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岡林 弘樹(オカバ)

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アジア放浪記Vol1「プロローグ」

アジア放浪記Vol1「プロローグ」




















日本は働き過ぎだと言われる。

確かに、労働にまつわる色々な問題が社会現象となって労働者は翻弄され続ける。

今、毎日過酷な環境を働き抜いているサラリーマン達は日本で一番ロックだとさえ思う。

何にも変え難い、守るべき家族や恋人や友人の為に生きる。

そんな覚悟は、「労働」という荷物を背負う事でキワ立つ。

最早、労働は守るべきモノに対して敵にさえなり得る、とも思えてしまう。

この広い社会。

皆、上を見ても際限なく下を見てもキリがないと言う。

どこに行っても減らない残業。
どこに行っても居るダメ上司。
どこに行っても増えない賃金。

それって本当なの?

そんなの辛くない?
















生きる理由が明確じゃないと、社会にまで抹殺されそうな今。

正に今。

釣りって、どこまで心に響くんだろう?

生きる理由になるんだろうか?



















今後の人生、色々想い描いた結果。

次のステップに進むため。

退職届を出した。

幸い、過酷な「労働」とは言いがたい職場だった。

尊敬出来る上司、先輩、同僚が居た。

正直、もう一度手に入れようと思っても手に入らない環境だと思った。

でも、後悔は無い。

後悔してる暇なんて無い。

そして受け取った、退職日までの有給休暇。

休暇全部を突っ込んで、出来た旅が表題。












「アジア放浪記2018」







です。
はい。
先走りワアワア言ってしまい申し訳ないです。



今回は5月4日から5月26日までの23日間、シンガポール~マレーシア~タイ~カンボジアの4ヵ国を周ってきました。
各国を周りきるには十分ではない日程でしたが、笑いアリ笑いアリ、そして笑いアリの旅となりました。



笑えない場面もあったけど・・・。笑



というわけで。



28歳サラリーマンとして最後の旅日記。


本日より始めさせて頂きます!!!

















5月4日。
出発当日、13時前には関西国際空港へ到着した。
チェックイン前に最後の日本料理「すき屋の牛丼」を流し込んで出国ゲートへ向かう。
予想外に荷物検査やイミグレが混んでいて面食らった。
特に時間が迫っている訳でもないので、ゆっくりと出国ゲートをくぐる。




今日の宿も取らないと。
まだ取ってなかった。
飛行機を待つ間にBooking.comで最寄駅やアクセスの良さそうな宿を探し、予約しておいた。















 











今回は「スクート」というLCCを利用してみた。
色々調べてて「遅延や欠航が多い」という評判をチラホラ目にしていたのだが。
しかし、それに換えてもいい程の安さなのである。
チケットを取る際、悩み苦しみ、ひと通りオロオロし、気がついた頃には無心でポチってしまっていた。




フライト時間は15時35分~20時50分
宿のチェックインは0時までだ。
ちょっとくらいの遅延など問題ない。



時刻は14時過ぎ。
ゆっくりコーヒーでも飲みながら搭乗開始を待つことにしよう。




そして待つこと




2時間。



時刻は16時過ぎ。



安定の遅延である。



到着機遅れとかのアナウンスもなく、普通に遅延するって事が初めての経験だったのでビックリしたけど。
まぁ、想定の範囲内だ。
大丈夫だから落ち着いて飛んでねスクート君。


そして17時前、ようやく搭乗案内が開始された。








飛行機に乗ってみれば快適なもんだ。
そのまま、100均で買った膨らますタイプの首枕を装備すれば・・・。




はい!就寝です!




おはようございます!
シンガポール!!





といっても時刻は21時半くらい。




やべ。
結構急がないとチェックイン間に合わないんじゃね?




飛行機では入国カードが配られなかったので、イミグレ前にて記入する。
まぁこれも結構混んでる。





ジリジリと時間が押したが、無事に入国完了。
















あぁ。
シンガポール来ちゃった。


俺の荷物はよ流れてこい。
レーンを行く荷物を眺める。














無事に荷物ピック完了。
次はMRT(電車)にて市街を目指すことにした。
早速、空港MRT駅の場所が分からなくて多少ウロウロしてしまう。


駅見つけた。



MRTに飛び乗り、揺られること15分ほど。
宿の最寄り駅に到着した。




駅から宿は、歩いて5分ほどらしい。
とりあえずチェックインして、荷物を置いてから近くに飯屋でも探しに行こう。




宿周辺は商店街のようになっており、時間が時間なだけにシャッターが閉まりきっている。




グーグルマップで宿周辺を探すが、それっぽい建物は見当たらない。




あれ?
おかしいな。





何回か周辺をウロウロしてみると



シャッターが閉まりきった宿の姿が目に入った。


まだ23時前なのに、なんで閉めてるんだ?









嫌な予感がする。



とりあえず入り口にある呼び鈴を押す。



人の気配はない。



呼び鈴を連打する。



人の気配はない。



シャッターをノックする!



人の気配はない!!












ウォォォォォォォ!!!!!
誰か出てきやがれェェェェェェ!!!!













結局、誰も出てこなかった。












オッケェー!
ロストホステル!!






I'm fine!!!!!!!!















Booking.comを何度見直してもチェックインは0時からだ。
これ、多分あれだ。

来るの遅いし面倒だから閉められたパターンかな?






なんてアジアなの!嬉




その後、粘るも宿からの返信は無い。




もっかい探すかぁ・・・。




気を落としてもしょうがないので、近隣のゲストハウスを何件か回ってみる。
が、時間も時間なので空きは無い。





結構歩いたぞ。
まいったなぁ。
下手したら初日から野宿か・・・。
などと思いながら歩いていると。





怪しいホテルを見つけた!





いや、怪しい。





フロントにスタジオジ○リのキャラみたいなんおるし。
あれ。湯○婆やん・・・。







しかし、時刻は0時になろうとしている。
もうココ意外チャンスは無いかもしれない。




行くしかない!!












僕「一泊おいくら?」

湯婆○「うるさいねぇ。静かにしておくれ」

僕「ここに泊まりたいんです!!」

坊「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」

湯婆○「大きな声だすんじゃないよ!」

僕「泊まりたいんです!お願いします!!!」

湯婆○「うるさいねぇ。誓約書にサインしな!弘樹・・・贅沢な名前だねェ・・・今日からお前の名前は・・・」


















一泊50Sドルのシングルルームでした。
ちなみに湯バーバは意外と良い人っぽかったよ。




しかし予想外の出費。
50S$(約4000円)とはいえ、まだまだ始まったばかりなので無駄使いは出来ない。
※1S$(シンガポールドル)=約80円




そして、更にツラいことが。





シングルはシングルだった
しかし、
壁がカビで覆われている。

これまたジ○リ仕様。


まっくろく○すけ出ておいでー!と言う前に出てきてしまっている。



部屋に入った瞬間、カビの臭いで咳き込んでしまうレベル。




トイレやシャワーからも尋常ではない下水の臭いがする。






やばい宿に来てしまった・・・。







多少の匂いなど気にするタチではないが、まぁなんというか生命の危機レベルの臭いの前ではさすがにお手上げといったところだ。



湯ばーばは、もうこの部屋しか空いていないという。



金払っちゃったし。しょうがねーか・・・。




そのまま荷物を置いて、逃げるように飯屋を探した。

















周辺は中華料理屋が沢山あり、とりあえず一軒入ってみたが結構美味しかった。
ビールが3S$にチャーハン7S$で合計10S$(800円)



抑えたつもりでも、結構お金かかってる。


















そんな感じで1日目が終了した。
まぁとにかく、無事に1夜目を過ごせそうな事に乾杯だ。
部屋はヤバイけど・・・こんなのこの先に比べれば大したこと無いはず。



明日は市内を散策しよう。
もちろん、釣竿も同伴で。




なんて、色々な思いを馳せながら。
窓を全開にした部屋で、カビまみれのベッドに身を任せ眠りについた。

























アジア放浪記Vol1「プロローグ」~終~
Vol2へ続く・・・・。

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