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▼ Newルアー ラピード開発話 第三弾!!
こんにちは!!
湘南方面ではいよいよシイラ開幕しました!
いよいよ海が夏っぽくなってきてテンションが上がってきているMotoiです
さて今日はラピード開発話第3弾
今回のネタはアクションを出すキモの部分になります
プラスチックとウッド、発泡材のルアーを比較すると同じ重量でも中身が大分変ってきます
一番大きいのが素材自体に浮力があるかないかという部分
プラスチックはもちろん前者です
素材自体に浮力がないのでエアルームを作って浮力を持たせなくてはなりません
ただしエアルームを作るとどうしても外側に重量が偏ってしまうので不具合が生じてしまいます
その辺はコチラのブログを参考に
⇒http://www.fimosw.com/u/mariafishing/h33oi7uexoa8yh
そして次に問題なのがワイヤ構造です
一般的なウッドルアーのワイヤ構造は本体の中心に穴を空けそこにワイヤを通す構造です

図をみても重量がある程度均等に分散されているのがなんとなく想像できると思います
そして一般的なプラスチック製品の貫通ワイヤ構造の断面がこちら

ワイヤとその周りの樹脂によってどうしても下部に重量が偏ってしまいます
ただし、決して下部に重量が偏ると悪いというわけではありません
下部に重量が偏ると基本的にはバランスが安定するのでアクションも安定したアクションが出しやすくなります
ミノーやバイブレーションなどで下部重心のルアーが多いのはこの理由です
強い波動のウォブル特徴であるローデッドも下部重心により安定して強波動を出すことを目的にしたウエイト配置になります
しかし今回のラピードについてはこの安定性が逆に邪魔となりました
安定しているという事はアクションさせるためにはそれなりの「きっかけ」と「入力」が必要ということになります
細見のボディではきかっけを作りづらく、入力を強く求めるとアクションスピードが限られてしまう
そもそもスレ気味のターゲットに対してのアプローチでは安定とは真逆のイレギュラーなアクションが欲しいところ
そこで取り入れたのがこちらのウエイト構造になります

貫通ワイヤと樹脂の偏りを相殺するためのカウンターウエイトを本体中央に配置

断面はこのようなイメージですね
書いてしまうとこれだけなのですが、実際にやってみるとかなりの苦労になりました
ローデッドでも行ったようにリブの枚数と配置、厚みなどをコントロールしてウッド並みの水絡みを求めるのも同時に行わなければいけないのでそれぞれの要素が複雑に絡み合い
ウエイトの配置やリブの配置が少しずれただけでも安定感が強くなってしまったり、逆に不安定になりすぎて回転してしまったりします
もちろんボツ試作品の山がさらに高くなったのは言うまでもありません
0.5mm内容を変えるごとに試作を行い、トライにトライを重ね最終位置を決定しました
この調整については自社内で即座に試作品が作れる環境あってこそ出来る芸当だと思います
そんな苦労を経てようやくアクションマスターが完成しました

いよいよ金型に着工ですがここから別の苦労が始まります・・・
続きはまた次回!!
By Mariaスタッフ Motoi
湘南方面ではいよいよシイラ開幕しました!
いよいよ海が夏っぽくなってきてテンションが上がってきているMotoiです
さて今日はラピード開発話第3弾
今回のネタはアクションを出すキモの部分になります
プラスチックとウッド、発泡材のルアーを比較すると同じ重量でも中身が大分変ってきます
一番大きいのが素材自体に浮力があるかないかという部分
プラスチックはもちろん前者です
素材自体に浮力がないのでエアルームを作って浮力を持たせなくてはなりません
ただしエアルームを作るとどうしても外側に重量が偏ってしまうので不具合が生じてしまいます
その辺はコチラのブログを参考に
⇒http://www.fimosw.com/u/mariafishing/h33oi7uexoa8yh
そして次に問題なのがワイヤ構造です
一般的なウッドルアーのワイヤ構造は本体の中心に穴を空けそこにワイヤを通す構造です

図をみても重量がある程度均等に分散されているのがなんとなく想像できると思います
そして一般的なプラスチック製品の貫通ワイヤ構造の断面がこちら

ワイヤとその周りの樹脂によってどうしても下部に重量が偏ってしまいます
ただし、決して下部に重量が偏ると悪いというわけではありません
下部に重量が偏ると基本的にはバランスが安定するのでアクションも安定したアクションが出しやすくなります
ミノーやバイブレーションなどで下部重心のルアーが多いのはこの理由です
強い波動のウォブル特徴であるローデッドも下部重心により安定して強波動を出すことを目的にしたウエイト配置になります
しかし今回のラピードについてはこの安定性が逆に邪魔となりました
安定しているという事はアクションさせるためにはそれなりの「きっかけ」と「入力」が必要ということになります
細見のボディではきかっけを作りづらく、入力を強く求めるとアクションスピードが限られてしまう
そもそもスレ気味のターゲットに対してのアプローチでは安定とは真逆のイレギュラーなアクションが欲しいところ
そこで取り入れたのがこちらのウエイト構造になります

貫通ワイヤと樹脂の偏りを相殺するためのカウンターウエイトを本体中央に配置

断面はこのようなイメージですね
書いてしまうとこれだけなのですが、実際にやってみるとかなりの苦労になりました
ローデッドでも行ったようにリブの枚数と配置、厚みなどをコントロールしてウッド並みの水絡みを求めるのも同時に行わなければいけないのでそれぞれの要素が複雑に絡み合い
ウエイトの配置やリブの配置が少しずれただけでも安定感が強くなってしまったり、逆に不安定になりすぎて回転してしまったりします
もちろんボツ試作品の山がさらに高くなったのは言うまでもありません
0.5mm内容を変えるごとに試作を行い、トライにトライを重ね最終位置を決定しました
この調整については自社内で即座に試作品が作れる環境あってこそ出来る芸当だと思います
そんな苦労を経てようやくアクションマスターが完成しました

いよいよ金型に着工ですがここから別の苦労が始まります・・・
続きはまた次回!!
By Mariaスタッフ Motoi
- 2016年5月31日
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