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▼ ナイロンとPVDF
タイトルのとおり、ラインの話。
と言うのは、僕が好きな(良く使う)ナイロンの太いヤツが、最近あんまり売ってないんです。
ベイトに太い糸を巻きたい時はナイロン派なんですよ、僕は。
ただねぇ・・・
全てがナイロンって訳じゃあないんです。
要は、使い分け。
ラインの特性(特徴)を掴んで、自分の好みの釣りをする。
ベイトの太いのにはナイロンだけど、繊細なスピニング、特にネコる時はフロロが絶対です。
ロックでベイトフィネスする場合もフロロ。
遠投する時やディープにはPEも使います。
ただ、太糸のベイトにはナイロン。
その理由は、使いやすいから。
フロロと比較して、水馴染が良いこと、伸びるのでネガカリが外しやすく、合わせ切れが少ないこと、などなど。
根ズレに弱いとか、感度が良くないとかありますが、16lb以上ならあんまり関係ないです。
感度に関しては、シンカーを鉛以外にすればいいし、最近のロッドは高感度!
で、タイトルの「ナイロンとPVDF」ですが・・・
ナイロンは、まあ、そのままナイロンってコトで(笑)
PVDFは何かと言うと、ポリフッ化ビニリデン、釣り糸でフロロカーボンと呼ばれているもの。
前段で述べたように、各々に特徴があるので、ちょっと数値で比較してみた。
PA66(一般的なナイロンの規格)、PVDF、いずれも一般的な数値なので、どちらも釣り糸にした場合は多少は違うと思う。
コーティングがあったり、分子量や配置を変えたりと、メーカーで色々工夫しているはずだ。
しかし、この数値を見れば素材の特徴が良く判ると思う。
海水の比重は1.023なので、フロロの方が沈みやすいが、沈みにくいという利点を生かすならばナイロンだ。
吸水率はフロロはほぼゼロ、ただ、ナイロンは吸水すると水への馴染が良くなる。ただ、強度は落ちるが・・・
引っ張り強度(単位面積あたり)はナイロンの勝ちだが、これは分子量やコーティングなどの加工技術によって変わるので千差万別。
同じ太さで、同じポンド数のフロロとナイロンがあるので。
伸び率=感度であればフロロの勝ちなんだが、ネガカリを回避させるには、ある程度伸びがあったほうが楽。
伸びないライン(特にPEはその傾向が顕著)を使うと、シンカーがガッチリ噛んで外しにくくなるからだ。
ここで無駄な知識の披露なぞ・・・
ナイロンは、その昔デュポン社で研究していたカロザースが発明した。
当時、繊維と言えば綿やシルクなどの自然繊維で、石炭や石油から作った合成繊維なんてのは夢みたいなモノだったと。
で、出来たのがナイロン。
「石炭と空気と水から作られ、蜘蛛の糸より細く、鉄よりも強い」こんなコピーで売られていたという。
しかしながら、カロザースは晩年精神を病み、功績をあまり認められないまま亡くなった。
合成繊維全盛のいま、彼の発明が無かったらどうなっていたか・・・
小学生の頃に読んだ、エジソンやワシントンの伝記の一番最後に数ページ載っていただけのカロザースだが、今でも鮮明に覚えている。
だから、ナイロン派って訳じゃないんですが(笑)
ナイロンのことばっかり書くと、フロロに失礼?なので、ちょっとそっちのコトも。
PVDFの原料を作っている化学会社は世界でも少なく、クレハはその中の1社である。
シーガーが釣り人に優しいのはそのお陰だ、多分。
普通はナイロンより値段が高いはずなのに、ボビン巻きであの値段・・・
平行巻きじゃなくなったけど、それで十分。 クレハさん、頼みますヨ。
もうひとつ、このPVDFは誘電率が高い。
簡単に言うと、変形させると電圧を発生させると言うコト。
物理量を測定するセンサーや、スピーカーなどの振動板、ピエゾ素子のようにアクチュエーターとしても使える。
こういった素材はセラミックなどが多いが、PVDFを使うと、透明だったり、曲がる素材が出来る。
色んなモノがあるらしいですヨ。
段々、まとまりが無くなってきたので、この辺でおしまい。
と言うのは、僕が好きな(良く使う)ナイロンの太いヤツが、最近あんまり売ってないんです。
ベイトに太い糸を巻きたい時はナイロン派なんですよ、僕は。
ただねぇ・・・
全てがナイロンって訳じゃあないんです。
要は、使い分け。
ラインの特性(特徴)を掴んで、自分の好みの釣りをする。
ベイトの太いのにはナイロンだけど、繊細なスピニング、特にネコる時はフロロが絶対です。
ロックでベイトフィネスする場合もフロロ。
遠投する時やディープにはPEも使います。
ただ、太糸のベイトにはナイロン。
その理由は、使いやすいから。
フロロと比較して、水馴染が良いこと、伸びるのでネガカリが外しやすく、合わせ切れが少ないこと、などなど。
根ズレに弱いとか、感度が良くないとかありますが、16lb以上ならあんまり関係ないです。
感度に関しては、シンカーを鉛以外にすればいいし、最近のロッドは高感度!
で、タイトルの「ナイロンとPVDF」ですが・・・
ナイロンは、まあ、そのままナイロンってコトで(笑)
PVDFは何かと言うと、ポリフッ化ビニリデン、釣り糸でフロロカーボンと呼ばれているもの。
前段で述べたように、各々に特徴があるので、ちょっと数値で比較してみた。
PA66 | PVDF | |
比重 | 1.14 | 1.79 |
吸水率(23℃水×24H,%) | 1.2 | 0.03 |
引っ張り強度(MPa) | 78 | 57 |
伸び(%) | 110 | 70~80 |
PA66(一般的なナイロンの規格)、PVDF、いずれも一般的な数値なので、どちらも釣り糸にした場合は多少は違うと思う。
コーティングがあったり、分子量や配置を変えたりと、メーカーで色々工夫しているはずだ。
しかし、この数値を見れば素材の特徴が良く判ると思う。
海水の比重は1.023なので、フロロの方が沈みやすいが、沈みにくいという利点を生かすならばナイロンだ。
吸水率はフロロはほぼゼロ、ただ、ナイロンは吸水すると水への馴染が良くなる。ただ、強度は落ちるが・・・
引っ張り強度(単位面積あたり)はナイロンの勝ちだが、これは分子量やコーティングなどの加工技術によって変わるので千差万別。
同じ太さで、同じポンド数のフロロとナイロンがあるので。
伸び率=感度であればフロロの勝ちなんだが、ネガカリを回避させるには、ある程度伸びがあったほうが楽。
伸びないライン(特にPEはその傾向が顕著)を使うと、シンカーがガッチリ噛んで外しにくくなるからだ。
ここで無駄な知識の披露なぞ・・・
ナイロンは、その昔デュポン社で研究していたカロザースが発明した。
当時、繊維と言えば綿やシルクなどの自然繊維で、石炭や石油から作った合成繊維なんてのは夢みたいなモノだったと。
で、出来たのがナイロン。
「石炭と空気と水から作られ、蜘蛛の糸より細く、鉄よりも強い」こんなコピーで売られていたという。
しかしながら、カロザースは晩年精神を病み、功績をあまり認められないまま亡くなった。
合成繊維全盛のいま、彼の発明が無かったらどうなっていたか・・・
小学生の頃に読んだ、エジソンやワシントンの伝記の一番最後に数ページ載っていただけのカロザースだが、今でも鮮明に覚えている。
だから、ナイロン派って訳じゃないんですが(笑)
ナイロンのことばっかり書くと、フロロに失礼?なので、ちょっとそっちのコトも。
PVDFの原料を作っている化学会社は世界でも少なく、クレハはその中の1社である。
シーガーが釣り人に優しいのはそのお陰だ、多分。
普通はナイロンより値段が高いはずなのに、ボビン巻きであの値段・・・
平行巻きじゃなくなったけど、それで十分。 クレハさん、頼みますヨ。
もうひとつ、このPVDFは誘電率が高い。
簡単に言うと、変形させると電圧を発生させると言うコト。
物理量を測定するセンサーや、スピーカーなどの振動板、ピエゾ素子のようにアクチュエーターとしても使える。
こういった素材はセラミックなどが多いが、PVDFを使うと、透明だったり、曲がる素材が出来る。
色んなモノがあるらしいですヨ。
段々、まとまりが無くなってきたので、この辺でおしまい。
- 2016年6月15日
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