数ヶ月前、某御方より連絡を頂いた。



久々にお話して、他愛もない話をした後に、氏の口から出た言葉は・・・



「あきんどさん、お金は払いますから、ルアー作りません？」



どんなルアーかと聞くと・・・



『落ち武者』・・・



もとい！



『落ちアユ』です♪



・・・


・・・


※イメージ画像♪




間違えました（笑）こっちでした♪




でも・・・



そんな釣りやったことないのですが（汗）



自分の活動範囲内に、『落ちアユパターン』がきっちりと成立するような釣り場はない。



いや・・・



あった（たぶん）（笑）



この秋はちょっと試してみよう♪



でも・・・



秋から着手したのでは当然遅い（汗）



そこで、どんな使い方をするのか聞いてみた・・・



すると・・・



「簡単に言うと流すだけです。」



なるほど！



その手の釣りなら、得意かどうかはわからないけど好きです♪



激流な川で、時にはサミングしながら、数十メートル下流まで流して食わせたこともあります（笑）



どんな特性のルアーか聞き出すと、なんとなくそれもイメージ出来ました♪







しかし・・・



今まで私は自分のために、自分の釣りをストレスなく成立させるためだけに、ルアーを作ってきました。



それが正直、他人の感性に合わせられるのか・・・



不安はありますが、凄く楽しそうなので、その話に乗らせて頂くことにしました♪







まぁ前談はこんな感じなのですが・・・



まず第一の難関は材料でした。



私が普段使いわける木材は、ヒノキ、アガチス、キリ、バルサ。


氏の求めるアクションの質（この辺はまた今度）を実現させやすい木材は、私的にはヒノキかアガチス。



しかし氏は、他にシルエットにも拘りがありました。



それを実現させるには今手持ちの厚さの木材では無理。



もう・・・



何日もネットで探し回りましたよ（笑）



でもそんな苦労も無駄になり、行ってみたら結局、渋谷ハンズに置いてあった事実（爆）



・・・で



いざ着手♪



しかし、次に引っかかったのはフックの数（笑）



実は私、今まで２フックのルアーしか作ったことがありません。（理由は色々）



今回お願いされたのは３フック仕様。



たかがフックの数と思ってましたが、いざ設計段階に入ると・・・



ウェイトの位置まで、自分の中のいくつかの定番を、崩さないとなりません（汗）



ウェイト位置を重視したら、今度はベリーフック同士が絡んだり（笑）



当然、初めて使う厚さの木だと、どれだけのウエイトを背負えるかも手探りです。



いやぁ・・・



初めてだと、思いも寄らない失敗や苦労がありますね♪



そんなこんなで、とりあえず１個目のプロトが形になるのに、２ヶ月掛かってしまいました（汗）



こんな感じです♪



※右からM130、140、プロト140の順です♪



木材の厚さが１ミリずつ違います。



完成時のウエイトはフック入れると32g～33gぐらいになりそうです♪



まぁこの辺はほぼ想定通りですね♪



とりあえず、セルロースの下地が出来たので、現場でテストしてみようと思います♪



楽しみです♪



早いとこ雨止まないかなぁ～（笑）