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ライトタックルでドコまで獲れるのか 【パックロッド・ライトショアジギング】

パックロッド中毒、釣り基地です。
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先週、パックロッドで魚雷(=大型ヒラマサ)にコテンパンにやられたにも関わらず、気が付けば今朝、エギングタックルに4000番リールを付け、バランス取りをしてる自分がいました。(呆)


こういう時、僕は過去エギングタックルでヒラマサやオオニベにフルボッコにされた時の動画を何度も見直し、時折自分を襲うこのウルトラライト・ギリギリタックル発作】を鎮めます。



この非常に悪い癖は、僕の釣り履歴・まだ日本に住んでいた頃
「へチの落とし込み釣り」や、

0号磯竿に0.6号ハリス+超小型電気浮きの
「夜のチヌふかせ釣り」

等にのめり込んでいた時期が大変長かったので、どうも
「どこまで細仕掛けで大型を獲れるか」
に傾倒する癖があります。


スリルを求めるという点では良いかもしれませんが、獲れなかった(=バラした)際、魚の受けるダメージが大きい。
ジグを暫くぶら下げたまま生きてゆく事になるだろうし、死んでしまう可能性も高い。

だから自分の場合、ライトタックルで青物やオオニベが掛かった場合、

【絶対に獲る!】

覚悟で闘うようにしていますし、最近のファイトにおいて、
掛けた青物は殆ど獲れる様になっています。
パックロッドマスター(いつの間に?w)として、プライドを掛けて闘い、そして獲ります。

先週の王様魚雷は久し振りの完敗です。
暫く立ち直れませんでした。(汗)


獲れない経験が続くと、【獲れない可能性の高い場所に、ウルトラライトなタックルは持ち込まない】というリミッターを下げてゆく事になる。

パックロッドマスターにとって、これ程の屈辱は無いです。


大型ヒラマサの飛沫あげるナブラの前に、負け続けた男がエギングタックル片手に仁王立ち…という、ジャンヌ・ダルクな事態は、ギャグそのもの。



今回は、3~5gのメタルジグからソルトルアーを始めた自分なりに、「どの程度のタックルセッティングで、何処まで獲れるか?」を、僕個人のスキルレベルで書いてみようと思います。





【タックルその1:マイクロ・ショアジギング】

*ロッドAlpha Tackle トラギア・CHIBI 6810ML (2.1m)仕舞33㎝!
キャストウエイトMax10g程度のロッド。
アジングロッドでも併用できるでしょうね。

*リールOkuma サフィーナ1000
基本的に巻けてドラグが機能する小型であれば何でも

*ラインSunline Super Braid 5 #0.6号 120m
あまり太い糸は意味がありません。竿が折れるだけです。(笑)
#0.4~0.6max.で良いと思います。

*リーダー:フロロ2~2.5号
*ルアーメタルジグ5~10g・超小型メタルバイブ等


〔ターゲット〕
・チヌ:50オーバーも平気。幾らでもかかってこいやぁー!
・マゴチ:60㎝位まで
・テイラー(網切り):50㎝位まで。掛かり方次第。
・オーストラリアン・サーモン:60㎝まで
・ヒラマサ
無理!絶対獲れません。諦めましょう。(笑)
・オオニベ:夢の中で釣りましょう。(笑)



このクラスのタックルでヒラマサは絶対獲れないと断言できます!(笑)
オオニベ相手だったりした場合、合わせ喰らわした時点で折れます
過去このタックルで掛け、竿を2回折った経験から断言します。(汗)
掛かったと同時に、バットから
「ぱきゃーん♪」と豪快な破裂音を発して折れました。
つまり、僕が現在所有するトラギアCHIBIは3本目です。


今でもこのタックルセッティングを引っ張り出す事がありますが、基本病み上がりや故障時のリハビリ目的に、桟橋からチヌを釣る用途です。
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【タックルその2:ウルトラライト・ショアジギング】

*ロッドベイシックジャパン Revolution Egi 8.2ft改 8.6ft(2.58m)仕舞56㎝
このクラスで最も適してるのがエギングロッド。
張りの強さがジグを操作を容易にします。

*リールDaiwa レブロス2506H-DH or  Shimano セドナ4000XG
レブロス2506クラスがベストマッチ。
セドナは重さ的にレブロスとほぼ同じですが、青物対策で使用。

*ラインラパラ・ラピノヴァX #0.6 170m  or  #0.8 200m
まぁ#0.6~0.8でいいんじゃないですかね。
#1だとちょっとやり過ぎという感じがします。

*リーダーフロロ3.5~4号
*ルアーメタルジグ15~28g・IP26・メタルマル28 等
バイトレート最優先ならば、メタルマル一択。
でもフック強化は必須。



〔ターゲット〕
・マゴチ:70㎝位まで
・テイラー(網切り):50㎝位まで。掛かり方次第。
・オーストラリアン・サーモン:60㎝~まで
・ヒラマサ
かなり無理!今迄1本も獲れてない。ファイトは短時間成立する。
・オオニベ:1回だけ水面まで上げて、ソコでフックアウト。(バーブレス使用)


ヒラマサ以外のターゲットは不可能ではない守備範囲になって来ますが、相手がヒラマサとなると、マサ特有の「根に向かって一直線!」を止め切る事が出来ません。
ゲームの支配権を常に相手側が握っている、完全アウエーの戦いを強いられます。
30センチ程度のチビマサなら可能かもしれませんが、海はそんなに釣り人に都合良く出来てない。(笑)
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ロッドの負けっぷり半端ない(笑)




【タックルその3:ライト・ショアジギング】

*ロッド: 仕舞寸法58~75㎝
・Alpha Tackle トラギア・Tiptop S906H改 9.6ft (CW 10~50g)
・Daiwa Cormoran Black Bull Jet 改 9.6ft (CW 20~60g)
・Shimano トラスティック S810M 未改造 9.0ft (CW 15~42g)
・Daiwa Crossfire 300TH 10ft Topガイド交換 (CW 20~60g)
・メジャクラ
「三代目」クロステージ CRX-964LSJ 4Pc (CW20~50g)
・Prox World Traveler (CW10~50g) 
       等…

長さ9~10ft、キャストウエイト40~60gがこのカテゴリー
強めのシーバスロッドや、ライトショアジギング専用竿となりますが、その中でパックロッドとなると、日本国内では選択肢が極端に限られます。


*リール:Daiwa BG3000H・お金があればセルテート3012H等…
*ライン:YGKよつあみ G-Soul Upgrade X8 #1.2~1.5
*リーダー:フロロ20~30lb/ ナイロン40lb

ライトなメタルジグやペンシルに30lb以上のフロロカーボンリーダーを使用すると、動きが悪くなると思います。
自分の場合、30lb以上はナイロンを使用。

*ルアー:メタルジグ24~40g

〔ターゲット〕
・マゴチ:どれだけデカくても獲れます。
・テイラー(網切り):60㎝位まで。掛かり方次第。
・オーストラリアン・サーモン:60㎝~まで
・ヒラマサ
75㎝までなら充分バトル成立よほどの事が無い限り獲れる。
・オオニベ:メータークラスでもバトル可能。ただ余裕は無い。


ここまで来て、ようやくヒラマサとのバトルが成立します。
「根に向かって一直線!」を真向受け止めずとも、根に巻かれない様にロッドワークとドラグ性能でコントロールが可能となります。

ただ、80㎝以上のヒラマサとなると異次元で、このタックルレベルでは『物理的に全く話にならない』経験も何度かしてます。

逆にヒラマサとオオニベ以外のターゲットは、このパワークラスのタックルセッティングから、アングラーのスキル向上に伴い「つまらない」獲物になってきます。
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カンパチ相手にロッド弾性をフルに掛けたファイト。すげー楽しい。



【タックルその4:ミディアムライト・ショアジギング】

*ロッド:
・Daiwa Procaster Game II 10ft (CW 20~80g) 仕舞寸法81㎝

このロッドは10ftで4本継ぎという、非常に面白いパックロッドで、それでいて80gまで背負える本格派。
僕の持つパックロッドの中で最強。
・Abu Gercia Venturi 304H 10ft (CW 15-50g)仕舞寸法82㎝
スペック上ライトショアジギングですが、実際の硬さと強さはこちらに入れた方が相応しいです。


*リール:Daiwa BG3000H or Penn Conflict 4000 or セルテート3500HD等
*ライン:YGKよつあみ G-Soul Upgrade X8 #1.2~1.5
*リーダー:フロロ30lb/ ナイロン40lb
*ルアー:メタルジグ40~45g シンペン等


〔ターゲット〕
・マゴチ:どれだけデカくても獲れます。
・テイラー:どれだけデカくても獲れます。
・オーストラリアン・サーモン:どれだけデカくても獲れます。
・ヒラマサ
80㎝位までバトル成立。よほどの事が無い限り獲れます。
・オオニベ:メータークラスでも充分バトル可能。ただあまり楽しくない。


このあたりまで来ると、
これライトショアジギングか? という強度になってきます。
掛かって楽しいと思える魚種も限られてきます。

僕の体力ではこの辺りが扱える限界。
そしてこれ以上の強度のパックロッド(10ft以上に限定)も見た事がありません。
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中型ヒラマサ相手にガチ勝負を挑む事が、ようやく可能なセッティング





海外に住み始めて判った事ですが、北米や欧州、特に欧州では、パックロッドのラインナップがとても多い。
オーストラリアを含め、欧州ではパックロッドではなく「Travel Rods」と呼ばれます。

他国に県境を跨ぐ感覚で移動する欧州人達は、車のトランクやバイクの後ろにこうしたトラベルロッドを装備し、クリークや湖、またフィヨルドの入り江に突き出した桟橋からパイクやトラウト、バラクーダなどを釣って楽しんでいる様です。

また日本のパックロッドで想定しているターゲットよりはるかに大きい為、要求されるされるスペックも当然タフになってます。

僕は「平日の仕事前と帰宅前の短時間しか釣りをしない」という環境が 上記欧州人の楽しむトラベル・ロッドのコンセプトに、奇しくも一致した結果、これらロッドを個人輸入し、愛用しています。

日本でも限られた時間と空間を最大限有効に活用し得るこれらコンパクトタックルがもっと注目されても良いのではないかと思います。

また、これらパックロッドを最大限有効活用し、平日の出社前にフラリと海に立ち、青物やオオニベを釣る事が可能な生活環境に居る自分。
幸せだなぁと感じます。
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