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▼ 受け継がれるもの
- ジャンル:釣行記
釣りという道楽をしていると様々な出会いがあります。
いい形で出会う事もあれば、そうでない場合も含みますが…
十人十色とは良く言ったもので、出会いはあっても色々あって縁遠くなったり公私共にお世話になったりします。
そんな中、昨年横浜で出会った方にご厚意で
個人的に非常に重宝しているペンシルベイト
Lucky craft Sammyのルーツ…
サム山岡氏作のFat Sum(ファットサム)のプラバージョンを頂戴しました。
ファットサムのプラバージョンというのが存在するのだけは知ってましたが…
何処で販売しているのかも全く知りませんでした。
それだけでも大感謝ですが…
やっぱりルアーは魚釣りの道具ですから、感謝の気持ちは釣果で返したくなるのが人情というものです。
ルアーを受け取ったのが今月一日
午前中にやってきたので、早速お昼休みはウキウキフィッシングとばかりに試し撃ちに行きました。
残念ながらその日のうちには入魂とはいきませんでした。
それからというもの、来る日も来る日も投げ続けました。
つまり…結果に結びつきませんでした。
一週間以内にはなんとか…と思ってましたがそれも叶いませんでした。
どんどん秋が深まるにつれ簡単には釣れなくなるので、焦りました。
それが今夜…遂に釣果を得る事に成功しました。
9月中ギリギリに間に合いました。
もうダメかと思ってました…
自分がパトロールに出る頃は既に暗い時間帯
21時には倅の沐浴の為に帰宅しなければなりません。
この日はその頃後中潮で満潮。
下げが効く頃…イージーな時合には現場を去らなければなりません。
工場から自転車で移動ですからそう都合のいい場所はないんです。
事実、自分がパトロール出来る範囲で連敗続きでした。
今日選んだ場所は、地元河川で連日満員御礼の橋脚でもない
単なるオープンウォーターです。
基本はシャローで岸際は葦原で基本的に陸っぱりのポイントではなくウェーディングの釣り場です。
過日のような大雨でもなければ滅多に水が吐き出される事が無いような水路が河川に繋がる出口にあたる場所です。
普段はそこからエントリーして葦の際とブレイク等地形が造る潮目を中心に通す場所です。
今日のタイミングでは満潮…
エントリーする場所もタプタプです。
しかもこれから下げなのに、川下から川上へ吹き上げるように風が吹いた状態です。
持ち時間内にはとても潮目には届く程前に出られません。
もちろん葦際も撃てません。
水の動きが全く無い水路の出口の周辺に溜まるベイトに着くシーバスが居なければ…アウトです。
今日はラッキーな事に魚が入っていたようです。
結果に結びつきました。
ところでファットサムはどうなんだ?
って思う方もいると思いますのでインプレじみた事を申しますと…
基本は浮くペンシルベイトには変わりません。
後にファットサムをモチーフに開発されたサミーとの違いは
ラインアイが付く魚で言えば口の部分にサミーはアクション時に音が出るようカップ状の凹みがあるのに対してファットサムはツルッとした形状です。
並べてみるとサミーの方がファットサムよりボリュームがある体型?です。
アクションは自分の場合はサミーは特にフックをミディアムヘビーワイヤーの#2にしているのでドッグウォーク時の振り幅はノーマルより少なめかもしれないです。
それに比べてファットサムは振り幅はサミーより大きい印象です。
浮き姿勢もサミーよりは垂直方向になっている印象ですから、ハイピッチで動かすよりは少しだけゆったりとしたリズムで動かすと良い印象です。
飛距離もサイズと形状なりにそこそこは飛びます。
自分も後から造られたサミーから入ったクチですからあんまり上から目線みたいなコメントをするつもりはありませんが…
このルアーを一人の人間が考え、多くのトライアンドエラーを繰り返して一つの形になっていった事は凄い事だと思っています。
そして、その叡智が受け継がれ更に洗練されていく…
素晴らしい事だと思います。
今までそれこそ星の数ほど発表されては淘汰されたり惜しまれつつ製造されなくなった傑作ルアーも沢山あります。
現在の技術の進歩は凄まじいモノがあります。
飛距離がとんでもなく出て重心移動モノでありながら、固定重心モノのような泳ぎ出し。
自分はかつての無いから自分で作った…と言っていた頃の
ハンドメイドだったりそれをプラ化して入手し易くなったルアーは好みです。
プラ化されたとはいえビルダーの創意工夫と遊びゴコロが詰まってる気がします。
でもやはり現在の圧倒的な飛距離には敵わないですね…
今まで諦めていたコースにアプローチ出来るって素晴らしい事です。
それに使い熟す事で釣果に繋がるモノが比較的誰にでも再現出来るように洗練されています。
これもまた人間の叡智の結晶なんだと思います。
ですが…なんかソソらないんです。
真面目過ぎちゃうような気がします。
遊びゴコロを通り越した ネタ?ルアーはあったりしますが…
パクりではなくファットサムとサミーのような元ネタに敬意を持って更に熟成させたルアーってのがもっとあっても良いような気がします。
そろそろ形状やアクションは出尽くしてる感
が強い雰囲気です。
音楽の世界でもあるような、いいカバー的なルアーが出て来ても良いと思います。
名前や形状が同じだと直ぐにフェイク扱いばっかりする風潮だから仕方ないのかもしれません。
そんなこんなで今日は他人が見たら何にもならない、数が出た訳でもサイズが良かった訳でも無い釣りでしたが、自分にとっては非常に価値のある一本だったので思わずキーを叩きました(笑)
おしまい。
iPhoneからの投稿
いい形で出会う事もあれば、そうでない場合も含みますが…
十人十色とは良く言ったもので、出会いはあっても色々あって縁遠くなったり公私共にお世話になったりします。
そんな中、昨年横浜で出会った方にご厚意で
個人的に非常に重宝しているペンシルベイト
Lucky craft Sammyのルーツ…
サム山岡氏作のFat Sum(ファットサム)のプラバージョンを頂戴しました。
ファットサムのプラバージョンというのが存在するのだけは知ってましたが…
何処で販売しているのかも全く知りませんでした。
それだけでも大感謝ですが…
やっぱりルアーは魚釣りの道具ですから、感謝の気持ちは釣果で返したくなるのが人情というものです。
ルアーを受け取ったのが今月一日
午前中にやってきたので、早速お昼休みはウキウキフィッシングとばかりに試し撃ちに行きました。
残念ながらその日のうちには入魂とはいきませんでした。
それからというもの、来る日も来る日も投げ続けました。
つまり…結果に結びつきませんでした。
一週間以内にはなんとか…と思ってましたがそれも叶いませんでした。
どんどん秋が深まるにつれ簡単には釣れなくなるので、焦りました。
それが今夜…遂に釣果を得る事に成功しました。
9月中ギリギリに間に合いました。
もうダメかと思ってました…
自分がパトロールに出る頃は既に暗い時間帯
21時には倅の沐浴の為に帰宅しなければなりません。
この日はその頃後中潮で満潮。
下げが効く頃…イージーな時合には現場を去らなければなりません。
工場から自転車で移動ですからそう都合のいい場所はないんです。
事実、自分がパトロール出来る範囲で連敗続きでした。
今日選んだ場所は、地元河川で連日満員御礼の橋脚でもない
単なるオープンウォーターです。
基本はシャローで岸際は葦原で基本的に陸っぱりのポイントではなくウェーディングの釣り場です。
過日のような大雨でもなければ滅多に水が吐き出される事が無いような水路が河川に繋がる出口にあたる場所です。
普段はそこからエントリーして葦の際とブレイク等地形が造る潮目を中心に通す場所です。
今日のタイミングでは満潮…
エントリーする場所もタプタプです。
しかもこれから下げなのに、川下から川上へ吹き上げるように風が吹いた状態です。
持ち時間内にはとても潮目には届く程前に出られません。
もちろん葦際も撃てません。
水の動きが全く無い水路の出口の周辺に溜まるベイトに着くシーバスが居なければ…アウトです。
今日はラッキーな事に魚が入っていたようです。
結果に結びつきました。
ところでファットサムはどうなんだ?
って思う方もいると思いますのでインプレじみた事を申しますと…
基本は浮くペンシルベイトには変わりません。
後にファットサムをモチーフに開発されたサミーとの違いは
ラインアイが付く魚で言えば口の部分にサミーはアクション時に音が出るようカップ状の凹みがあるのに対してファットサムはツルッとした形状です。
並べてみるとサミーの方がファットサムよりボリュームがある体型?です。
アクションは自分の場合はサミーは特にフックをミディアムヘビーワイヤーの#2にしているのでドッグウォーク時の振り幅はノーマルより少なめかもしれないです。
それに比べてファットサムは振り幅はサミーより大きい印象です。
浮き姿勢もサミーよりは垂直方向になっている印象ですから、ハイピッチで動かすよりは少しだけゆったりとしたリズムで動かすと良い印象です。
飛距離もサイズと形状なりにそこそこは飛びます。
自分も後から造られたサミーから入ったクチですからあんまり上から目線みたいなコメントをするつもりはありませんが…
このルアーを一人の人間が考え、多くのトライアンドエラーを繰り返して一つの形になっていった事は凄い事だと思っています。
そして、その叡智が受け継がれ更に洗練されていく…
素晴らしい事だと思います。
今までそれこそ星の数ほど発表されては淘汰されたり惜しまれつつ製造されなくなった傑作ルアーも沢山あります。
現在の技術の進歩は凄まじいモノがあります。
飛距離がとんでもなく出て重心移動モノでありながら、固定重心モノのような泳ぎ出し。
自分はかつての無いから自分で作った…と言っていた頃の
ハンドメイドだったりそれをプラ化して入手し易くなったルアーは好みです。
プラ化されたとはいえビルダーの創意工夫と遊びゴコロが詰まってる気がします。
でもやはり現在の圧倒的な飛距離には敵わないですね…
今まで諦めていたコースにアプローチ出来るって素晴らしい事です。
それに使い熟す事で釣果に繋がるモノが比較的誰にでも再現出来るように洗練されています。
これもまた人間の叡智の結晶なんだと思います。
ですが…なんかソソらないんです。
真面目過ぎちゃうような気がします。
遊びゴコロを通り越した ネタ?ルアーはあったりしますが…
パクりではなくファットサムとサミーのような元ネタに敬意を持って更に熟成させたルアーってのがもっとあっても良いような気がします。
そろそろ形状やアクションは出尽くしてる感
が強い雰囲気です。
音楽の世界でもあるような、いいカバー的なルアーが出て来ても良いと思います。
名前や形状が同じだと直ぐにフェイク扱いばっかりする風潮だから仕方ないのかもしれません。
そんなこんなで今日は他人が見たら何にもならない、数が出た訳でもサイズが良かった訳でも無い釣りでしたが、自分にとっては非常に価値のある一本だったので思わずキーを叩きました(笑)
おしまい。
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- 2015年9月30日
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