プロフィール

てつ

静岡県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:2
  • 昨日のアクセス:8
  • 総アクセス数:303857

検索

:

自作タコエギの作り方 ~基本編

夏も盛りを過ぎ、これからは残暑という時期になってきました。
ここあたりの地域で、この時期でも比較的安定して釣れているのが・・・

タコ!

最近はオクトパッシングをやる人も次第に増え、釣り具屋に行ってもオクトパッシングコーナーが出来ているなど、タコ人気は高まってきていると感じています。
私も以前はメインでこの釣りをすることは少なく釣行回数もさほど多くはありませんでしたが、昨年ぐらいからは釣り友らとタコ狙いで釣行を繰り返すなど回数も増えてきました。

そうなると気になるのがタコエギのロスト!
「根掛り上等!!」な釣りですからエギのロストも少なくは無い。
タコエギは買うとそれなりな値段はしますし数も揃えないといけないのでお財布に優しくはありません。
ですので私は専ら自作です!


イカエギをベースにカンナをタコ針に交換!!
出来るだけローコストで!!


詳しい釣り方や釣果については過去のログを見ていただければわかると思いますが、タコエギの作り方についてはあまり触れていませんでした。
釣り友や知り合いから「タコエギの作り方教えてくれ!!」という話が時折あるのですが、その都度口で説明するのも大変ですし、これからタコエギを自作する人の参考になればと思い、ログに書き留めたいと思います。

私自身もタコエギ自作のイノベーター達がネット上に公開してくれた作成法を参考にして作っていただけですので、すでにネットに転がっている情報が大半ですが、自分なりのオリジナルな部分や細かい加工方法についても書き加えていますので参考になるかとは思います。


書き始めたらかなりの大作になっちゃったので実釣も含めて複数回に分けて書きます。
ご了承を!



自作タコエギの作り方 ~基本編


1、準備


用意するもの
・イカエギ
・ボラ針(もりげん ボラ掛針 25号 5本入り)
・エポキシ接着剤
・タコベイト
・糸

工具
・ペンチ(できれば2個)
・はんだごて + はんだ
・リーマー or ギムネ(なければドライバーみたいのでもよい)
・ナイロンライン(3か4号ぐらいが使いやすい)
・はさみ等・・・

イカエギは特にこれでないといけないというのはありません。
色も金地がいいとか夜行が良いとかいいますが、正直よくわかりません(笑)
というより高価なものは全く必要無いです。
今回使用したエギは、以前海で拾ってきたり使っててシンカーやカンナが取れてしまった再利用エギです。
私は大抵、こうした再利用エギか100均のエギを使います。
サイズは3.5~4号ぐらいが使いやすくていいと思います。

ボラ針は私は25号を主に使っていますが、ターゲットとなるタコのサイズに応じて好みで変えてください。
25号はちょっと大き目のような気もしますが、針の太さや強度的には安心出来ますし、これで小型のタコから大型まで獲れてますので問題ないと思ってます。

タコベイトは100均の物でもいいですし有名メーカーの物でもオッケーです。

糸はポリエチレン製の糸がベストです。
使い古しのPEラインでもなんでもOK。
私は100均で色んな色がセットになった奴を買って使ってます。

こうやって見てみると、ボラ針以外はみんな100均で揃います(笑)


2、タコ針の制作
まずはタコ針の部分の制作です。
針先やはんだごてで怪我ややけどをしないように十分注意してください。


この環の部分をねじ切ります。


写真のように二つのペンチで挟んでねじるようにすると簡単に切れますし安全です。


綺麗に取れるとこんな感じになります。
このままだと針のむきが120度ずつ3方向になっているので、針のむきをタコエギ用に変えます。


この「もりげん」のボラ針は3つの針をはんだとワイヤーで固定しているだけなので、はんだを溶かしてやることで自由に針の向きを変えることが出来ます。
角度はいつも適当ですが、3つの針の成す角度が45度、45度ぐらいが丁度いいです。


はんだを増し入れて、接合部を補強しましょう。
針の向きを変えたことで強度が落ちている場合もあるので、今一度はんだで固定するつもりでやってください。


最後に冷めないうちに針の角度を微調整してタコ針部は完成です。


3、エギ部の準備


エギからカンナを外します。
外すときはペンチでゆっくりとねじりながら抜きぬく感じで。
無理に抜こうとすると芯棒がネジ切れてしまうので注意!


エギのカンナが入っていた穴は先ほど作ったタコ針のと比べて狭いので穴を広げる必要があります。


ギムネやリーマーなどで穴を広げます。


私は綺麗に削って穴を広げるのではなく、接合部をはがして押し広げるようにしてます。
特にそれで問題が出たことはありません。


4、組み立て

タコ針の接合部の部分にエポキシ系接着剤を多めに塗り、エギに差し込みます。


エギの接合部の穴や隙間の中、針の周りにまんべんなくエポキシ系接着剤を塗って下さい。


針を固定する為に糸を巻きつけます。


こんな感じで巻きはじめます。


時折、糸を3本の針の間を通すように斜め掛けしたりして、針が抜けないように固定してください。
しっかり糸を巻き付けることにより抜けの防止と強度アップにつながります。
必要に応じてエポキシを増しながら気のすむまで巻いてください(笑)
この時に針の向きが正しい方向を向くように調整するのがポイントです。


巻いた後にもう一度エポキシを盛って形を整えます。
「見た目より強度重視!!」ですので綺麗にする必要はありません(笑)


エポキシが固まったら完成です!
 
これで市販のタコエギとほぼ同じ状態になったのではないでしょうか。
これだけでも十分釣れます!

タコ針接合部の強度ですが、今までやってきて接合部が割れたとか折れたとかということは一度もありません。
根掛りして無理矢理引っ張っても先に針が伸びてくれます。
釣った実績という意味では最高1.7Kgまではこのエギで獲れていますので余程の大物でない限りは大丈夫だと思います。
(ド素人の判断ですので保障はしませんけどね(笑))

今回はシンカーが取れたエギを使っていますので、これについての対応については次回のログで述べたいと思います。



自作タコエギの作り方 ~カスタマイズ編につづく・・・

コメントを見る

てつさんのあわせて読みたい関連釣りログ