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▼ 私の平成最後の夏 人に恵まれていることを再認識した夏
あれは酷暑の8月半ばの事でした。 気の合う仲間と出航している際に、何の前触れもなく船外機がトラブってしまいました。 電圧は有るのにセルの勢いが弱くてエンジンが掛かりません! 沖から岸側に流されながら探っていたので、まあまあ岸に近い位置でトラブルが発生してしまいました。 このまま流されて岸に打ち上げられたら危険な状況。
岩場に打ち付ける波が大きく弾けているのを目にすると、不安感が募りました。
幸運にも職場の同僚の家業が船舶関係。 藁にも縋る気持ちで連絡を取ると、ちょっと時間が掛かるかも知れんけど、見に来てくれるとの事。 アンカーを打って、待機しているようにと助言を貰いました。 ソッコーでアンカーを打ったのは言うまでも有りません。 船外機がトラブったのはショックでしたが、同船してくれた連れに不安感を与えてしまったことが申し訳なくて(汗) 船長として、気丈に振舞うことしかできませんでした。
半時間ほど待ったでしょうか。 次第に近づいて来る救助船に『助かった・・・』と、心底、安心しました。 それにしても、大自然の前では、人間とは無力な存在ですね。 心底、痛感しました。 それにしても、半時間程度の待ち時間が果てしなく長く感じました。
ばば荒れの中、慎重に曳航して頂いています。 申し訳ないやら、情けないやら・・・
もう少しで湾内に到着するってタイミングで不意に襲ってきたデカいうねりに曳航ロープがたるんでしまいました。 からの、テンションが一気に掛かったことにより、ロープを結んでいた船首のクリートがごっそりと抜けてしまいました!!(驚) こんな事って起こりえるのか!?と、現実を受け入れる事が難しかったのですが、気を取り直して曳航再開。 何だかんだで無事に船着き場へ到着。 救助艇の船長さんに費用を支払いしようとすると『いつも弟が世話になっているのでええよ!』と、受け取って頂けずに颯爽と走り去って行かれました。 か、かっこええ~!!
正常時のイメージ(破損前)
破損後・・・ 泣ける・・・
共同オーナーのカリブト船長に事の顛末を報告すると『乗組員が無事で何より!』と、ありがたいお言葉。 しかも、翌々日が雨予報だったので、翌日には応急処置を施してくれるという行動力。 おかげで内部に雨が侵入せずに済みました。
FRPでしっかりと。 後日、仕上げ作業ですね!
普段からしっかりとメンテを行っているつもりですが、いきなりの出来事に参りました。 しかし、あの不安感いっぱいの荒波を、文句ひとつ言わずに一緒に耐えてくれた仲間。 弟が同僚ってだけで、とても優しく接してくれた救助艇の船長。 修理作業を趣味の延長と言って、何一つ嫌な顔をせずにやってくれたカリブト船長。 思い返すだけでも怖くなるような出来事でしたが『人に恵まれているなぁ・・・』と、嬉しくなったのも事実。 困った時に人のありがたさが身に沁みました。 今後はこのような事が起こらないように、より一層、船の装備とメンテに気合を入れねば!と、思います。
岩場に打ち付ける波が大きく弾けているのを目にすると、不安感が募りました。
幸運にも職場の同僚の家業が船舶関係。 藁にも縋る気持ちで連絡を取ると、ちょっと時間が掛かるかも知れんけど、見に来てくれるとの事。 アンカーを打って、待機しているようにと助言を貰いました。 ソッコーでアンカーを打ったのは言うまでも有りません。 船外機がトラブったのはショックでしたが、同船してくれた連れに不安感を与えてしまったことが申し訳なくて(汗) 船長として、気丈に振舞うことしかできませんでした。
半時間ほど待ったでしょうか。 次第に近づいて来る救助船に『助かった・・・』と、心底、安心しました。 それにしても、大自然の前では、人間とは無力な存在ですね。 心底、痛感しました。 それにしても、半時間程度の待ち時間が果てしなく長く感じました。
ばば荒れの中、慎重に曳航して頂いています。 申し訳ないやら、情けないやら・・・
もう少しで湾内に到着するってタイミングで不意に襲ってきたデカいうねりに曳航ロープがたるんでしまいました。 からの、テンションが一気に掛かったことにより、ロープを結んでいた船首のクリートがごっそりと抜けてしまいました!!(驚) こんな事って起こりえるのか!?と、現実を受け入れる事が難しかったのですが、気を取り直して曳航再開。 何だかんだで無事に船着き場へ到着。 救助艇の船長さんに費用を支払いしようとすると『いつも弟が世話になっているのでええよ!』と、受け取って頂けずに颯爽と走り去って行かれました。 か、かっこええ~!!
正常時のイメージ(破損前)
破損後・・・ 泣ける・・・
共同オーナーのカリブト船長に事の顛末を報告すると『乗組員が無事で何より!』と、ありがたいお言葉。 しかも、翌々日が雨予報だったので、翌日には応急処置を施してくれるという行動力。 おかげで内部に雨が侵入せずに済みました。
FRPでしっかりと。 後日、仕上げ作業ですね!
普段からしっかりとメンテを行っているつもりですが、いきなりの出来事に参りました。 しかし、あの不安感いっぱいの荒波を、文句ひとつ言わずに一緒に耐えてくれた仲間。 弟が同僚ってだけで、とても優しく接してくれた救助艇の船長。 修理作業を趣味の延長と言って、何一つ嫌な顔をせずにやってくれたカリブト船長。 思い返すだけでも怖くなるような出来事でしたが『人に恵まれているなぁ・・・』と、嬉しくなったのも事実。 困った時に人のありがたさが身に沁みました。 今後はこのような事が起こらないように、より一層、船の装備とメンテに気合を入れねば!と、思います。
- 2018年9月8日
- コメント(2)
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