ダイワ　シルバーウルフ　ＡＧＳ　７０１ＵＬＦＳ　のインプレですが私のキビレ底ずる引きチニングは流れが緩やかな場所の　岩場やテトラが散乱してる場所　マンメイドストラクチャー　ファーストブレイク　等明らかに周囲と違う変化のある場所にいる居付きや回遊してきて停滞してうろうろしてるのを狙うのが主です
簡単に言えばキビレがいると思う場所を想定してそういう場所を線で結んだラインを引いてくる釣り方です
適当に投げて釣るのでは無く陸近くまで来ている喰い気があるであろうキビレがいると思える場所だけ狙っていく釣りです
キャスト距離で分類すると近～中距離って感じです
使用するシンカーの重さも５ｇ以下がほとんどです
砂浜を投げまくる　広範囲に探る　遠投して探る　という釣りとは違うというのを前提に読んでもらえると良いと思います
釣る場所や釣り方が違うと適した道具も変わってくるのでその辺理解してもらっとく方がよいかと思います

そういう釣り方で今迄使ったロッドの中で現状個人的に最高だと思うロッドが　ダイワ　シルバー　ウルフ　ＡＧＳ　７０１ＵＬＦＳ　です

まずティップなんですがチニング専用ロッドの中では柔らかい方となります
私の釣ってる場所や釣り方では１０～１５ｍ辺りでバイトが多くなる（５ｍ以内のバイトもちょこちょこあります）ので近距離の場合はティップが硬すぎるとワームをすぐ吐き出したり違和感が強すぎると喰い込まなかったりし易くなります
遠距離とかだとラインが長い分それがクッションみたいな役割してくれるんですが距離が近い程その恩恵がなくなります
キビレがワームを吐き出すスピードはゼロコンマ秒のスピードみたなんで本気で吐き出されると電撃フッキングくらわせても勝てません・・・
ティップの硬さに対しての見解は色々あるかも知れませんが実際に極端な実験ですがティップガチガチのロッドで検証しましたがフッキング率がティップの柔らかい物に比べて落ちるという結果を何度も体験してからティップには適度な柔らかさが必要だと認識するようになりました
柔らか過ぎるのもルアー釣りでは駄目なんですが７０１ＵＬＦＳは適度に柔らかくて優秀だと感じます

細い軸のフックの方が貫通させやすいのですが伸ばされ易くなるので伸ばされ難い軸の太さのフックでフックを貫通出来る程度のティップの強さは必要になります
フッキングはティップ→ベリー→バッドの流れで最終的にフックを貫通させたり深く突き刺す必要があるのですがベリーとバッドにどれだけパワーがあっても太い軸のフックを使う程ティップも重要になると思います
７０１ＵＬＦＳはこの辺が良い感じのバランスになっていて喰わすのに問題無い柔らかさと底ずる引きの軸が太めのフックもきっちりフックＵＰ出来てキビレがＨｉｔした後のやり取りでもブランクス全体で追従していく感じがあるのでばらしも今迄私が使ったロッドと比較してかなり少なくなります

３０ｃｍ以上なら大丈夫だけど手のひらサイズを釣るのが難しいロッドというのが多いですがこのロッドはティップの柔らかさもあってキビレの喰い込みもいいので技量次第では手のひらサイズも簡単に釣れます
４０ＵＰとかでもベリーやバッドにそれなりのパワーがあるのでＨｉｔしても問題ないです
いわゆるキビレなら手のひら以上のサイズならこれ１本で大丈夫って感じです
３０～３５ｃｍをターゲットとしたフックで手のひらサイズをビシバシ釣るのには技術だけでなくロッド性能に頼らざる得ない部分がありますがこのロッドなら技術さえ身につければ問題なく手のひらサイズも釣れます
３０ｃｍ超えるサイズのバイトをフッキングに持ち込むのは簡単なんですが手のひらサイズを釣る方が難易度は高いので手のひらサイズも釣り易いロッドというのはあまりないと思います
その結果フッキング率８０％超えというのも達成し易いロッドになりキャッチ数も増え易いです

近距離戦メインならキャスト性能も感度もこのロッドが発売されてる中で１番いい訳ではないですが実釣には問題ないレベルです
その辺より喰い込ませて掛けて釣る事に良い性能のロッドという解釈してもらう方がいいです
こういうノリが良くてキャッチ率がいいロッドは他でも使える釣りが多いと思います
高級機種になるのでキャスト後のキャストブレもありません
フックキーパーなんかもついていて使う人には便利な機能です
ＡＧＳが良いかどうかはＡＧＳ無しで同じブランクスを使った検証してないので性能面では比較もせず良いと言い切りませんが糸絡みなどのトラブルに関しては他に比べても少ない方ですし優秀なガイドだと言われてるのでその辺は信じて満足しとく事にしてますｗ

問題点を挙げるとフォアグリップが長過ぎる事とワンピースなので人によっては持ち運びが不便になるとは思います
ただこのワンピースというのが色々な性能的な部分には良い影響を与えてるように思えます

ロッドパワーは強力という程では無く引きを楽しめるレベルで主導権はそれなりに持てるという感じです
引きを味わう必要が無く極力早くキビレをキャッチしたい方には物足りないロッドになるでしょうが個人的には釣った魚の引きを味わいたいと思ってるので出来るだけ柔らかいロッドを使って引きも味わいたいし数も釣りたいという方にはいいロッドだと思います
それなりに楽しみながらフッキング率も良いロッドなので私の好みにはピッタリです！！

メーカー商品説明

• 繊細な穂先を搭載した本機種は、特にワームを駆使してチヌに口を使わせるためのモデル。
• AGS、X45、SVFで武装したチニングゲーム最前線で戦う為のプロスペックロッド

メーカー商品詳細

• 標準全長（m）：2.13
• 継数（本）：1
• 仕舞（cm）：213
• 標準自重（g）：110
• 先径（mm）：1.2（1.2）
• 元径（mm）：9.9
• ルアーウェイト（g）：1－7
• 適合ライン（ナイロン／フロロ）：2－6lb
• 適合ライン（PE）：0.15－0.4
• カーボン含有率（％）：86
• メーカー価格￥５００５０円税込