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加藤 光一

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メガバスミッション!ランカーシーバスを捕獲せよ!!

前回の更新から随分と時間が過ぎてしまいました。

今回は、この秋に数年振りにシーバスと真剣に向き合ったというお話。


先ず、タイトルのメガバスミッションって何?

という皆さんに簡単な説明から。

ザックリ言うと、フィールドスタッフそれぞれの地域性や得意な釣りモノ(魚種)を考慮して、メガバスから各々のミッションが発令されるのです。

夏の終わる頃だったかな?
秋の始まり頃だったか?
(どちらもほぼ同じだけど)

メガバスから送られてきたサンプルアイテムと共に1枚のメッセージが届く。
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この秋に発売された《 ゾンクシンペン77 》!!

ゾンクシンペン77に関しては、今年の厳寒季から使ってきてるから、キモとなる使い方は熟知してると思っているので望むところ。

あとは状況に応じて使い方をコントロールすれば何とかなるね!

と思っていたら再びメガバスから小包が届く。

こちらもこの秋に発売された《Cookie slim120》《Cookie slim140》《KAGEROU MD125F》《MEGA DOG180》の最終サンプルルアー。

と共に1枚のメッセージ。
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更に10本追加です。

ん~面白くなってきた‼️



このメガバスミッションに関しては、特に細かいルールは何も明記されてはいないんだけど、『この秋にリリースされる新作ルアー達を中心にランカーシーバスを釣ってね!』という事だと思う。


また、近年というか、メガバスのフィールドスタッフとして契約してからはシーバスよりもクロダイやメバル、そしてウロハゼといった若干というかかなり自分の趣味寄りな釣行が多かったので、
『シーバスも本気でやってね!』
とか
『カトキチは本気でシーバスやったらどんな感じなの?』
というメガバスの思いも含まれているのではないか?と勝手に想像してミッションを遂行する事にしたのです。


とはいえ、この春から秋にかけてかなり忙しくて、昼夜問わず仕事してるから、取材もハイシーズンで激込みの日曜日に行ったり、平日に寝ないでロケを行ったりしてたほど。

しかも、首を痛めてしまい、それに伴い肩や腕、肘の古傷まで再発してしまい、釣りはおろか日常生活に支障をきたしてしまう。


忙しさと右腕から首にかけての激痛でハイシーズン序盤はほぼ釣りができなくて、一番良い時期にシーバス1本釣ったら痛みが限界で終了なんて事も多くて、メンタル的にもかなり厳しい状況からのミッションスタートでした。

昨年秋のメガドッグやコノシラスシャッド、コノシラススイマーを使った、連続10本のアベレージが80cmを超える『サイズを選り分ける釣り』も怪我の影響でやれないので、それ以外のメガバスルアー達でのミッション遂行です。

今年の秋は、テスト中のミドルサイズのトップウォーターペンシルを中心にした釣行が多くて、それはそれでハイシーズンに様々な状況で充実したテストが行えたし、首腕の負担を軽減してくれるのである意味で怪我の功名ではあったかな?と。
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《プロトペンシル》


圧巻の釣れっぷりを魅せてくれたプロトペンシルについては来年に情報解禁の許可が出たら書くつもり。

先ずは、10月末発売予定のゾンクシンペン77とカゲロウMD125Fでランカーを獲るのが優先順位かな!?

という訳で口火を切ったのはゾンクシンペン77での2夜連続ランカー。
(だったかな?時系列は忘れた)
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《ゾンクシンペン77》




プロトペンシルではデイゲームでの88cm、6.6kg。

ウエイト的にはこれがランカーミッション中の最大ウエイト。

カゲロウMD125Fでも、もちろんランカー捕獲。
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《カゲロウMD125F》


実はこのミッションには自分ルールを設けていて、同じルアー(色ちがい含む)でのランカーは2本まで。

何故にそんな自分ルールを設けるのか?というと、カトキチの性格上シンプルに『飽きる』から。

あとは、同じルアーばかりで釣ると面白味がないというか、自分の引き出しを狭めたり状況対応能力がマンネリ化しがちという極めて個人的な思考での自分ルール。

そして一番重要なのがメガバスには様々なシチュエーションで大型のスズキを狙える秀逸なルアーが沢山あるのを皆さんに知って欲しいという思いもあったりする故に設けた自分ルールなのです。

ただ、今回はちょっとだけ自分に優しくなってカゲロウ·シリーズを解禁しました。
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《カゲロウ155F》


気付いてる人も居るとは思うけど、カトキチはメガバスのプロスタッフでありながら、カゲロウ·シリーズはほぼ使ってません。
(誤解がないよう書きますが、久保田氏とは仲良しですよ)

理由は単純で、御存じの通りカゲロウ·シリーズは一般流通(お店等)では手に入り難いです。

メガバスのプロスタッフという立場的に、カゲロウ·シリーズを手にすることは可能なんだけど、みんなが欲しくてもなかなか手に入れられないルアーで通常の釣行で釣りまくっても、なんだか申し訳ないという思いで使ってませんでした。
(あくまでも一個人の考えです)

それに、プロスタッフとしてのプロモーションという意味合いでも、カゲロウ·シリーズはプロモーションする必要がないほど人気のルアーですからね。
(プロデュース本人は別です)

でも、今回のカゲロウMD125Fの発売に併せたメガバスミッションでもあるし、難易度もそれなりにあるランカーミッションなので、ローテーションの一つとして新たに使用する事にしたのです。

簡単にいうと、カゲロウの封印を解く事でリミッターを1つ解除して、ランカー2本でそのルアーは使わないというリミッターを1つ追加したというプラスマイナス0というカトキチ以外には全く意味のない自分ルールなのです(笑)

(ちなみにメガバスミッションのノルマであるランカー11本をクリアしたあとから、これらのリミッターは解除しました)




今年の秋、特にハイシーズン中盤となる11月中旬以降はちょっと興味深い傾向にありました。

前半はコノシロに着いている大型のシーバスがかなりイージーに釣れていた、いわゆるコノシロパターンが爆破的に釣果を出していたようだけど、中盤以降はコノシロパターンで狙う多くのアングラーはかなり難易度が上がったんじゃないかな?と感じています。

SNSでも「今年の秋は渋い」とか「ハイシーズンはもう終わった」「コノシロは居るけどシーバスはなかなか釣れない」等の投稿が散見されたし。

実際にコノシロはオカッパリのポイントからもかなりの広範囲で確認できていたけど、実はコノシロを追いかけている大型のシーバスは少なかった……。

というのが、この秋中盤にコノシロパターンが難しかった大きな理由の1つではないかとみています。

では何故カトキチはそれ以降も釣り続けたのか?
というと、目に見える(確認できる)ベイトに依存しなかったからです。
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《Cookai SLIM140》

「でも、コノシロがルアーに引っ掛かってくるポイントで、水面がバシャバシャとなってシーバスに追われてた!」

という話も聞くし、太いシーバスも釣れてるけど!という人も多いとは思います。

でも、なかなかコノシロパターンでは釣果に繋がらない………と。


この秋のメガバスミッション中にカトキチが釣ったシーバスは70cm upだけでも70本は超えていたけど、実はその全ては明確にコノシロパターンと呼べるモノではなかった。

これはバイトの出方でも大体分かるんだけど、おそらくメインになっていたのは15cm~20cmのボラ。
その他にサッパやイワシ等の混在だったと思うのです。


では、コノシロが居るポイントで水面がバシャバシャしてるのは何?


これは、近くに居るコノシロ以外のベイトの群れを追いかけて、コノシロの群れにシーバスが突っ込んだ際に、コノシロが驚いて水面付近で逃げ惑っているという状況が多かったのではないでしょうか?


良く水面を観察していれば、水面がざわついてもボイルが起こらなかったり、ボイルで跳ね飛ばされるベイトが明らかなにコノシロのシルエット、大きさではないのが一目瞭然。

実際に、コノシロが近くに居るポイントで釣ったランカーからは20cm前後のボラやイワシを何本も吐き出した極太の個体も何回か釣っているし。
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《マリンギャング空海140F》

これが、ハイシーズン中盤以降にコノシロパターンで狙うと釣果に繋がり難かった答えの一つだと考えています。

インスタには、『目に見えるベイトに惑わされない事』みたいな事を書いたけど、これはそう言う意味です。


1年を通して、例えばバチパターンだったりイナッコパターン、イワシパターンなどでも、見えているベイトで釣果が出にくいときは、実は全く違うレンジやルアー、アプローチで釣果が出る場合があって、そういった目に見えるベイトやライズに惑わされない、『現場の状況を俯瞰の目で観ること』が重要になってくると思っています!

これはシーバスに限らず他の魚でも当てはまること。

そういうことも有るんだなぁと頭の片隅にでも覚えておくと状況対応力が養われるかも知れませんね。


そんな感じで10月後半から12月中旬まで、クロダイやメバル狙いを封印して行ったメガバスミッション·ランカーハンティングは、1ヶ月半で70cm up70本以上。
その中で80cm以上のランカーシーバスは20本という結果で終わりました。
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《KANATA SW  160》


このミッションには特に期間は設けていなくて延々と続けてしまいそうだったので、自分で2ヶ月として12月19日で幕を降ろしたのです。
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《GENMA110S 21g》



また、インスタやF.Bでリアルタイムに知っている方も居るとは思うけど、通常釣行ではカトキチは大会以外ではメジャーを使用していません。
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《X-80 MAGNUM》


これは、単純に面倒くさいというのもあるし、少しでも早くリリースしたいという思いがありメジャー乗せ、そして物持ち自撮りも殆ど行わないのです。



今回のミッション中は70cm upでも殆ど写真撮らずに即リリースなんてことをしてたから、シーバスを地面に置かず、オーシャングリップでぶら下げたまま、ポケットメジャーでサッと計って即リリースしてたので、実はランカー有る無しサイズを誤計測してランカーを70cm後半だと思ってさっさとリリースしていた可能性がかなり大きいのです。

まあ、今さらそんな事はどうでもいいんだけど、そんな習慣が災いして
「メジャーに置いてないけど本当にランカーなの?」
という疑念を生んでしまったのも事実。

カトキチと仲の良い友人はサイズも計らず直ぐリリースするのを知ってるけど。

SNSで公表しているランカー本数(20本)よりも実際は多くランカーを獲っていると個人的には思っているんだけど、「一般的なランカーへの価値観とカトキチの価値観は全然違うのよ」というアドバイスもされたりしたこともあり、やはりランカーと定義して公表した以上は掲載した魚のサイズが不明瞭だったよなぁと反省しました。

なのでその翌日にはちゃんとメジャーを添えたランカーを釣って自分なりの証明を行ったのです。
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《カゲロウ155F&ドラム140》


苦手な物持ち自撮りも頑張ってみたけどまあイマイチ(泣)
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今回のミッション中は、ダブルランカー2回、トリプルランカー、そしてクワッドランカー(4本)という夜もありました。
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1釣行での複数のランカーキャッチは、勿論良い状況ありきなんだけども、重要なのはどういうファイトスタイルで獲るか?が次のランカーに繋がるキーになります。

簡単にいうと、出来るだけヒットポイント周辺では水面で暴れさせないということ❗

ファーストインパクトでしっかりとアワセを入れて、あとは8割程度の力で寄せてくることで、良いサイズの潜むポイントを荒らさないという事です。

慣れてくればエラアライも高確率でスカすことが出来るので、そういう事も意識するといいですね。

あと、重要なのはロッド。
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《Cookie CK-96MS》


これに関してはメガバスのオフィシャルブログに書いているので、興味がある方は覗いてみてください。


また、メガバスミッション中には、釣り業界のある方をガイドしました。

カトキチのスタイルと、現在のリアルなシーバスハンティングを知りたいとの旨のオファーなので、あえて釣り難いけど、的確な状況判断を行い適切なルアーセレクトとアプローチをすればしっかりと答えが返ってくるというポイントを選び、カトキチスタイルの釣りを体現して頂きました。

近くでやってるアングラーさん達にはほぼヒットがない状況。

カトキチは少し離れたところで刻々と変化する状況下でルアーローテーションしながら『アタリの出方』を探り、そのアタリの出方、わずかな違いを考察してこのルアーでこういうアプローチで狙ってくださいとレクチャー。

同じパターンではほとんど連発しないけど、レクチャーした数分後にはヒット。

というのを繰り返して、ランカー1本を含むツヌケを達成してくれました!

勿論、本人の経験値と状況判断力ありきの釣果ですが、ルアーローテーションとアプローチの変化でシーバスの反応やサイズが明確に変化するということを経験したもらえたのです。

ちなみに、サイズが出なくなってから試しに10投ほど立ち位置を交代してもらった数投目にカトキチはランカーを釣ったのですが、それに関しては『状況に合わせて巻き感を合わせる』という経験値と勘の部分なので言葉では説明が難しいです。


そんな感じで終了した2021年のメガバスミッション。

個人的には、この釣果がMAXだとは全く思っていなくて、シーズン序盤に昨年のメガドッグやコノシラスシャッドを使ったアベレージ80cm超の釣りを絡めたランカーハンティングを来年はやってみようかな?と思っています。
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《プロトペンシル》97cm


ただ、来年の事は全く分からないし、違う釣りに夢中になっていれば忘れてるかも知れないので、来年もし気が向いたら……という感じ。

ちなみに、メガドッグ180もちょっとだけ使いました。
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《メガドッグ180》

怪我の影響で、長時間重いルアーをキャストできなかったので、70cm up止まりでしたが、去年はプロトでランカー獲ってるから個人的には納得してるかなと。
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《メガドッグ180プロト》


プロトはさざ波等で若干水中に入りやすいセッティングでしたが、湾奥河川やボートで使う場合に、波や風で水中にあまり入らない様に、水面のみで勝負できるようにというインプレッションをフィードバックしていたのもあり、現在の仕様になっている様です。
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おまけ

メガバスミッション中のゲストランカー達❗

カゲロウMD125Fに出たクロダイ57cm‼️
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こちらもカゲロウMD125Fに出たメーターオーバーのドラゴンタチウオ‼️
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そしてゾンクシンペンで釣れたモクズガニ❗
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《ゾンクシンペン77》
このサイズはなかなか見ない大きさなんだけど、少し前に更にデカイ山太郎も捕獲してるからちょっと物足りないけど。

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両脚を開くと40cm近いのスーパーランカー‼️
国内最大級のモクズガニ。
こんなのが居るから東京湾奥は面白い。


サイズではなくイケメンNo.1‼️
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《ジャイアントDOG-X》
他にも書きたい事は沢山あるけど、この更新が2021年ラストのブログ更新になります。

続きはまた来年かな。

それでは皆様良い御年を御迎えください。




『俺は、俺の責務を全うする❗』
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《POP MAX》
的な感じで来年もマイペースで楽しみます。



メガバスミッション
シーバス70cm以上のヒットルアー
(☆はランカー捕獲)

☆ゾンクシンペン77
☆マリンギャング空海140F
·Cookie SLIM120
☆Cookie SLIM140
·MEGA DOG180
☆カゲロウMD125F
☆カゲロウ155F
☆カゲロウ124F
☆X-80MAGNUM
☆KANATA SW
☆ゲンマ110S 21g 
·X-80SW
·X-80LBO Shallow
·ONE TEN LBO SW
·ビラン70
·カットバイブ77
·コノシラス
·DOG-X(W)
·ジャイアントDOG-X
·ジャイアントDOG-X SW

☆トップウォーターペンシル(プロト)



以下廃盤ルアー
☆DO-RAM140
·カッター115
·カッター125
·X-WAVE SW
·エドニス92



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