種子島GTチャレンジザッリベンジNO.1

  • ジャンル:釣行記
GT・・・・・・・ジャイアントトレバリー、ロウニンアジ・・・・・・・・・

幼い頃からその魚に強い憧れを抱き、夢として憧れとしてしか感じていなかった。

だが、シーバスをはじめとした色々な釣りをしていく中で、色々な人に出会い、その憧れの魚を釣った事の有る人に度々出会う様になり、意外にも身近に感じて来たのは5年程前からだろう。

特に宮崎を代表するアングラー松田正弘氏や松岡秀之氏との出会いは、僕にっと憧れとしてしかなかったGTを急接近させてくれたアングラー達だ。

それでも金銭的にも時間的にも体力的にもハードルの高いイメージを超えきれず、腰が重い僕に松田さんはこう言ってくれた。
「なんの魚でもそうだけど、問題は行動力と熱意だよ。後悔したくなきゃチャレンジしなよ。タックルはとりあえず貸してあげるから。するかしないかはチャレンジして考えればいいじゃん。その位の行動力は君にも有るだろ?」

そう言って種子島に連れていってくれたのは二年前の事。
GTタックルをキャストするのも初めて、ポッピングするのも初めての僕が戸惑わ無いはずも無く、想像を超えたそのダイナミックさに圧倒された。しかし、
運良く状況の良い日に当たり、なんなくヒット、しかしピックアップ寸前に飛び出したGTは推定40キロクラス。ギンバルも持っていない僕にはファーストランに耐えるだけしか出来ず、ファーストランが止まった瞬間テンションが抜け、フックアウト。。。

初めて体感したその暴力的なファイトに心は折れ、完全にビビり上がってしまった瞬間だった。
その後再びチャンスが訪れた。
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ポッパーに出たサイズはGTにしては小さい事は自分でも分かっていた。

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しかし初めて体感したヘビーなタックルとドラグテンション、小さいながらに強いトルクフルなファイトに腕はシビレ、腰は砕けそうな位に激痛。そして何よりアドレナリンが飛び出る程の興奮に、人生でこれ以上無いと言う程体力の全てを持っていかれた。

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しかしその疲労感には合わない10キロを切るサイズのGT。
船長には「0.8匹だの~」と言われ。同行者には「エバじゃんエバ!」と言われた。
もちろん自分でもそのサイズに納得する訳も無いまま、自信の全てを失い、ヒットが恐怖と変わっていったのだ。
もちろんその後疲労と恐怖のあまりキャストすら出来ず、夕方同船者に急かされキャストしてみるものの、隣のルアーにバイトが有るとビビってしまい回収してしまう始末。。。。
その時の自分の情けなさは言葉に言いあらわせれない。
その情け無いまま切ない状態で帰宅ししばらくの間、夢を失った灰状態となった。

しかしその疲労感は時間が絶つにつれ忘れていき、悔しさが強くなっていった。
とにかくタックルを揃え、再度チャレンジしようと思っていた頃、事件は置きお金はゼロへ・・・・
今後一生GTにチャレンジする事は無いだろうと諦めていた時もあった。

しかし強い思いは変わらず、身近な釣仲間達もGTを続々キャッチしていく毎に、その思いは強く燃え上がったのは言うまでもない。

そしてお誘いも増えてき、今年ついに自分のタックルで再度チャレンジする事になった。

自分のタックルでキャスティング練習を重ね、車のバッテリーをブラ下げ、一番の不安要素で有る腰の強化もした。心の準備と体の準備。何より自身を取り戻す努力を重ねた。

それだけ今回の釣行には強い思いが有ったのだ。



続く・・・・・・


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