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▼ ランドロック サクラマス
北海道アングラーズパーティーが行われた14日の朝、ランドロックサクラマスを狙いに、とあるリザーバーに行ってきました。
本来ならこの日の朝も熊石で海サクラを狙う予定だったのですが、13日の朝、熊石在住の佐々木君が63cm、4.2kgのランカーサクラを釣ったあとから、風が強くなり釣りを中断。
みるみる間に海は大荒れになり、結局はその後釣りにならず予定を変更して熊石を後にしたのです。
佐々木君にしっかり良い所を持っていかれた自分と釣友の須田君は、試合もせずに負けたような敗北感を引きずっていたのですが「サイズはともかくサクラマスを釣りたいっ!」というお互いの強い要望で、須田君お勧めのランドロックのサクラマスが狙えるフィールドに行ってきたというわけです。
ご存知の通り、北海道は河川や河口規制の範囲内でサクラマスを釣ることが全面的に禁止されており、キープすると即逮捕です。
もちろん、アメマスやレインボーを狙っていてサクラマスがかかってしまうこともあるのですが、その時は即刻リリースしなければなりませんし、リリースが前提でもサクラマスを狙って釣ることは法で禁じられています。
それほどサクラマスという魚は北海道に取って重要な水産資源であり、大きな資金を投じて管理している魚だということがわかります。
なので、北海道でサクラマスを狙うとすれば海(河口規制が及ばない範囲)、または湖となるわけです。
行った場所はどこにでもあるようなリザーバー。本州ならバスが釣れそうな感じのダム湖です。
残雪もチラチラ残っており、雪代が入ったのか少し濁り気味でしたが、なぜか水位は低く駐車場からは少し歩いて、釣りができる場所まで徒歩で下っていきました。
目立ったストラクチャーはなく、ブレイクや岬の張り出しなど、地形の変化を意識しながらサクラマスの回遊を待つ、という釣り方です。
待ちの釣り、ということもあり、使用するルアーは飛距離の出るメタルジグを選択します。今までの実績から須田君が選んだのはNORTHCRAFTのAnchovy 12g。
今まで、他のアングラーと同行しても負けた事がないと豪語する須田君のイチオシルアーです(笑)
1時間ほど投げまくりましたが全くの反応なし。
いくら回遊で回ってくるとは言え、可能性が少ないとなれば足で探すしかないということで、歩きながら移動し魚を探す「攻め」の釣りに方向転換。
それが功を奏したか、ようやく須田君にサクラマスがヒット。
35cmくらいの大きさでしたが、ガツンという強烈なバイトと元気の良いファイトに須田君も満足げ。
銀ピカに輝くサイド部に、背中は少しグリーンがかったブラウン。
海サクラの迫力に比べれば全く違う魚にも見えますが、美しさと凛々しい眼差しは間違いなくサクラマスの証。
歩きながら魚からの反応を待ちますが、それからしばらくノーバイトが続きます。
途中、怪しいアタリらしきものはありましたが、フッキングには至らず。
須田君がヒットさせた場所と同じようなロケーションで、ようやく自分にもヒット。
自分の場合は「モゾっ」としたアタリでしたが、一度魚がかかればかなり元気の良い、スピード感のある ファイトをしてくれました。(海サクラだけのつもりでトラウト用のウェアを持ってませんでしたのでソルトの格好です・・・)
正直、魚のサイズにしてはタックルが少しオーバーパワーでしたが、メタルジグがメインルアーとなれば、それも仕方のないこと。
ミノーやバイブなどいろいろ使ってみましたが、結局ヒットしたのはAnchovy 12g。
これも35cmくらいの奇麗なランドロックサクラマスでした。
わずか半日程度の短い時間でしたが、仲良く2人ともサクラマスをキャッチすることができ、なんとか気持ちが修まりました(笑)。
それにしても、魚種と場所さえちゃんと選べば、どこかで釣りが成立してしまうという自然の豊かさ。
シーズン最盛期になると選択肢が多すぎて困るほど、北海道は魚と自然に恵まれています。
もちろん、その中で選んでランカーフィッシュを釣ることは簡単ではないですが、いつ来てもその豊かさには関心させられますね。
やっぱり北海道は素晴らしいです。
14日に行われた北海道アングラーズパーティーの模様は次回お伝えします。
- 2011年5月15日
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