有明海の魅力に取りつかれ、４度目の遠征。

遠征と言っても、意外と近い。

島原というフィールドは、有明海の干満差の影響で、とにかく満ち引きが早い。

わずか数分で潮位が大きく変わる。

さらに流れているところはヤバいほど速い。

そしてシャロー・・・

こんなところで釣りを成立させることができるのは、凄腕アングラーのみである。
初心者は・・・沖へ流される可能性が極めて高い。

流れのないところで釣れば問題ないが、そんなところに魚はいない。

私のホームフィールドにはない強烈な流れ。

その流れにランカーが潜んでいるのだ。

岩もゴロゴロしているので、ゆっくりと歩を進めなければ、転んで沈してさようなら～。

この日も凄腕アングラーのＴｕｋａｓａさんと気ままにランガンフィッシング。

前半戦は・・・ノーバイト

Ｔｕｋｓａさんは・・・ワンバイト

とうとうホゲてしまうのか・・・といった時間が流れる

一筋縄ではいかない島原シーバス。

島原を知り尽くした人と一緒でも、難しいものは難しい。

ここでＴｕｋａｓａさん、ガチ勝負をするとのこと。

顔つきが変わった。　この人本気だ(゜.゜)

「行きますよ！」

と一声かかる。

「ここ！？」

「まじっすか！？」

「滑ったらどうなります？」

「流される・・・」

「ですよね・・・」

「あわてず、ゆっくり行ってください」

「了解です・・・」

こんな会話をしながら、私は流された時のことを考えながら歩を進めた。
流されても、落ち着いて対処するんだ・・・と。

流れをかわし、岩に乗る。

とりあえず一安心。

この流れで釣る！？

ルアーは一気に流され、ロッドに負荷がかかる。

どういう釣りが成立するのか・・・。

とにかく私は、自分の今までの経験と知識をもとに探っていく。

と、Ｔｕｋａｓａさん。

「いますよ♪」

まじですか？　なぜわかる？

そして、Ｔｕｋａｓａさんのロッドがしなる。

ホントだ！

私のテンションも最高潮♪
これに続いて連発だ！！

しかし・・・

いろんなコース、ルアー、流し方でも食わない。

その間、Ｔｕｋａｓａさんは３本キャッチ。

なぜだ？？？？？

何が違うんだ？？？？？

聞くしかない。
意地なんてないし、地元は地元の人に聞いた方が勉強になる。

「かくかくしかじか・・・」

「本気ですか？」

この流れを知り、攻略する釣り方を伝授してもらった。
企業秘密らしいが。
正直半信半疑で聞いていた。

そして、その通りにやってみると・・・


ガツン！！と食った。
こんな釣り方が成立するなんて・・・目からうろこである。
流れを知る者と知らない者の差がこうもでようとは・・・。
これだからおもしろい。

ここでまた島原の魅力に取りつかれることとなった。
流れの釣り・・・奥が深く、超おもしろい！！

ホームフィールドでも試してみたいが、そんな流れどこにあるのやら・・・



使用ロッド：レクシータ１０７
使用リール：セルテート３０１２Ｈ
使用ライン：Ｘ８（１．２号）
使用ルアー：コスケ１１０、アサシン１４０、スイッチヒッター１２０ｓ、ドリペン１１０
　　　　　　　　スネコン１３０　　など