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人間万事塞翁が馬

今回のアジングカップへの参加は自分にとって忘れられないかけがえの無いものになりました。
このブログをどう書こうかかなり迷ったのですが、自分の素直な気持ちを書きたいのと自身への戒めの為に思ったとおりに書くことにしました。


34アジングカップ千葉大会の参加の為に千葉へ。
大会だけを楽しむのではなくその日の朝マズメも楽しんでやろうと、毎度おなじみ駿河湾変態集団の粋さん、谷さん、あすたさんと一緒に他メンバーよりも先行して千葉IN。
事前にソル友の仁さんよりメソッドやワームカラーなどの情報をもらっていたので、万全の体制で朝マズメポイントへ。

私も外房の海に、しかも釣りにきたのは初めて。
静岡の海とは違う「いかにも漁港」という雰囲気と周りの景色のすばらしさに圧倒され、この地で釣りが出来ることを本当にうれしく思いました。

朝マズメのゴールデンタイム。
私を除く3人は良型のアジを釣り上げ、外房アジの感触を思う存分味わって大満足!
私はというと・・・・カタクチイワシ一匹のみ    。゚・(>Д<)・゚。

でも一度まさに大型青物のようなひったくるようなアタリがあったのと、別のアタリをきっちりと掛け、そしてバラシたりして(泣)とても楽しめました。
静岡のアジ(キアジ)とはちがった反応に驚き、興奮し、これから起こるであろう夢のような一時に想いを馳せて朝マズメの釣りは終了!


日も昇り、アジ達もどこかに隠れ反応も無いため、昼間は昼間で仮眠を挟みながら外房の魚たちとお戯れ。
 

こんな娘や


こんな娘も

そうそう50cmぐらいのウツボを掛けたんですが、根に潜られてラインブレイク(笑)
外房の魚達との出会いに感謝です


そしていよいよアジングカップ本番
朝方に良い釣果があったこともあり、いやが上にも期待が高まります
テンションは最高潮

受付を急ぎ済ませ、お目当てのポイントへ。
ここ数日は激渋とのことで苦戦が予想されたのですが思ったとおりで、ナカナカ魚とのコンタクトが無いまま時間だけが過ぎていきます。
近くに居るアングラー達のロッド操作や間のとりかたを見て研究させてもらい、自分でも色々工夫しながら魚を探します。
完全アウェイでまったく思うようにはいきませんでしたがこうした試行錯誤はとても楽しい。
時間だけがあっというまに過ぎていきます。
今は駄目でも夕マズメになればきっと・・・。

空は次第に光を失いながら色を変え夕マズメへと突入しようとしている、そんなときでした・・・。


リールのローターに絡まったラインをほどこうと、ロッドのブランクスの部分を持ったその時!

ブランクスとロッドのグリップの接合が外れ、グリップとリール部分が落下。
スローモーションのようにグリップとリールが下に落ちていくのが見えます・・。
ラインが衝撃でぷつんと切れ、そして堤防でワンバウンド。
反射的に足でブロックしようとしますが間に合わず。
グリップとリールはそのまま海の中へ。
白い泡を出しながら海底へ沈んで見えなくなりました。


一瞬、何がおこったのかわからずその場で呆然としていましたが我に返り、急いでランディングネットを使い救助を試みますが潮の濁りで見通しが悪く、絡みつく海草が邪魔をしてどこに何があるのかすら良くわからない。
仲間も心配して駆けつけ、自分の釣りそっちのけで手伝ってはくれるのですが一向に救助できず。
しかも最後には借りたネットのフレーム部をロストしてしまうという大失態まで・・。

こうして、私の初めてのアジングカップはあっけなく終わりました。


しばらくは呆然として何もしゃべれませんでした。
グリップとリールをロストした事よりも、注意力が足りなかった自分への腹立たしさと苛立ちで自分自身が嫌になりました。
それと何よりも仲間達の大切な競技時間や道具を奪ってしまったことに対して取り返しのつかないことをしてしまったと申し訳ない気持ちと自責の念に駆られてました。


検量時間も近づいたのでメイン会場へと移動。
検量ではもちろん0報告。
決勝戦では我ら静岡勢でただ一人、粋さんが決勝へ進出し大奮闘!
そして会場へ戻り表彰式前にお楽しみ抽選会。

欲しかったワームとジグヘッドのセットが当たるも心は上の空。
人と話すときには顔では笑っていて平静さを保ってはいましたが、どこかで楽しめていない自分がおり、正直早く家に帰りたいとさえ思っていました。

しかし最悪なアジングカップだったなぁ・・
もう外房では釣りもしたくないや・・・

だんだん釣り自体が楽しくなくなってきていました。
タックルがなければしばらくアジングも出来ないだろうし、これからは一人で釣りをしようかな・・・
そんなことまで考えていました。

そして最大の目玉の32型LEDアクオスの抽選。
これが終われば表彰式やって帰れるのか・・・
早く終わってくれ・・・。



34スタッフののゆうすけさんが番号を読み上げます。



・・・・・

え、俺?



呆然としたまま皆の前に出て賞品を受け取り、なにがなんだか良くわからないまま家邊さんと一緒に記念撮影。。

ふと振り返ると、事情を知っている仲間達の驚いた顔と大きな笑い声が!
皆、信じられないといった顔で私の背中をたたいて爆笑・・いや祝福してくれています。

いいこともあれば悪いこともある。
その逆もまた然り。
終わったことに対していつまでも考えていても仕方がない。
そんなことよりまた一緒に釣りに行こうぜ!


そう言って仲間達が立ち止まっていた私の背中を押してくれている。
そんな気がしました。
小さいことにクヨクヨいつまでも悩んでいた自分に気付き、バカバカしく恥ずかしくもなりました。

楽しみにしていた競技の時間をつぶしてまで一緒に探してくれた仲間・・・
ネットフレームをなくしてしまったことにも腹を立てず笑って許してくれた仲間・・・
そうして落ち込む私を、良くあることだと笑い飛ばして元気付けてくれる仲間・・・
初めての土地での釣りで困らないように入念な準備をしてくれる仲間・・・
そして、私をこのアジングの世界に引きづりこんでくれた仲間・・・
アジングを通して繋がったかけがえの無い仲間達。
このとき仲間の存在というものの大切さを改めて気付かされました

みんな、本当にありがとう!


海の神は・・・・
いったい私に何をしたかったのでしょうか?
ただの気まぐれ?
それとも?

海の神に翻弄されながらも、終わってみれば、笑いあり、涙あり、感動ありの最高に楽しいアジングカップでした!
体力的にも精神的にも疲れ果てましたが・・・(笑)


早く新しいロッドとリールを手に入れ、そしてまた仲間達と一緒に魚を追いたい!
そして来年は絶対にリベンジ!
また、外房に来ます!


相棒strangeよ。
お前もいつか必ず復活させてやるよ。
そしてまた一緒にアジとメバル釣りに行こうな!

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