。
迷いを捨てて、暫く出向いてない彼のホームにナイトジャーキングしに行くことにした。

【メケスクセ】
この季節は水面保護の為、そこかしこの河川が禁漁。
大人の釣りをするべく禁漁期間のない河川に到着。
水はほぼ動いてない。
有頂天氏のアテンドで入水。
狙いどころを教えてもらうが、指定されたポイントは更に動いてない。
地形等々レクチャー中に、イナがピピピと散る。
静かな場所だけに音のないウッドルアー中心に上から探る。
イナッコがパーンと散るがボイルまでは行かない。
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メケメケのジャークでさぐるが表層~中層で反応しない。
意外と底なのかと、追われているベイトサイズより、やや大きめの13cmにチェンジしグリグリっと潜航させてからダート幅の短いジャークを仕掛けてみる。
すぐには反応しなかったが、この時期には割と冷めたい風が、フワリと私の後頭部と水面を撫でた瞬間だった。

ゴッ

という表現でいいのだろか?
一瞬、コイのスレの様なアタリにロッドを煽る。
リプラウトにそれなりの重量感が伝わり、一気に水面まで現れてエラ洗い。
久しぶりのシーバスにいささか興奮。
ソコソコの重量感は感じたのだが上がってきたのは、まさかの60程のサイズ。cmxx4j478gi7a5owufkv_480_480-98e261d8.jpg
ふ、太い。

いや、長さや太さなんぞどうでもイイ。
ナイトジャーキングで、流れの無いところで狙って出した一匹に価値がある。
そして久しぶりのシーバスとの出会い。
このあとチヌを追加した。
イイ釣りだ。
深夜までアテンドしてくれた友にも感謝。

決壊した心のダムの放水はまだ2日間続く。
今日は帰って屁をコイて寝よう。

明日はどこに浸かろうか。

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